20:00
これより会議を開きます。災害対策に関する件について調査を進めます。この際、お諮りいたします。本件調査のため、本日、政府参考人として、内閣府政策統括官高橋健二君、総務省大臣官房審議官濱田敦史君、総務省大臣官房審議官鈴木清君、総務省自治行政局公務員部長小池伸之君、厚生労働省大臣官房高齢障害者雇用開発審議官田中幸子君、厚生労働省大臣官房審議官鳥居陽一君、厚生労働省大臣官房審議官蔡志朋一君、経済産業省大臣官房審議官真部秀樹君、中小企業庁経営支援部長松浦哲也君、国土交通省大臣官房技術審議官木口雅彦君、国土交通省大臣官房技術参事官西村拓君、国土交通省水管理国土保全局長広瀬雅彦君、国土交通省道路局長庭勝彦君、官公庁審議官静岡智一君、環境省大臣官房審議官前田光也君、及び環境省大臣官房審議官飯田弘文君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、ご異議ありませんか。ご異議なしと認めます。よって、そのように決しました。質疑の申出がありま すので、順次これを許します。
21:45
おはようございます。自民党の高取修一でございます。本日は質問の機会を誠にありがとうございます。先月、野党の和島市へ往復10時間、現地滞在を合わせて16時間かけて滝差しに行ってまいりました。この度の震災で犠牲となられた方々に心からお悔やみを申し上げ、また被災された全ての皆様にお見舞いを申し上げます。質問に当たっては、花澄新潟県知事、米田伊東川市長、そして中川上越市長からも要望をお聞きいたしております。早速質問に入ります。被災者生活再建支援法の拡充について、被害認定に関して住宅の土台は判定の対象になっているのでしょうか。森戸を指定、宅地造成をした土台や窯壁に大きな被害がある場合、住宅自体の損害が大きくなくても修復は困難となります。住宅本体以外、土台の被害にも認定基準を拡大する考えはいかがでしょうか。
22:49
お答えをいたします。被災証明書の交付に必要な被害認定調査でございますけれども、住家を対象としておりますが、地盤面に亀裂が発生し、当該亀裂が住家の直下を縦断あるいは横断しているような場合には、地盤の被害が住家に影響を及ぼしているものとして、全壊と判定するなど適切に判定できるようにしているところでございます。また、敷地に被害を受けて住宅を解体せざるを得ない場合には、全壊と同様、最大300万円の被災者生活再建支援金の支給が可能となっているところでございます。被災自治体に対しまして、こうした取り扱いを周知徹底することにより、被害認定調査が適切に行われるよう、国として積極的に助言また支援をしてまいりたいと考えております。
23:43
私自身、周知を徹底していただきたいと思います。 次に災害救助法応急修理制度の見直しについて伺います。この制度につきましては、是非支援額の見直しを図っていただきたいと思います。例えば、上半壊で国は今34万3千円、今回は県と市で30万円ずつ上乗せをしております。また、現在対象となっていない一部損壊であっても、被災によって多額の修理費用が必要な場合もあることから、実情に見合った見直しを図ること、これは要望といたします。併せまして、被災者生活再建支援法の対象地域となっていないなど、市が独自で実施をした支援策に対して、特別交付税の配分など、特段な配慮を行うことを要望いたします。いかがでしょうか。
24:36
お答えいたします。災害への対応は、国費による措置を的確に講じるとともに、これに合わせて地方財政措置を講ずることが基本となっております。また、被災自治体が行う独自事業につきましては、被災者生活再建支援制度を上回る独自給付については特別交付税措置の対象としてはおりませんが、地方単独の災害復旧事業に当てた地方債の元利償還金に対する普通交付税措置や利債世帯数などに基づく包括的な特別交付税措置などの対応を行っているところでございます。総務省といたしましたら、引き続き伊東井川市を含む被災自治体の実情を丁寧にお伺いをし、特別交付税を含め地方交付税や地方債による地方財政措置を講ずることにより、その財政運営に支障が生じることのないよう適切に対応してまいります。以上でございます。
25:36
はい、ありがとうございます。ぜひよろしくお願いいたします。次に、港湾の耐震化についてお伺いをいたします。港湾の復旧に関しまして、今回岩壁は耐震化されても、不当の被害が深刻であったということから、岩壁と不当の耐震化を一体化して進められるよう、国の指導と予算の確保を求めたいと思いますが、いかがでしょうか。総務省、失礼しました。
26:12
これ、席逆だ。港湾の耐震化についてお答えいたします。この度の、のと半島地震では、北陸地方の4県にある29校のうち、22校に被害が及んでおり、大きな地震動や、それに伴う液状化、津波、地盤の隆起など、さまざまな要因で港湾施設に被害が発生しております。そのため、国土交通省では、現在被災した港湾の応急復旧を進めるとともに、特例的な不当用地の災害復旧への補助を含む予備費を確保し、本格的な復旧工事の準備を進めているところでございます。今後、一連の災害復旧を進める中で生じる課題を一つ一つ整理し、港湾施設の耐震化など、地域経済を支える港湾の強靱化の在り方につきまして、御指摘を踏まえながら検討してまいりたいと存じます。
27:16
はい、しっかり取り組んでいただきたいと思います。次に、固定資産税のことについてお伺いをいたします。地盤が悪いために再建を諦めて、他に転居しても残された家は売れません。これはその地域の状況が悪いということを皆さんご存じなわけですから、そうした場合、被害家屋の処理についてさらちにすれば、固定資産税が増えるので、被害家屋が放置されることが危惧されます。災害特例等の措置が可能であるのか、また制度があるとすれば、それに期限があるのか、お聞きしたいと思います。
27:57
お答えいたします。人の居住のように供する家屋の敷地につきましては、住宅政策上の検知から、固定資産税を6分の1等とする措置を講じており、付加期日である1月1日時点において、さらちとなっている土地につきましては、原則として住宅用地特例は適用されません。一方で震災等によりまして、面出または損壊した住宅の敷地につきましては、当該住宅を解体した場合でも、原則として被災後2年度分、当該敷地を住宅用地とみなし、引き続き住宅用地特例を適用する措置を講じておりまして、この措置は今回の野田半島地震の被災時にも適用されるものでございます。さらに、過去の災害におきましては、それぞれの復興状況等に鑑みまして、被災した住宅の敷地を住宅用地とみなす特例措置の適用期限を地方税法の改正により延長しているところでございまして、例えば熊本地震につきましては、被災後2年を超えて延長しているところでございます。また、災害時には地方税法において講じる特例措置に加えて、市町村の判断でさらなる減免を行うことが可能でございます。野田半島地震につきまして、さらなる税制上の措置が必要かどうかにつきましては、今後の復旧・復興の状況等をよく注視してまいります。
29:36
はい。ぜひ被災者に寄り添った対応をお願いします。最後に通告してありませんので、要望だけにいたしますけれども、宅地の液状化による被害に対する支援についてですね、液状化によるものと思われる住宅被害の大半が一部損壊でありますけれども、今後地盤の侵害や変形が起こる可能性があり、転居・転室を余儀なくされる住民も出てきております。ぜひですね、地盤の調査、あるいは地盤の安定化に対する支援・補助について、特段の配慮を行うことをお願いいたしまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。
30:38
おはようございます。ありがとうございます。
30:44
新垣にくの細田健一です。貴重な質問の時間をいただきましたことを、委員長及び理事の皆様に心から御礼を申し上げます。本当にありがとうございます。今回の地震で、お亡くなりになられた方の御冥福を祈りするとともに、被災された方に心から御見上げを申し上げます。今、高取先生からもお話がございました。新垣県でも今回、新垣市を中心に、机上下にあり、建物に大きな被害が出ています。市の調査によりますと、何らかの被害を受けた建物は、1万5千件を超えております。松村大臣には、1月の19日に、早速私の地元、新垣市 に入っていただき、現地視察を行っていただきました。そばへ対応に心から御礼を申し上げます。まず、このように、大規模な被災状況を踏まえて、質問をさせていただきます。まず、国土交通省に、今お話がございました、宅地液状化防止事業について、今後新垣市内で必ず実施をいただきたいと思っています。その前提として、新垣市が来年度行う液状化対策の調査検討委員会に、国交省の方にも御参加をいただきたいと思っていますが、いかがでしょうか。
31:58
お答えいたします。平成28年、熊本地震など過去の地震では、液状化による宅地被害が発生した地域において、自治体が実施する公共施設と隣接宅地等の一体的な液状化対策に対し、宅地液状化防止事業による支援を行ってまいりました。この度の地震についても、先般決定した被災者の生活と成り割し支援のためのパッケージにおいて、宅地等の復旧に引き続き、地方公共団体が行う公共施設と隣接宅地等の一体的な液状化対策を支援することとしており、被災自治体において、宅地液状化防止事業を実 施する場合には、必要な支援をしっかりと行ってまいります。また、被災自治体においては、今後対策方針を検討していくこととなりますが、国土交通省としても、被災自治体のご要望に応じて、液状化対策の検討会への参加など、技術的な支援を行ってまいります。引き続き、被災地に寄り添いつつ、被災自治体における液状化対策への支援をしっかりと取り組んでまいります。以上でございます。
33:05
前向きな御答弁をいただきまして、ありがとうございました。新潟市からも強い要望が寄せられているというのは、御理解いただいていると思いますので、ぜひ市と密接に連携をとって事業を進めていただくようにお願いをしたいと思います。次に、総務省にお伺いをいたします。これは先ほど高取先生から御指摘がございました。復興復旧に係る費用について、新潟区及び新潟市が臨時に大きな負担をしております。新潟県では、成り割再建支援や住宅納給修繕、新潟市では、泥復旧や被災した学校など、校庭実施の立て直し、あるいは家屋被害の補助 など、臨時に非常に大きな負担がかかっています。この費用について、特別交付税などにより、県及び市に対して、十分な財政支援をお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。
34:04
お答えいたします。1月25日に閣議決定された被災者の生活と成り割支援のためのパッケージにおいて、住民支援や行政機能の維持、及び復旧復興のために必要となる様々な財政需要を的確に把握し、適切に地方財政措置を講ずることとされております。この支援パッケージを踏まえ、被災自治体の財政負担を軽減するため、例えば被災市町村にとって大きな財政負担となる災害廃棄物処理事業につきましては、2分の1の国庫補助が講じられた上で、地方負担の95%に手厚い交付税措置を講ずることといたしております。また、避難所運営などに係る災害救助費につきましても、国庫補助と交付税措置により、新潟県では事業費の9割が財政措置されることとなっております。さらに、国庫補助を受けて実施する公共土木施設の災害復旧事業につきましては、地方負担の全額に地方財が重当可能であり、その管理省換金の95%に交付税措置を講ずることとしております。引き続き、被災自治体の実情を丁寧にお伺いし、特別交付税を含め、地方交付税や地方財による地方財政措置を講ずることにより、その財政運営に支障が生じないよう適切に対応してまいります。以上でございます。
35:31
ありがとうございました。ぜひ、県や市の意見を聞いて進めていただければと思います。最後に、大臣にお願いをいたします。大臣、先ほど申し上げたように、発災後、早速新潟市に足を運びいただいて、被災状況をご覧になっていただきまして、本当にありがとうございました。素早い対応に心から御礼を申し上げたいと思っております。県知事や市長にもお目にかかっていただき、本当に心のこもった意見交換をしていただきました。皆さん、大変勇気づけられたんじゃないかというふうに思っております。その上で、大臣にぜひ申し上げたいんですけれども、ご覧になっていただいたように、机上化で民地民家に大きな被害が出ております。これを復旧させるためには 、住宅の例えば、雑機アップでありますとか、あるいは地盤の改良を行わなければなりません。しかしながら、これは本当に大変大きな費用がかかります。これを全て、自己責任で、民家の負担でというのは本当に大変で、何らか公の支援をいただけないかという、本当に強いまた大きい声が上がっています。大臣、十分ご承知だと思いますけれども、熊本地震のときには、国の支援によって、県に復興基金を作り、復興基金によって民地民家の液状化対応に補助を実施いたしました。このような対応を、今回の時点でもぜひお願いしたいと思っております。その際に、地震による被害というのは、どこの場所でも同じです。住宅が被災して大変だという状況は、これは本当に地域によって差があるというものではございません。ですから、被災産県どこでも等しく使えるような基金を作っていただきたいというふうに、強くお願いしたいと思っております。この点についての大臣のご見解をお願いいたします。
37:32
まず、 細田園におかれましては、地元新潟、また先生のご地元が被災をなさったということで、視察の際にはご同行いただき、地元の実情、粒差にご説明いただきまして誠にありがとうございました。また、発災以降、先頭に立って復旧復興に努めていらっしゃることに敬意を表したいと思っております。まず、液状化対策でございますけれども、これに関しましては、宅地液状化防止事業が技術面での支援を行うこととされておりまして、被災自治体の財政実情についても丁寧に目配りをした上で、特別交付税等の必要な財政措置が講じられるものと承知をいたしております。既に委員もよく御存じのことと思いますが、熊本地震のときには、4月に発災をして、約6ヶ月後、10月でございました。この間、既存の国の制度を使いながらありとあらゆる対応をやり、その上でなかなか隙間に埋もれた部分は何とかできないかということで、地元の一人として政府に対して陳情をしたと、こんな経緯を覚えております。その上では、復興基金に対する財政措置については、極めて大きな災害が発生し、復興に相当の期間を要すると見込まれ、前年度の措置では対応が難しい場合におきまして、個別の国庫補助を補いない国の制度の隙間の需要について、対応する例外的な措置として実施してきたものでございます。よってまずは、国による支援策をスピード感を持って実施をして、そ の上で状況や各県の被災状況等を踏まえまして、復興基金の必要性について関係省庁において適切に判断されるものと承知をいたしております。いずれにいたしましても、復旧復興に向けた取組をしっかりと、さらに加速してまいりたいと考えております。細田健一君。大臣、ありがとうございました。あの、様々な制約があると思いますけども、大臣のリーダーシップに大いに期待しておりますので、ぜひよろしくお願いいたします。ありがとうございます。終わります。
40:25
石川県金沢選出の小森でございます。よろしくお願いいたします。野党反党、自身発散以来2ヶ月半、この間、熊本選出の 大臣として、熊本自身の復興復旧の経験をもとに、松村大臣には精力的に、そしてまた、的確に対応に当たっていただいております。また、内閣府防災部局各省庁の皆さんにも、心より御礼を申し上げます。さて大臣は、先週末に和島や須州を視察されました。ご覧になりました和島の浅井地区もそうですが、奥の都には、発災以来、景色の変わっていないところが、まだ数多くあります。市街地などでも、家が全壊して、ぺしゃんこになったまま、瓦礫が街路にはみ出したままになっている。また、大きく飛び上がったマンホールがそのままになっていて、これらにより通行止めになっている街路や道路が、まだまだ至るところにあります。大臣もご覧になったことかと思います。こうした動かない景色を動かすことこそが、被災地の力となり、復旧につながります。まず大臣に、こうした景色を動かしていく対策、何より意気込みについて伺います。
41:39
小森におかれましては、石川の地元ということで、発災直後から 、現地対策本部の公務長を務めいただきまして、緊密な連携の中に先頭に立って復旧復興を当たっていただいたことに、まず感謝を申し上げたいと思います。その上で、発災から今日まで先頭に立って復旧復興を努めていらっしゃることに敬意を表する次第でございます。16日の日に、和島、鈴、現場を見させていただき、それぞれの市長さんと話し合いをさせていただいたところでございます。ご指摘のように、確かにまだ解体も進んでおりませんし、マンホールが浮き上がった状態であったりとか、本格的復旧にはまだ入っていないというふうに感じたところでございます。その上で、水道については、ようやく今月末には概ね解消が見込まれますし、復旧復興がこれから本格的に加速させなければならないフェーズに入ってくるというような予測どおりの時間帯よりも、少し早い時間帯で持ってくることができたなと思っております。今回の被災地につきましては、やはりアクセスが非常に困難でございますし、ここへの支援者の方々の宿泊の施設、これは当初から考えておりましたが、こういったものを整備しなければ復興がしっかり加速していかないなという問題点を捉えておりました。そういう意味では、小島市長、鈴木市長と、そういった場所があるかとか、そういったものの確認もできましたし、意思の疎通もできましたし、加速させていくために、いろんな手段を使いながら、こういった支援者のための宿泊施設を設置をしてまいりましょうというお話をしてきたところでございます。これまで、野党里山空港では、コンテナハウスや仮設カプセルホテルの設置、これが進んでおりまして、また、和島市にある日本航空学園石川キャンパスでは、学校校舎、体育館等を宿泊施設として利用するなど、支援者の宿泊場所の確保が現在着々と進められているところでございます。知事ともお話をいたしましたが、今回、県が行う支援者のための宿泊施設については、特別交付税税8割補填をするというような施策も打ち出しております。これをぜひ、長谷知事にも、もっと進めていかなければ、復興が加速していきませんねと、共通認識を持ったところであり、そのことを進めていただいているところでございます。こういった復興を加速させていくための、今のフェーズでの最大のポイントは、こういったものになってくるだろうと、しっかりと対応してまいりたいと考えております。
44:37
ありがとうございます。支援者の支援についても、大きな課題であるということで、御答弁いただきました。被災後の生活が長期に及ぶ中、現在、そしてこれからの局面において、被災地によって、とりわけ大事なことというのは、被災地に住民が戻れるようにすること。そのために、仮設住宅の設置や、上下水道の復旧の加速、また、がれき処理の加速、なりわいの再建であります。今日は、残りの時間で、このうちのがれきの処理と、なりわいの再建、そして、今回改めて、行くべきになった課題であります、災害時における福祉関係者の位置づけの3点についてお伺いします。参考人の方は、ぜひ、簡潔にお願いできればと思います。まず、がれきです。今回の震災の災害廃棄物は、約240万トン。奥の都の西2町については、通常の60年分の廃棄物であります。応援の人手がなければ、令和7年度末とされる目標通りには、完了しません。大量の災害廃棄物の撤去や、処理の促進に向けて、環境省も地元と一体となって取り組んでいただきたいと思います。がれき処理については、環境省の災害廃棄物処理事業費補助金があります。野田安藤地震のような特定非常災害では、市町村に対して 、廃棄物の収集、運搬、処分などの事業費の97.5%を支援する手厚い補助があります。しかし、市や町の職員の認識の不足、業務多動などから、対応がばらついておりまして、せっかくのメニューを利用しない自治体も多く見られます。自治体が使わなければ、廃棄物の運搬費用などを負担するのは、被災者になります。環境省には、ぜひこの補助事業について、自治体に改めて周知し、活用を促すべきですが、いかがでしょうか。
46:34
お答え申し上げます。環境省におきましては、市町村が実施する被災家屋の解体、災害廃棄物の収集、運搬及び処分に対して、災害等廃棄物処理事業費補助金による財政支援を行っております。本補助金の実施に当たりましては、一部の被災自治体の職員に、補助対象の範囲などの制度に関する情報が十分には行き届いていないといった課題があると認識しております。このため、環境省におきましては、対象範囲等を整理した災害関係業務事務処理マニュアルや、広域解体撤去マニュアルを策定し、自治体に提供するとともに、被災自治体向けの 説明会の実施や、災害廃棄物処理の知見を有する環境省職員等を被災自治体に派遣するなど、対象範囲等の周知を行っているところであります。今後とも、これらのマニュアルを必要に応じ、改定するとともに、環境省職員や自治体職員の現地派遣等により、補助制度の周知を図り、また技術的条件をきめ細かく実施するなど、被災自治体に寄り添って支援を行ってまいりたいと考えております。
47:48
被災者の中には、神社、仏閣など大量の災害廃棄物を抱えているところもありまして、撤去費用の補助が実際に確実に行われるようにお願いいたします。災害廃棄物の撤去処理は、動かない景色を動かすことそのものであります。息の長い支援をお願いします。続いて、アスベストについてお尋ねいたします。アスベストはかつて建築材料として広く使われましたが、肺がんや中皮脂などの重い健康被害のリスクがあり、平成16年の高改正で使用などが禁止されています。しかし過去に吸い込んだアスベストによる中皮脂による死者数は年々増加し、直近では年間約1600人となっています。こうした健康被害を防止するため、現在建築物の解体をする際には、アスベストの被産や暴露が起こらないような措置が義務付けられています。今回のような災害時に損壊した建築物にもアスベストは含まれます。阪神アージ大震災のころから、災害時におけるアスベストの被産、暴露のリスクは問題となっております。環境省も私の手にありますけれども、このような非常に大部の取扱いマニュアルを用意していただいております。資料1、資料2にその概要版の一部をつけておりますけれども、自治体や解体工事の事業者などのアスベスト被産防止対策の周知を行っています。ノトアント自治において被災自治体や解体事業者などが、こうしたマニュアル通りの対応を実際にタイムリーに行えているのか、マニュアルが絵に描いた餅になってはいないか心配をしております。そしてまた、建物の解体現場だけでなく建物の倒壊現場、災害廃棄物の集積所などで働く方々、廃棄物の撤去を手伝うボランティアなどにもアスベスト暴露のリスクがあります。こうした無視できないリスクにさらされる人々に対して周知徹底を行うとともに、アスベストに対応する防塵マスクの着用を進めるなどの対応で健康被害のリスクを下げなければなりません。ノトアント自治における対応を伺います。
50:00
環境省におきましては、災害時における被災建築物を解体する際のアスベストの被産防止や防塵マスクの配布着用などについてまとめたマニュアルを作成しており、本般のノトアント自治におきましても、このマニュアルの活用について、被災自治体に改めて周知をしたところでございます。石川県でも注意喚起のためのチラシを作成し、ホームページに掲載するほか、市町ボランティアセンターを通じて住民やボランティアの方々に対して、アスベスト暴露防止対策について周知していると承知をしております。また、環境省では、厚生労働省と連盟で建設関係団体等に対し、石綿暴露、被産防止対策を徹底するように要請をしたところでございます。さらに、厚生労働省では、石川労働局等が巡回パトロールを行う際などに、石綿暴露防止措置に関するリーフレットを配布し、注意喚起を行っているとも承知をしております。引き続き、厚生労働省、石川県等と連携して、アスベストの暴露、被産防止対策に取り組んでまいり ます。答弁は以上です。
51:18
ありがとうございます。被災自治体は、てんやわんやの状況でありますので、環境省、厚生労働省がしっかりと支えて周知を行っていただくとともに、防塵マスクの配布などが実際に行われますように、実効的に取り組んでいただくようにお願いしたいと思います。なりわい支援について伺います。被災者の中には、地元に留まるのか、職を求めて被災地を離れるかの選択を迫られている方が大勢おります。被災地のなりわいの再建は復興の鍵であります。熊本地震の際、多くの中小事業者がグループ補助金を受給しました。野党半島地震では、このグループ補助金が発展して、なりわい再建支援補助金となっております。使い勝手の改善、コロナ被害を含む多重被害者に対して定額の補助金を新たに設けるなど、被害者にさらに寄り添った工夫がなされております。このなりわい補助金申請の第一次受付は、石川県では3月13日まででありました。既に受付を終了しておりますけれども、被害が重い事業者は、まだ申請できる状況ではありません。中小企業庁に伺います。今回の申請状況はどうだったでしょうか。また今後、二次募集も予定されておりますが、その後の三次募集等を含め、被害の重い事業者を取り残さない対応について伺います。
52:53
お答え申し上げます。委員御指摘のなりわい補助金につきましては、被災地域の復旧・復興の促進に向けて、被災中小・小規模事業者の皆様の事業に不可欠な施設・設備の復旧を支援するものであります。この補助金の公募スケジュールにつきましては、被災された事業者の中には、既に再建の準備が整っている方もいらっしゃるため、いち早く支援をお届けできるよう、ご地元石川県では一時公募を終え、次回4月1日から二次公募を開始する予定となっております。今後とも、過去の大規模災害時と同様に、複数回にわたり、公募を実施していくとともに、引き続き被災された事業者の皆様からしっかりとお話を伺 い、事業者の皆様のご支援をしながら、実態をきめ細やかに把握してあげる適切にご支援してまいりたいと、かより望みます。
53:58
ありがとうございます。きめ細やかにお願いしたいと思います。なれい補助金では、娯楽関係など適用対象とならない業種もあります。なれい補助金を受けられないために、事業再開を諦める例も聞こえてきます。これらの事業者ももちろん被災者であります。一定の戦役は必要ですが、娯楽による息抜きが被災地の方々に意味を持つことにも思いをはせていただき、さらなる緩和も考えていただければ幸いです。また、成り割再建に向けて、石川県議会は雇用調整助成金のさらなる拡充などを求める決議をしておりますけれども、被災者が希望を見出せるような従来の枠を超えた支援をぜひお願いしたいと存じます。最後に災害対応における福祉に関して伺います。資料3をごらんください。石川県議会は災害救助法における福祉の位置づけの明確化を求める意見書を今月決議をしております。この決議では災害救助法法上、高齢者や障害者などの要配慮被災者などに対する福祉関係者への支援が明確でないことから、災害福祉派遣チームDWATの活動などへの支援が不十分であるとして、災害救助法に福祉の文言を入れること、災害救助費の対象として国から財政支援を行うことなどを求めています。政府は災害救助法の運用によって必要な支援を実施しているという立場です。しかし、こうした運用による対応では、DWATの活動場所が避難所やその周辺に限られて、在宅や車中泊への支援が行き届かないといった限界があります。運用では災害救助法の適用関係が不明確で、福祉関係の活動を制約・抑制してしまうという事態が生じております。DWATが広い範囲で活動する場合にも、公的な資金支援が受けられるような整理を行い、制約を取り払うべきと考えます。のとの被災者のために、1日も早くそうした整理を行うべきと考えますが、内閣府に伺います。
56:09
お答えをいたします。DWATは、避難所におきまして、食事やトイレ解除などの福祉的な支援を行い、災害関連者などの二次被害を防止するための支援を行っていただいているところでございます。その活動におきましては、避難所を拠点とはしておりますが、周辺にお住まいの在宅避難者の方々に対しても、生活の困りごとや不安・悩みに関する相談支援等を行うことが可能となっております。災害救助法におきましては、こうしたDWATの活動に係る経費につきまして、国庫負担の対処としているところでございます。ご指摘のDWATが避難所以外で活動する場合の災害救助法の取扱いについてでございますけれども、厚生労働省の方において、DWAT活動の対象拡大の検討とされるものと合わせて検討することが必要と考えておりまして、内閣府といたしましても、厚生労働省と緊密に連携し取り組んでまいりたいと考えております。
57:12
ありがとうございます。ぜひ、厚生労働省内閣府で連携して検討していただきたいと思います。そこで松村大臣に最後にお伺いします。今回のような運用での対応にとどまらずに、福祉関係者を明確に法的に位置づけるべきだと考えております。今回の災害対応の教訓を契機とした見直しを6月までに行うという指示が岸田総理から出ております。この見直しにおきまして、今の福祉の位置づけの問題に正面からぜひ取り組んでいただきたいと思います。高齢社会での被災者対応を前進させていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
57:53
まずお答えする前に、先ほどの成り割り再建の件でございますが、実は熊本知事のときは、決算副大臣で熊本の担当をいたしましたので、先日、野党にお電話をいたしたら、友人の方々がこの成り割り再建を取り組みたいけれど、資材が高騰していること、加えて交通費等も見積もりに入ってしまい、壺100万円前後になっていると、こういうようなお話もあって、非常に悩んでいるというようなお話がございました。これは中期庁としっかりと情報を共有して、おそらく金額に見合わなければ設計変更等で時間がかかるも のと思われますので、こういった情報を共有してまいりたいと思っておりますし、委員におかれても、現場の方でいろいろなお話をしていただければ大変幸いでございます。復旧につきましては、災害対策においても、これも重要な視点だと私も考えております。このため、平時から災害時に備えた要配慮者への支援に加えまして、発災時には福祉避難所の設置、あるいは災害派遣福祉チーム、DIVAと、こういった方々を派遣をし、この経費についても国庫負担の対象とするなど、福祉的配慮の視点も踏まえた支援を行っているところでございます。また、見直しにつきましては、総理から直接指示をいただきました。今回の半島という地理的制約があることを念頭において、今回の一連の災害を振り返る中で浮かび上がってきた課題、またこれを乗り越えるための方策、また災害対応を上、有効と認められた新技術等を洗い出して、今後の初動対応、応急対応を強化するための措置等について、まず速攻性のあるものを中心に、6月末までにまとめるようにご指示をいただきました。これは決して反省会があっているわけではございません。新しい技術、これからのフェーズを先読みして先手先手で対応できるものがあれば、早急に取り入れてまいりたいと思います。その上で私の下に検証チームを立ち上げまして、自治体支援、それから避難所運営、物資調達、輸送などの検証作業を行っていこうと考えております。その中で、しっかりと福祉についても、避難所外の方々への支援、これについては今回、竹見大臣とお話をし、厚労省の中で対応いただいておりますが、しっかりと議論の対象の中で何ができるのか検討してまいりたいと考えております。
1:00:34
今回の地震の対応におきましても、かつての地震対策の教訓というのを大変活かしていただきました。ありがとうございます。野党半島地震の被災者への支援のさらなる充実と、今回の災害対応の教訓の反映をお願いいたしまして、私の質問を終えたいと思います。どうもありがとうございました。
1:01:16
公明党の赤羽和義でございます。松村大臣をはじめ、各政務三役の皆様、そして関係省庁の職員の皆様におかれましては、震災発生当日から本日に至りますまで、不眠不休で対応に当たっていただいておりますことに、まず心からの敬意と感謝を申し上げたいと思います。本当に皆様、ご苦労様でございます。公明党も発災直後に、党本部に災害対策本部を設置をいたしまして、各被災市、町の担当の国会議員を複数名以上決めまして、それぞれがその被災地域、担当地域に足を運び、そして首長の皆様とホットラインを結びながら、直接話をお聞かせいただきながら、その要望に応えているとおり、繰り返しております。私自身も対策本部の責任者の一人として、毎週被災地域に足を運びながら、これまでもいわゆる四川県六市町に加えまして、内田町の災害が広かった内田町の町長も含めて首長の皆さんとホットラインを結びながら、お会いをし、様々ご報告をさせていただいてございます。また、リモート会議も毎日開いておりまして、地元の様々な当院の皆さんですとか、お知り合いの皆さんから困っている、具体的なお困りごとをいただきながら、なかなかだんだん難しい問題とか、現地の被災自治体ではなかなか判断できない問題がありますので、その橋渡しをさせていただいておりますが、改めて申し上げるまでもなく、今回は被災自治体のそもそもの財政規模も小さい市町が多いということですとか、被災者の高齢化率も極めて高い、また半島であるか故にアクセスが大変厳しい、本当に難しい状況でございますし、相当深刻な被災状況になっていると思います。今日は、そうしたリモート会議、また現場視察等々から出てきた質問について、率直にお質問させていただきたいと思います。ちょっと20分で限られた時間でございますので、大変失礼でございますが、簡潔にご答弁をお願いしたいと思います。まず冒頭、福岡基金の増生についてということ。これは地元の石川県や富山県等々からも出ておりますし、先ほどからもご質問が出ておりました。この答弁は、答弁ラインはよくわかっています。まず国のことをやって、しかし、例えば今回、六市町だけ特別な対応をするということ自体についても、例えば、内田町の液状被害で全壊になった方々、他の全壊になった方々、何で同じ全壊なのに、六市町じゃないと支援が半分以下なんだと、極めて率直な、これ私も相当問題があるんじゃないかなと。しかしこれは、私は国は国の制度としてある、それを補完する形で、福岡基金で地元が対応する、こうした仕組みでやっていくべきだと思いますし、これは大臣のご地元の熊本の時もそうだったと思いますし、そうしたことが非常に大事だと思います。今は答弁は、先ほど出たとおりだと思いますの で、答弁は求めませんが、そうした思いだけは、もって必ず、福岡基金を造成していただきたいということを強く求めたいと思います。まず、被災証明の被害人について、大変不満が多いというのを率直に私は感じます。その方たちはほとんどが一部損壊なんですね。私も長年阪神淡路大震災で自分も家を失った被災体験をしながら、30年この災害法制に絡んできましたけれども、率直に言って今一部損壊だと、ほぼほぼ支援は受けられないというのが、今の日本の法制度になっているのが現状です。その中で、先ほどお話も出ておりましたが、被災者生活再検診法の被災認定というのは、全壊、大規模犯壊、そして中規模犯壊、加えて犯壊の解体世帯とか、あと敷地の被害に受けて解体をしなければいけない。そして長期避難世帯。新しく最後の2つがついているんですが、敷地の災害ということでは、今回やはり液状化、先ほど自民党の皆さんからの質問がございましたが、家は普通なんだけど毎日沈んでいると。とてもじゃないけどここにはもう住めないという方がたくさんいらっしゃいます。それが被災認定では一部損壊とか、軽微なものになっていて、なかなかそれじゃ受けられない。これやっぱり被災者生活再検診法、この法改正は私実は、私は議員立法を作った法律なんで、そうした意味合いからですね、やっぱり新しい災害の被害の状況が出たら、それに対応するのが私は災害対策の本質だと思いますので、今回これだけ液状化がひどいときには、柔軟に、そうした液状化による解体を余儀なくされた世帯として、被災者生活再検支援法として、ぜひ守って、救っていただきたいというのが第一点です。もう一点は、長期避難世帯というのもあるんですね。これ、おそらくですね、噴火災害とか、避難指示で戻れないといったところを想定したはずなんですが、その中に、内閣府防災のマニュアルの中にもですね、実は、ライフラインのですね、復旧まで、ライフラインの復旧に期日を要する場合も、ライフラインの復旧までなお、長期避難世帯として扱うことができるという記載もあるんです。ここはですね、やっぱり、まず石川県が最終的に決めなきゃいけないと思いますが、今回のように、水道が3ヶ月以上来ない、これもまさにライフラインの途絶で、日常に戻れない。たまたま家が一部損壊だったとしても、そこで生活なんかできないわけですから、そうしたことも、被災者生活再検支援法って、実は、なるべく拾ってあげたい、未満金を出したいというのが、この精神ですので、こういうのは、はじくための制度じゃありませんので、こうしたことを勘案してですね、もう災害対策というのは、政治家の、現場を知った政治家が決断するにつきますので、熊本でよくご承知だと思いますので、ぜひ大臣のご決断をお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。
1:07:39
まず、被災者の方々の生活再検支援については、阪神淡路大震災のご経験をもとに、中心的役割でこの法についても、ご議論されていただくことに敬意を表したいと思います。また、平成5年、今回の災害に対しても、ご支援をいただいていることに感謝を申し上げたいと思います。被災により敷地に被害が生じた方々についてでございますが、その住宅に居住するためには必要な補修費等が一律しく、高額となるなど、やむを得ない自由により住宅を解体する場合は、これは前回と同様ということの判断をしております。また、委員ご指摘の液状化被害が進行している、住むことが困難になった世帯につきましても、いわゆる敷地被害解体世帯となりまして、同様の取扱いになっております。このことをしっかりともっと現場に周知をし、お困りの方々が一時審査だけでなく、二次、こういったものに取り組めるようにお伝えをしてまいりたいと思います。また、長期避難世帯につきましても、ご指摘がありましたとおり、やはりこれも根本的には、やはり私どもも「できますよ」と言ってはいるものの、現場の方で知らなかったり、伝え方がちょっと違ったりと、こういったことでいろんなご不満もたらんでいるのかなと。その点はしっかりと地元の自治体、また県とも、どういう状況 か、今一度確認をさせていただきながら対応してまいりたいと考えております。
1:09:17
ありがとうございます。ちなみに、この被災、離催省部の再審査もですね、実は大変時間がかかってまして、5月か6月になると、それを待つと仮設住宅にも入れないとかという現実が起こってますので、役人というのは現場はすごく真面目なんですね。ですから、しかしそうした法の精神で、国としてはしっかりとバックアップするよと、こういったことを言っていただければ、もっと簡易にやるべきだというふうに思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。もう一点大臣のご答弁をお願いしたいんですが、特に和島とか、鈴に行きますとね、やっぱり個人の自営業者が多いんですね。私一番つらかったのは、発作以来3ヶ月しか無収入で生活している立場になったことがあんのかと、ものすごく叱られました。それを本当にまさに生きるか死ぬかという話で、さまざまな支援制度が当たらないんですね。事業体としてやっていない方が多いもので、そういう方に対してはですね、私はやっぱり雇用を つくる。よく災害ではですね、これからも解体の処理とか、さまざまなことが必要なんですけど、職員は手一杯ですし、応援の職員もこの4月で人事で変わらなければいけない。ですからこれはもうまさに被災地の皆さんで、臨時職員として雇用をする。これが一番ですね、被災地の復旧復興に、一番元気もつくし前向きな話になると思います。県が雇用の主体者にならなきゃいけないと思いますので、ぜひですね、国としてもバックアップするよと。交付税等々でですね、バックアップしてあげるということを言ってあげてですね、そうしたことを前に進むべきだと私は切に思いますが、その点についても御決意よろしくお願いします。
1:11:02
よろしいですか。はい、すみません。えー、ご指摘の先生のご経験、実は私も熊本でございます。厳しく叱られたというような経験もございます。そのことを考えますと、国からの、また各自治体からの中長期の職員派遣も予定はされているところでございますけれども、被災地において議員の御提案というのは大変有意義なことだろうと思っております。やはり水が回復をしなければというところを、4月の中旬のところをできるだけ前倒しでということで、なんとか少し早めにすることができました。これは厚労省の御尽力もあります。その中で御指摘いただいた支援者の方々の宿泊施設、これも1月から県と話しておりまして、ようやく形になってきたところであります。それでもまだ足りないと私は思っておりますので、そのことも加速せねばならないと思っております。また雇用についても、御指摘のようなやり方でできる可能性があるものについては考えていく必要があると思っております。すでに伊藤大臣とも熊本も経験いたしまして、復興需要というのが出てまいります。工事現場一つにしても、交通誘導員、こういう方々が足りず、単価が上がってまいったという経験がございます。いろんな形で雇用創出できるものがあれば、検討していくように、何ができるかしっかりと検討してまいりたいと思います。赤羽和義君。次に雇用調整助成金の特例について質問させていただきます。被災された、例えば枠倉温泉なんかも全然営業ができない。しかし従業員の皆さんはやっぱり災害予備とか何とかしなきゃいけない。出てきて一生懸命やる。NPOもなかなか少ない。しかしそうすると、これまでは雇用調 整助成金の制度では休業として扱えない。これは大原則だったんです。これは社長から指示されているんでしょう。それは会社の業務でしょう。これはあまりにもちょっとおかしいんじゃないかなということで、ずっと厚労省とも接触をしてまいりまして、少し前向きな対応をしていただけるということを承知して、これ、ここの委員会で答弁していただきたいと思いますので、ぜひこれ自主的に出てきた場合については、雇用調整助成金の休業という認定に妨げない、認めるということをしっかりと答弁していただきたいと思います。役所で結構ですのでよろしくお願いします。
1:13:36
厚生労働省田中大臣官房高齢障害者雇用開発審議官
1:13:43
お答えいたします。雇用調整助成金、議員御指摘のとおり、経済上の理由による事業活動を縮小した事業主の休業を実施した場合の支援ということで、休業の対象となる労働者が雇用されている事業所に自主的に出勤する場合には、それが自主的なものか、事業主の業務命令に基づくものか判別が難しいというところがありまして、その時間の長短にかかわらず出勤した日は助成金の支給対象とはしていない。これが原則でございます。その上で、今般、議員から御指摘もございました。被災地の状況などを踏まえまして、災害時の特例ということで、雇用調整助成金の特例措置が実施されている場合に、事業所が被災されているような場合で、自主的に出勤した際の作業が事業所の再開に必要な作業で通常の業務とは異なるものであって、個々の労働者ごとに業務でないことや、参加が自由であるというようなことが確認できて、労働者に10割の休業手当が支払われている。こういうような場合には、雇用調整助成金の対象とする、というようなことにいたしました。この取扱いについて丁寧に説明してまいります。赤羽和之君。ありがとうございます。この特例措置もぜひ現場に伝わるように、これで申請していないところもたくさんありますので、よろしくお願いしたいと思います。あと、野生産にも来ていただいているので、先日野生産にも行っていただいたんですけど、鈴市内と和地の町市内、仮設住宅の敷地が少なくて、ほとんどが小中学校の校庭にびっしり作っている建設予定であります。その時に地元から、児童生徒の遊び場はどうするのか、新年度も始まりますし、ということで、近くの農業の休校地等々を利用できないかという要望が出ていたと思いますが、その点について、政府としての御見解をよろしくお願いします。
1:15:30
お答えを申し上げます。今、委員に御指摘をいただきましたとおり、今般の地震への対応においては、仮設住宅の建設によって、学校の校庭が使用できないケースが生じているものと認識をしておりまして、子どもたちの心身の発達や、また健康の保持のためにも、児童生徒の運動の場を確保することは極めて重要な課題であると認識をしております。実際、私も先週、現地に行かせていただきまして、鈴市の教育委員長とも意見交換をさせていただき、今、委員御指摘の有給農地のグラウンドとしての活用といったことも、御提案を具体的にいただいているところでもございます。一方で、仮設住宅の建設が進めば、現在避難所となっている体育館を運動の場として利用できるようになっていくことも考えられますし、意見交換の場におきましては、市の野球場等も利活用ということも、副案としてあるという話もいただいたところでもございます。いずれにいたしましても、こうした状況、また現地の御要望をしっかりと受け止めさせていただきながら、児童生徒の運動の場について、有給農地の活用も含めて、国としてどういった支援ができるのか、しっかりと検討してまいりたいと思います。
1:16:35
ありがとうございます。新年度4月から始まりますし、仮設住宅は建設して最低でも2年、大体4年間経ってしまいますので、これは政府として有給地や農林水産省であがって任せたら、そんな前向きな返事が出てこないので、政府一体として、つまり大臣のことで、ぜひ決定をしていただきたいと思います。次に、公費解体の撤去についてでありますが、マニュアルで家屋の一部だけを解体、撤去する場合は、公費解体の対象とならないという一問がございます。しかし、この本島の地域というのは、結構大きな家で、古くの家に増築した部分があるんですね。増築したところというのは、案外丈夫で、全体では半壊なんだけど、一部そこで、仮設に入るまでに居住したいと。そのときに、全部を解体、撤去しなければいけないのか。そんなアホなことはないだろうということで、ここも明確に環境省にはっきりと、旨が違う場合は、公費解体の対象にするということをお答えいただきたいと思いますし、加えて、和倉温泉は、大手の旅館は、旨がいくつもあって、一筆蒼金になっているんです。全部が減られていないケースがあって、一つだけ潰したいんだけど、これも全部潰さないと、公費解体にならないのか。こんな不合意なことはありえないので、この点について、環境省、よく検討していただいていると思いますので、この場でしっかりと答弁いただきたいと思います。
1:18:05
お答え申し上げます。公費による被災家屋の解体にあたりましては、原則として市町村が生活環境保全上の観点から解体が必要と判断した、明らかに廃棄物とみなせる、半壊以上の家屋等の一等全てを解体撤去する場合に補助の対象としています。他方で、おもやに新たに増築した家屋であって、家屋全体が半壊以上と判定されている場合に、陶器上別棟である場合、または構造上別棟であると判断できる場合などには、被害が大きい棟のみの解体撤去も補助対象となり得るとしております。また、旅館等の中小企業者が所有する建物につきまして、その複数の棟が同一の地盤内において一筆で陶器されている場合につきまして、陶器された全棟を解体しなくとも、被災証明等により一棟ごとに半壊以上と判定されれば、その棟について補助対象となり得るとしています。環境省におきましては、こうした制度の開設や質疑応答手法を盛り込んだ広域解体撤去マニュアルを策定し、自治体に提供しているところであります。引き続き、環境省職員の被災市町村への派遣等により、被災者に寄り添った支援となるよう、制度内容の周知や具体的な被害状況に応じた技術的助言を行い、県や市町村と連携しながら支援を行ってまいりたいと考えております。
1:19:35
ありがとうございます。今の答弁はこれまでの環境省の枠内ですと、多分災害ごみだということで提供できるという理解から、こうした現実に踏まえてやっていただいたら大変素晴らしい決定だと思いますので、どうかよろしくお願いしたいと思います。最後に、もう質問はないんですけど、災害対策というのは与党も野党も関係ないと思います。与党であっても、しっかり地元のことをお伝えしなければいけないし、そういう意味では、私は災害対策特別委員会というのは、毎週でも開催するべきだというふうに思っております。日々時事刻々状況は違うわけですから、課題はたくさん多くなりますし、先日長谷知事とお会いしたときも、ぜひ自分も参考人として呼んでいただきたい。地元の知事さんや首長さん、また商工団体の代 表等々から、しっかりと話を聞きながら政府がとっている対策が、本当に現場ではどう反応しているのか、反映しているのかということをチェックしながら、しっかりと国県市町、また官民、力を合わせた復興が前進するように、我々も頑張ってまいりますので、どうかよろしくお願いしたいと思います。以上で質問を終わります。ありがとうございました。(紙を抜く音)(紙を抜く音)(紙を抜く音)(紙を抜く音)(紙を抜く音)(紙を抜く音)(紙を抜く音)
1:21:25
(質問を終わります)先ほど赤羽委員も言われました。災害対応に与党も野党もないということを、私も強く意識をしています。心の中では、むっという思うところは、その時々、瞬間瞬間ありますけれども、それを表で表現したからといって、被災者の皆様の気持ちが救われるわけでもありませんし、何らかがさらにもう一歩進むというわけではありませんので、建設的な議論を積み重ねていきたいというふうにも思いますし、毎週委員会を開くべきだと、テレビや特別委員会で災害解決だけですよね、決まっているのは。私も何時間でもやりたいくらいなんですが、今日は30分ということで、限られた中で、今現地の優先順位の高い者から質問していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。毎週の開催も、ぜひとも委員の皆様にもご理解をいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。まず、予算についてなんですけれども、現地でいろいろな方、特に復旧作業で頑張っておられる方々が、よく言われることが、役所の方との接点、国なり県なり市なりと接点を持たれます。その中で、複数の箇所で、今予算がないからとか、新しい年度にないと進められないという断り文句というか、そういう言葉が、ところどころで聞くことがあるようです。実際には、予備費も含めて、かなり積み上げていただいているということも理解をしていますが、やはり、今もう3月21日ですが、まだ今年度、あと10日間ございます。新年度になってから、そして来年度の予算が決まってから、事業をスタートすることではなくて、もうどんな時でも、スピードが大事なんだと、1日1日は大事だから、政府として、もう必要なものは全部予算つけていくから、現場は安心して事業を進めてほしいという、私はそういったメッセージが必要だと思うのですが、大臣いかがでしょうか。
1:23:46
まず、近藤委員におかれましても、ご地元、中のご地元でございます。今回の被災・再生は8歳以降、先頭に立って復旧・復興に当たっていただいていることに、心から感謝を申し上げたいと思います。ご指摘のお話でございますが、熊本地震のときもございました。どこから出てくる話かわかりませんが、しっかりと予備費は積んであるのになぜかそういうお話が出たと。役所の方々には、私もその当時は、よくお話をして、そんなことはありません。これだけのものがありますというお話をさせていただきました。やはり予算上、災害復旧が遅れる、こういったことがあってはならないと、同じ思いでございます。したがいまして、令和5年度の予備費で予算も作らせていただいておりますし、令和6年度の予備費も1兆円に倍増いたしまして、現在ご審議をいただいているところでもございます。また、被災自治体の財政事情についても丁寧に目配りをした上で、特別交付税等の必要な財政措置が講じられるものと承知をいたしております。このような対応を切れ目なくやってまいりますし、改めて自治体の皆さんにも、先生の方からもまたそういったお話をしていただければ大変ありがたいと思っておりますし、私どももしっかりと被災自治体の方々に、しっかりと伴奏支援で頑張ってまいりたいと。思っております。
1:25:16
本当にありがとうございます。1日1日が勝負だというふうに思っています。特に現地では、目に見える復旧の部分と、先ほど小森委員も言われました、まだ変わっていない部分もございます。そして、全体的には明るさは間違いなく、季節が春に近づいてきているということもあると思いますが、なんとなく前向きになれるなというような、まだ水が来ていないところもあるんですけどね。ただ、あそこまで、あの集落まで水が来たとか、それでもあともう少しでお風呂に入れるかもしれないとか、そういった明るさが間違いなく来ています。1日1日。ただ一方で、1日1日、疲労も蓄積してきています。体調も、不健康ということにも、悪い状態から元に戻ったよというよりも、不健康になれたというようなですね、そういう、人間ですから、そういった部分もございますし、いろいろ再生しようとするけれども、制度の壁にぶつかって、なかなか思うようにいかないですとか、先ほど もこの被害認定のところで、なんでこれだけしか支援してもらえないんだという、そのイライラも含めてですね、復旧の隅々ある部分と、心の疲労、体の疲労が両方あって、人によっては、よし前向きに来ているという見方もありますし、一方であれば、遅いですとか、まだだと言われる方、どちらも正しいんだろうというふうに思います。で、皆様には、やはり認識をしていただきたいのは、まだ、ノトアントは被災の途中だということでございます。これはぜひとも、委員の皆様や全国の皆様に知っていただきたいと思います。宗教施設のお話をしたいと思います。この心の復興といったところは、私たちはやはり、夏にお祭りしたい、秋にお祭りをしたい。これが一つ、復旧復興の一つのシンボルになると思います。ただ、大臣もご覧いただいたと思いますが、様々なお寺、そして神社等が壊れてしまっています。その中で、指定寄附金制度ですね、こちらについては、宗教法人を適用させるかどうかというのは、これ熊本地震ですとか、東日本大震災のときには適用されたと聞いていますし、今回もその方向ではないかということを聞いております。そこで伺いたいのですが、やはりお寺、神社の関係者の皆様から、やはり神聖の手続が半札で負担が大きいと、そして熊本などの地震のときでも、それを諦めたという声が、状況があったようです。この手続を簡素化してほしいということについて、 ご見解をお願いいたします。
1:28:35
お答えいたします。今回の震災に関しまして、公益財団法人日本宗教連盟から3月4日付けで、今お話しいただいた指定寄附金制度の創設及び、震災に関わる事務手続の簡素化等についての要望書を頂戴をしたところであります。今枝文部科学部におきまして、日本宗教連盟からの要望等も踏まえまして、指定寄附金制度の導入や手続の簡素化等について、現在すでに関係機関と協議や意見交換を行っているところであります。引き続き、まさに現場の宗教関係者の方々の思い、そうしたまた宗教関係者の方々の意見、こういったものを伺いながら、協議等を進めてまいりたいというふうに思っております。
1:29:25
簡素化できるか、できますか、ということに対して言えば、協議をしていきたいという答弁で よろしいですかね。
1:29:37
先ほどもお話ししたように、現場の方々や、また宗教関係者の方々の意見を、しっかりと我々受け止めさせていただいておりますので、その上で協議等を進めているということでございます。
1:29:54
こういった手続きに関しては、ネットの駆使をできる若い方もいらっしゃれば、そうではない方もいらっしゃいますので、丁寧に皆様とお話をしていきながら、簡素化できるようにお願いをしたいと思います。よろしくお願いいたします。副大臣、ありがとうございます。それでは、被害認定調査の話に移りたいと思います。先ほどから、液状化のお話もかなり出てきました。資料の①をご覧ください。この1枚目の写真は、無事のように見えるのですけれども、実は傾いています。ただ、この写真だけ見ると、普通に建っている家に見えます。②は、これは私の足なんですが、25.5センチ、丸々すっぽり入ります。そして、③は、これは空調のところですね、このブロックを下に入れているということでございます。そして、④の写真は、駐車場がですね、コンクリートの部分が液状化でずれて、排水のところが丸々埋まってしまっているというものでございます。このお家にも入らせていただきました。1階にも2階にも入らせていただきましたが、やはり時空が歪んでいます。ボールもコロコロと転がります。それで一部損壊という状況なんですね。これで住み続けるというのは、私も正直厳しいと思います。1日2日だったら我慢大会ぐらいだったらできるかもしれないですが、これをずっと住めというのはやはり厳しいです。そして、大工さんにもいくらぐらいこのジャッキアップしてですね、この水平にして暮らせるようになるかと聞いたそうです。そうすると、安くて500万、高くて1200万だそうです。この500万と1200万の差が大きいことがですね、それだけこの水平に保つことの難しさを表しているんだというふうに思います。そこでまとめて伺いたいと思いますが、この地域は涼しいです。最も被害の大きかったところ、周りは全壊の家ばかりで す。この家がもうぱっと見、奇跡的にきれいに建っているように見えるというお家なんですけれども、まず求めたいことは、地震の被害は地震の被害ですね。そして水害、津波の被害は津波の被害、そして液状化の被害は液状化の被害ということで、最も重いものをとる。これはそのとおりだと思います。ですが、その足し算をするという概念がないんですね。その地震で壊れた部分、ですから液状化で一時損壊の部分しかないにしても、その部分を何かが壊れた部分に足し算をして、例えば循環化になり、反壊になりになるという考え方は、私は今後大きな課題ではないかなというふうに思っています。そしてさらには、この液状化の認定基準そのものは東日本大震災のときに作られたと。そして熊本地震でも割れ目のところを考えるようになったということでですね。他と比べてまだ歴史が浅いということで、まだまだ変更しようがあるのではないかというふうに思います。例えば100分の1未満の角度であれば、一部損壊になってしまうんですね。一部損壊が十分半壊になってしまうということで、これはこの100分の1未満であっても間違いの健康に害すると思います。有識者会議等を開いてですね、その液状化に関しての被害の基準を見直す。これが大変重要だと思っています。こちらについて、これは二つ目なんですけれども、最後三つ目は、おそらくは今報道等でも出ています。そして岸田総理も先日ですか、参議院の方では答弁されたようですけれども、液状化そのものに対しての支援というものは、やはり今のままでは全然足りません。一部損壊でお金出ないで500万か、もしくは1200万払いというのは、これは本当に大変です。あり得ないと思います。もうこのままでは出ていってしまう可能性もあります。そこでですが、この復興基金を使ってやりますよということが、今の出口としてあるのかもしれないですが、政府の支援の隙間があくまでも復興基金であって、熊本地震のときには、もう熊本県復興基金でされたわけですよね。大臣も関係されたと思いますが、そういった前例があるわけですから、この地域で復興基金でやるという前例を踏まえて、今回こそは、この政府がしっかりと支援をしていくということの方が、初めての状況じゃないですから、本筋だと思います。この3点について伺います。