19:35
おはようございます。これより会議を開きます。国土交通行政の基本政策に関する件について調査を進めます。この際、お諮りいたします。本件調査のため、本日、政府参考人として、国土交通省大臣官房長寺田義道君、
19:56
大臣官房土地政策審議官中田弘人君、総合政策局長長橋一久君、国土政策局長黒田雅義君、不動産建設経済局長塩見英行君、都市局長天川裕文君、水管理国土保全局長広瀬雅義君、
20:20
道路局長庵勝彦君、住宅局長石坂佐俊君、鉄道局長村田茂君、物流自動車局長鶴田弘久君、公安局長稲田雅宏君、官公庁次長加藤進君、内閣府大臣官房審議官田辺康彦君、
20:44
国土交通省大臣官房審議官小林豊君、金融庁総合政策局審議官尾崎裕君、出入国在留管理庁審議官福原美智夫君、文部科学省大臣官房審議官永井雅則君、大臣官房分教施設企画防災部技術三次官森正幸君、
21:12
厚生労働省大臣官房審議官鳥居応一君、大臣官房審議官増田志郎君、及び経済産業省大臣官房審議官橋本慎吾君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。御異議なしと認めます。よってそのように決しました。質疑の申出がありますので、順次これを許します。
21:42
立憲民主党の小宮山康子でございます。本日参議院の方もありまして、冒頭での御挨拶をさせていただくと感謝申し上げます。さて、まず冒頭になりますけれども、本年元旦に発生いたしました、令和6年の野党反党地震で被災された皆様、被災地支援に向かう途中で命を逸された会場法案庁議上院にもお悔やみとお見舞い申し上げたいと思います。
22:08
民主党においても対策本部を設置し、石川県では近藤和也代議士、そのほか被災した地域の議員を中心に現場の状 況の報告を受け、政府への要請などを続けております。改めて対応に当たられている国土交通省地方整備局をはじめ、被災地対応していただいている関係の皆様に感謝を申し上げます。昨年来、日本の安全性、信頼度を損ねかねない案件も続いております。
22:36
晴田空港航空機事故や新幹線河川トラブルでの運行停止など国土交通省関連事案への再発防止への取組を徹底、
22:49
豊田自動車初期並びに大発工業での不適切案件への分析と適切な対応をいただきたいと思います。大臣よろしくお願いします。大きくうなずいていただきありがとうございます。いわゆる有償のライドシェア、白宅の取締えについてお伺いしていきたいと思います。昨年来、日本でもライドシェア導入との声が上がっているのは承知しておりますが、廃車仲介させるような提案には公益を増進するものとならず賛同できる様子はありません。日本におけるタクシー事業は明治45年に始まり、100年以上の歴史はありますが、戦後のモータリゼーションの発達とともに、
23:39
逃亡運転、乗車拒否、不当運賃請求、交通事故多発、白宅の横行などが生じてきたため、現在のタクシー制度が作られております。先週の大臣の所信表明において、地域交通の担い手不足や移動の足の不足に対応するため、タクシーの規制緩和を進めるとともに、地域の自家用車や一般ドライバーの活用について、
24:04
実効性のある仕組みの設計を早急に行ってまいりますとありました。いわゆるライドシェアの懸念点は、危険性、交通事故、身体的暴走、不正的暴行、また、低所得化の負のスパイラル、ギガワーカーの増加、プラットフォーマーの運賃や報酬欠点のアルゴリズムが
24:27
ブラックボックスで公平性、透明性の担保がされていないこと、安定しない供給と価格、ダイナミックプライシングで触れ幅が大きく、再三の取れない地区では運営されないなど指摘がされております。EU・欧州連合では、ウーバーが提供する当初のライドシェアは違法であるとの処方判決が出ています。
24:51
運送事業だということで、駐回事業ということは否定されているものであります。斉藤大臣は、しろ宅を容認することはないでしょうから、一般ドライバー活用のため、2種免許取得の支援を伴うとともに、道路運送法のもと、安全が確保される規制間を進められるようにしているというふうに、
25:13
御理解したいと思っております。公共交通、タクシー、バス、鉄道、歩いて回れる街づくりなどの充実で、持続可能な都市交通計画3部の発想を日本も積極的に取り入れるべきだと、私自身は考えております。車両の整備、管理、保険、一般免許での運転手に対しての指導や健康状態確認、
25:38
さらに万が一の事故発生時についても、タクシー事業者が相当範囲の責任を負うことを表明して、地域公共交通の担い手として安全・安心の確保に全力で取り組もうと 準備されている関係者の皆様には、心から敬意を表したいと思います。ライドシェア推進派の方は、タクシー不足を導入理由に掲げますけれども、現在新型コロナ禍から明けてきたことで、
26:04
タクシー運転手は増加傾向にあり、国会地区の夜の赤坂周辺は空車タクシーが列を成しております。乗りたいときになかったこと、つまりタクシープールにたまたま電車到着時などで出払い空車がなかった、一時の需要集中で乗車ができなかった経験からタクシーが不足していると判断するのは適当ではありません。
26:27
この点などにより差異が大きく一概にタクシー不足と言えないことから、国土交通省としてタクシー不足と一律に言えるのか、調査しているのか、定義はあるのか、これについてお伺いをください。
26:47
タクシーの運転者はコロナ禍で減少しており、ご指摘のように最近増加に転じてはおりますが、地域、時期、時間帯によってはタクシーがつかまりづらいなど、需要に供給が追いつかなくなる状況が発生しておりますが、都市部、観光地、地方部などによって状況が異なるものと認識しております。
27:08
このため国土交通省では現在、歯医者アプリ事業者に協力いただいて、アプリでの歯医者依頼に対するマッチング率などによって、タクシーが地域、時期、時間帯においてどの程度不足しているのか調査しているところです。
27:29
一律にタクシー不足とは言えないということでいいんですよ。だからこそ調べているということであると思います。
27:39
無事データに基づく分析と、まずは現行制度の中で規制緩和すべきと考えます。現行タクシー事業への規制緩和として、営業所の要件緩和、施設要件の緩和、二種免許の地理支援配置などを行われていると思いますが、現在並びに今後実施していく内容や課題についてお聞かせください。
28:05
タクシー事業への規制緩和につきましては、昨年制度改正を行いまして、ご指摘がありました営業所ごとのタクシー車両の最低車両台数ですとか営業所などの施設設置要件を緩和しました。
28:27
これによって特に地方部においてタクシーの固定費の削減効果が期待されます。また、川並が普及した現状を考えまして、タクシー運転者の就業を進める上で過剰な負担となっていました地理支援を先月廃止したところです。
28:44
さらに道路運送法に基づき、タクシー運転者になるために課せられている法定研修につきましても、現在は10日間としています期間の要件を年度内に撤廃する予定です。これらのような原告法の中でにおけるタクシー事業の規制緩和等を通じまして、地域交通の担い手不足 や移動の足の不足に対応してまいります。
29:11
不足というか、人口減少によってやはりタクシー会社も維持ができないというのが多々あるかと思います。しかし、さまざまな課題があると思いますが、これは国土交通省だけでなく現実には、入居地域の済む問題とか、都市部に人口が流入すること、人口減少が去年で出生数が75万人台前に急激に下がり、予想よりも12年前倒したという話もあります。これ、国全体として本来的なところ、要するに需要が生まれる見込みが地方がなくなってしまっている、人口減少が起きている、働く場がない、いろいろな課題があります。そういう意味において、こちらを解決しない限りは、この優勝のライドシェアというもの自体、成立しないんだと思っています。これは、私ども、県民主党の国土交通部門会議で、ライドシェア推進の方からヒアリングをした際、アメリカからのオンライン参加でありましたが、地方都市において、過疎地とかそういったところには儲からないからとははっきり言わなかった。導入しないと、ここに関しては、今まで通り地方自治体等がやる、国交省も認 めておりますが、次回を優勝運送でやってもらいますと、明言をされた。つまり、支部とか儲かるところには入るということを明言をされておりました。この意味においては、作られたイメージというもので、ライドシェアを入れれば、地方のタクシー不足が解消されるということは、そもそも推進派の方からも否定されているということに目の当たりいたしました。だからこそ、この問題というのは、移動の権利を守る、そしてそういったことによって地域を守るということにつながる重要な案件だとも一つ思っております。そして、二種名称を持たない運転士の優勝旅客運送は、シロナンバーの自家用車タクシーで業務を行うという意味から、シロタクとして禁止をされています。近年、海外からのインバウンド旅客の増加に伴い、例えば成田空港の到着ロビー出口側から、シロナンバーのミニバンやワンボックス車によるシロタク行為が行われている事例がしばしば報じられ、また捜査機関による摘発、逮捕に至る事件が生じております。海外の旅行業者で旅行申し込みの時点で、日本国内の空港に到着後の移動方法を含めた内容で売り出されるなどして、あたかも知人友人が空港まで迎えに来ているという体で、自立庁のシロタク行為が繰り返されるなど、実態廃棄や事件化がされているということであります。昨日もテレビの報道で、運転手に質問をしている最中に逃げていった。それを追っかけていったら、熱海かどこか静岡の方でその番が見つかって逮捕に至るというような報道がされておりました。これらの国際線空路の到着時だけでなく、シロタク行為がどこで、どれだけの規模で行われているのかについて、どのように把握され、シロタク行為の取り締まりはどのように取り組まれているのか、事件化された件数などの現状、さらに事件化された場合の行政処分などはどのように行われているかについて、国土交通省、なるべく警察庁よりお答えをご説明をお願いいたします。
32:43
まず国土交通省からお答え申し上げます。羽田成田関西空港や主要観光地において、シロタク行為の実態調査を行うことに加えまして、警察都道府県タクシー協会出入国在留管理庁施設管理者とシロタク対策会議を実施して、関係者連携しましてシロタク防止に取り組んでおります。
33:15
続きまして警察庁からお答え申し上げます。警察では、いわゆるシロタクと呼ばれる道路運送法違反について、国土交通省等の関係機関と連携し、実態把握に努めるとともに積極的に捜査を行っており、令和5年には33件を検挙いたしました。その内訳は道路運送法第4条第1項違反となる無許可旅客運送事業が21件、第78条違反となる郵送運送が12件となっております。なお、これらの違反の法的については、第4条第1項違反は3年以下の懲役、もしくは300万円以下の罰金、またはこれの閉鎖。第78条違反については、1年以下の懲役、もしくは150万円以下の罰金、またはこれの閉鎖と規定されております。また、警察におきましては、これらの所得行為で検挙されたものに対しまして、道路交通法の規定を適用し、最長6ヶ月の運転免許の停止処分の適用に努めております。警察としては、引き続き国土交通省と連携し、所得の未然防止のための広報啓発に努めてとともに、積極的な取り締まりを引き続き推進してまいります。
34:25
令和5年でたった33件ということであります。少なすぎる、それで実態が捉えているとは私は思えませんし、この所得行為があ ることで何が損じられているかといえば、日本の国内での事業や、二種免許とかお金を出してしっかりとって、安全運転に努めている運転者や事業者、この利益を失っているということです。その本とって、この所得行為というのは実際には損失であると、はっきり言えると思います。その上、ヒアリングのときに伺いましたけれども、じゃあ実際に乗っていた方、お金を出している方たちというのは、どういう処罰があるか、ないんですね。運転者はお金をもらう、仲介業者もお金をもらう、料金を出した旅行者は何のおとかみもない。これが法体系の状態でもあります。現行法でも確かに法助とか共同制反など、立憲できるかもしれませんが、そこに行くまでの時間と、現実に有罪になるかといったら、取り調べるというのはほぼ不可能である。白宅行為が、実は戦後もずっとあっても、結果として減らなかった。そしてそこに付け込まれているのが、今の日本の現状じゃないでしょうか。例えば、飲酒運転の場合であれば、運転手ではない同乗者や、他の関係者、飲酒の転居をした者、飲食店関係者についても、運転手が飲酒でいることを知りながら運転するよう求めたり、運転を容認した場合に、これらに対しても責任が問われます。白宅等にしても同じじゃないでしょうか。関わった運転手本人、仲介した事業者、さらに白宅を利用した者について、再発防止のために有効な罰則などが付されることが必要なんではないでしょうか。あまり実現化されにくく、その上実態が把握しにくい。仮に実現化されたとしても、ある意味甘い処分に終わってしまうということ。それでは白宅はなくなりません。白宅をなくすためには、再発防止を防ぐため、よりしっかり状況を把握し、関係する現場、捜索官とも協力していただき、現行法以上に取り得る行政処分などを含めた罰則も充実して用いていくという対応が必要となると考えております。この点について国土交通大臣から御所見をお伺いしたいと思います。先ほど小宮山委員からおっしゃっていただきましたように、まず、啓蒙活動という、周知徹底啓蒙活動という意味では、ポスター掲示やチラシ配布を行っているところです。そして、その上で道路運送法に基づきまして、白宅行為の調査を行い、白宅行為を行った者に対しては、自家用自動車の車検証及びナンバープレートを取り上げる、そして使用禁止処分を行うといった厳しい措置を、我々としてはできる限りの厳しい措置をとっているところでございます。これから引き続き、警察やタクシー業界と連携しながら、白宅行為に対して厳正に対処していきたいと思います。
37:47
しかし、海外の仲介事業者や、海外でその場でお金を払わずオンライン決済をしている利用者、お金を出す人ですね。ここに関しての対応というのは現状でできるんでしょうか。ここ、通告はしていませんけれども、やはりここのお金を出す人が、刑務活動をいって、世界中で刑務活動が浸透するとは私は思えません。ここはしっかりと国内で罰則があるから出しちゃいけないんだということを、告知ができるようにしない限りは、これ止まらないんじゃないでしょうか。また、夜の街とか様々な課題はあります。そういう意味ではなくて、もう一歩先に進んでいただかなければならないと思っておりますので、もう一度その点、何かしら今後検討されるのかどうかお聞かせください。
38:41
はい。今、例えば海外から関与している組織もあるという話も、私も報道等で知っております。そういうことに対してどういうことができるか、この白宅行為を厳正に対処していくためにどういう対応ができるかということも考えさせていただきたいと思います。
39:02
よろしくお願いします。無責任な白宅による違法事業を野放しにし、安全安心しないようにするため、また安全安心を確保した、配屋、タクシー事業、郵送事業の制度とするためには、デジタル行政改革会議など、政府における関係会議でライドシェア会議に対して懸念を示す、さらには反対意見を表明するメンバーの策定、さらには十分な発言機会を設けられていないのが現状じゃないでしょうか。命を預けるには、無謀運転とか様々な法律改正をこれまでも国や国会も含めてやってきましたけれども、この命を預けるには議論や検討が過程に大きな加支が残されているというふうに感じております。これらの会議体は国土交通省のもとに設置していないことは承知しておりますが、国土交通省としては、交通政策審議会、自動車部会において責任を持って議論をしていこうと努めているのも理解はしておりますが、所管省庁でないほかの省庁で、こ の規制緩和という名のもとで、安全を国土交通省が頑張って、そして理解をして現場を知っている方たちが守ろうとしている。守ろうとしている命に関する議論が、ほかで緩められて危険を生む、リスクを生むという状況には、やはり私自身は違和感を感じていません。この点、国土交通省よりもっと強力にこの安全に関して、上げていただきたいと思いますし、しっかりと事業当事者や現場の方、事故に巻き込まれた方、そういった方も含まれて、内閣かもしれませんけれども、しっかりと意見が言える環境を整えるべきだということは、内閣の中で、ぜひリーダーシップをとって国交大臣にしていただきたいのですが、この点に関しまして、大臣からのお見解をお聞かせください。
41:13
小宮山委員おっしゃるとおり、今回の地域交通の担い手不足の問題、また、タクシーが現実に足らない、地域の足の不足といった課題に対応することは、国土交通省が所管する交通政策そのものである。国土交通省が責任をもって対応する政策である。このように私も思います。国土交通省が所管しない会議体のあり方について、コメ ントすることは差し控えさせていただきますけれども、交通政策は様々な行政分野と関係するため、各省庁の観点に応じた検討を行っているものと考えております。国土交通省としては、交通政策の議論に際して、輸送サービスとして、1つに車やドライバーの安全性、2つ目に事故が起こった際の責任、3つ目に適切な労働条件のバランスの取れた議論が重要であると考えておりまして、国土交通省に置かれている交通政策審議会自動車部会において、様々な立場の方からご議論をいただきながら、自家用車活用事業に係る制度案を含め、交通政策としてしっかりと議論を行ってまいりたいと、このように思います。
42:25
3月5日、総務省にアプリ利用者の情報漏洩が相次いでいる事業者、具体的にLINEやHooに対して、行政指導が行われました。同事業者の代表取締役、川辺健太郎会長は、さっき述べたデジタル行政改革会議の上にありますね、規制改革推進会議などで、政府会議に委員として出席しており、ライドシェア解禁、新法制定について持論を述べるなどされております。情報セキュリティ管理ですら、本業の不十分で あるものが、行政指導を受けるこの事業者の代表が、ライドシェアの解禁を求めているというのは、ある意味異常な事態だと指摘せざるを得ません。特に、ライドシェアは、また色々などこかどこに移動したとか、様々な個人情報を扱うことに、仲介業者はなり得ます。そこが、情報漏洩の発信者になるということが推進をしているということにも、私自身は違和感と危惧を隠すものではありません。安全安心を重視して、交通旅客政策を適切に論ずることのできるメンバーによる議論が行われていない。改めてこの点に問合があると指摘し、国交大臣には権限はないとおっしゃられますが、メンバーとして入られているわけですから、ここは何とかの形でしっかりと安全を守る国土交通省所管の担当大臣として、強く行動に移していただくことを要望させていただきたいと思います。よろしいでしょうか。
44:04
はい、しっかり今、小宮山先生の委員のご指摘を受けて、頑張りたいと、交通政策の責任者として頑張りたいと思います。
44:15
交通政策の責任者として、頑張っていただくことを確認をさせていただきました。そして、次ですけれども、安全性ということで、消えた白線の予算確保の早期対応実施についてお伺いしたいと思います。警察庁が20年8月に行ったサンプル調査によりますと、横断歩道が61%を守っていたものは13.2%、41%を守った場所は30%近くに、全国の中で達したというサンプル調査が出ております。この点につきまして、これまで消えた、あるいは消えかかった白線のために起きた事故は、裁判では和解や無罪など事例によって異なる判決が出ておりますが、一概に判断はできませんけれど、一番大切なのは安全であり人命です。この点は、いわゆるライトシェアの議論においても全く同じだと思っております。横断歩道など消えた白線に対し道路を管理する側としての対策、予算措置、警察庁の調査から約3年経過し、改善されたのか、実態状況についてお答えをお願いいたします。
45:23
お答えいたします。警察庁では横断歩道を含む道路表示の効率的な維持管理のため、優先順位を付して適切に更新するよう都道府県警察に指示をしており、各都道府県警察において道路表示の計画的な点検と更新に努めていると承知しております。委員御指摘のサンプル調査の結果につきましても、これを計画機関が令和3年度から令和4年度までである第5次社会資本整備重点計画の主張に活用して、不動計画の中で信号機のない横断歩道を約8万本更新するとの主張を定め取り組んでいるところでございます。また、警察庁では道路表示の更新を含む交通安全施設等整備事業への補助金として、令和5年度に約178億円を措置し、各都道府県警察へ交付しております。引き続き道路交通の安全確保のため、必要な予算の確保に努めつつ、道路表示の適切な維持管理について、都道府県警察を指導してまいります。
46:25
ありがとうございます。安全安心、道路上の問題、さまざま課題があります。これは命を守る国土交通省所管の事業でもありますので、しっかりと警察庁も、また 地方においての都道府県と県警も含めまして、ぜひ頑張っていただきたいと思います。つくづく43兆円5年間で防衛費に充てると言いますけど、この一部でも、こういう安全対策の費用にしっかりとさらに回せるべきだなと思う次第であります。さて、野党半島地震から考察する建築物のあり方についてお伺いしていきたいと思います。今回岩端に起きた地震におきまして、多くの家屋が倒壊したとの報道がございます。野党半島地震における建物被害の特徴について、国交省の分析をお伺いいたします。併せまして、今回野党半島地震の経験から震度7に至らない複数の地震により蓄積された被害と、併せ技による倒壊というんでしょうか、というようなことが起こっております。こうした知見から建設物の耐震性能について、建築上の規定内容について、何らかの見直しを行うことが必要なのではないかと感じておりますが、国交省の見解を2点お伺いいたします。
47:50
今回の地震では、現時点において古い木造住宅が多数倒壊している一方、比較的新しい住宅は無被害又は軽微な損傷で留まっ ているとみられております。7階建ての鉄筋コンクリート像の建築物が倒壊したほか、複数の鉄筋コンクリート像の建築物が傾いております。また、広範囲で気長かねる被害が生じていることといったことが確認されております。国交省といたしましては、発災直後から現地調査に入りとともに、2月17日から建築学会と連携した詳細の調査を開始しております。この中で有識者委員会を設置し、被害の分析調査も行っております。これらにより、ご指摘の震災地域による建築物も含め、建築物の被害について調査分析をしっかり進めてまいりたいと思っております。また、今回の地震では、野戸地域においては震度6強以上の地震が連続しておきました。現行の建築基準法においては、震度5強程度の中地震までは、地震では損傷しないこと、震度6強から7に至るまでの大地震では、損傷はしても倒壊しない性の求めでございます。中地震であれば、繰り返し受けても損傷が続くことは考えにくいでございますけれども、近年の野戸地域、先ほど申し上げたように、震度6強以上の地震が続けて発生しておりますので、損傷していた可能性がございます。現在、先ほど申し上げたように、現在、現実調査を行っているところでございまして、今ご指摘のいただいたにつきましても、過去の地震が、倒壊の原因に なったのかどうかについても、有識者委員会におきまして、しっかりと検証を進めてまいりたいと思っております。
49:39
昨今、千葉大木等でも地震が続き、地震に対する備えとかは、非常に皆さん関心が持っているところでもあります。しかし、そして今回の結果から、大規模地震発生時の対策として、地震が起きても生き続けられる枠割りを担えるように、住宅全体ではなく、部分耐震、低コスト耐震回収の導入促進というものが注目も浴び、また必要とされているかと思っております。全体では、工事費もかかり、なかなか難しくて費用がまかえられても、一部屋だけならば、ヒートショック、エネルギー、高騰もありますので、省エネ成功、向上させられる回収工事の金額も含めて抑えられると考えております。例えば、15万円程度の支出で大きな効果が得られるという実例も伺っております。そこで、災害から命を守る、日常の暑さ寒からの命を守るために、既存住宅建築物の一部の居室に対して耐震性向上回収並びに、高断熱、高機密回収について補助制度の充実をしていくべきだと考えますが、国交省の見解を伺いたいと思います。併せまして、小さな回収工事というのは、地域公務店などでの受注の可能性もありますので、地域経済にも寄与すると考えます。リフォームや回収工事を既存住宅で行うことは重要と考えるものでありまして、また、今後の市場として成長する可能性も大きいと考えます。どの規模に市場が拡大すると試算しているかも、併せてお答えください。
51:29
耐震性につきまして、委員御指摘の一部の居室のみを回収する手法も、地方公共団体が当該住宅難税性確保を図る上で適切と判断した場合には、国交省としても、防災や税交付金において支援をさせていただいております。また、既存住宅の断熱回収につきましても、高熱の削減効果だけではなく、健康面の効果も期待できることから、既存住宅の省エネ化は大変重要でございます。御指摘の、例えば、今やトイレ、浴室など、日常生活で使用する空間の断熱回収、あるいは省エネ回収を推進することは大変効果があると思ってございます。そうした観点から、断熱などの回収、床や壁の回収 など、住宅の省エネ回収につきまして、引き続き、環境省、経産省ととも、積極的に連携して取り組んでまいりたいと考えてございます。また、2点目の点でございますけれども、既存住宅、こうしたリフォーム、あるいは既存住宅の回収、既存住宅流通、こうした住宅市場の活性化については、地域の中小公務店の受注機会に非常に大きいと思っています。また、地域でそういった方々が熱心に取り組んでいただくことで、耐震回収エネ化が一層進むものだというふうに考えていることでございます。こうしたリフォーム市場でございますけれども、平成30年時点で約12兆円の市場規模、これにつきましては長期的に20兆円に拡大させるという目標を掲げて、しっかりと取り組んでまいりたいと考えていることでございます。
52:59
ありがとうございます。20兆円に拡大するリフォーム市場ということ、ここはしっかりと育てていかなければならないし、その機会をぜひ作っていただくことを大臣には要請をさせていただきます。ちょっと時間の都合で、観光政策の方に引き付け入らせていただきます。観光資源としての日本文化、街並保存の現状と今後についてお伺いしていきたいと思います。私の地元川越市は街並が整える中で、常に観光客の皆様で賑わっております。昨年の暮れから、もう本当にひきりなしにテレビ番組等で取り上げていただいておりますし、また歴史的街並や伝統文化を象徴する街並保存を地方自治体や個人での維持、継続への努力が非常に大きいところでありますが、一方で政策的には増加責任していたのでは、全国ではこのような歴史的な街並というのは十分な対応ができないというのも現状ではないでしょうか。野党地震、熊本地震をはじめ、震災や豪雨災害、台風災害などが生じた際には、観光資源となるような建築物などにも大きな被害が生じる場合がございます。国指定や都道府県指定の文化財などを指定されている場合は、また熊本城に大規模な復旧の取組が行われるものに関しては、多くの支援が集まりやすいですが、ここからはずれたものは、なかなか街のシンボル的な建物であっても、ランドマークとなるものであっても、これが復興されるということは非常に難しいのが現状であると思います。ここで観光資源ともなる街並保存などに対して、観光庁としてどのように取り組んでいくのか、また単に既存の街並を守るだけではなく、さらにその隣接周辺地域に対しての面的に拡大させていくような取組も行うべきと考えますが、観光庁の御所見をお聞かせください。
54:57
お答え申し上げます。我が国が有する良好な景観や歴史的な街並は、国内外の観光旅行者を魅了する素晴らしい観光資源の一つであります。これらを活用していくことは、観光立国の実現に当たっても不可欠な取組であると認識しております。このため、観光庁では歴史的な資源を活用した観光街づくりの取組、これを推進してきておりまして、これまでも、例えば、古民家を宿泊施設や商業施設に改修する取組などを支援してまいりました。また、来年度からは、例えば、宿泊施設の整備を軸として、周辺の歴史的な資源とも連携した面的な取組などを後押しするため、施設の等数が複数となる大規模な施設改修計画に対しても支援することとしているところでございます。今後も、歴史的な資源の活用を面的に広げる取組などを支援することにより、観光資源となる街並みの保全に向けた取組を進めてまいります。
55:59
私がこの関係で質問させていただいたのは、私の地元の明治時代に建てられたお店、店蔵というのでしょうか、ここが火山によって焼け落ちました。燃焼は免れるだけの設備というか、昔ながらの知恵が弾まったところでありますが、個人の所有だったこと、借りた店舗が保険に入っていなかったことで、どうしてもいろいろな補助金を合わせても再建には2億円くらいかかると言われていたのですが、残念ながらこれに関してはこうすることを諦められまして、所有者の方も市の方も。結果として現在更地になっております。街の中で街並みというのが1回壊れていく、失われていくとどんどん発見になるし、観光地として優秀になればなるほど、建物を除去すると時間割のタイムパーキングとかが非常に入りやすくなって、ここで設けられるようになってしまうので、駐車場だらけの街に実はなってしまうんじゃないでしょうか。こういう意味において、観光庁の方で昨年来、歴史的支援を活用した観光街づくり推進事業というのを組んでいただいているようで、令和6年度予算も組んでいただいて、補助事業では最大2億円、おちくろを今後大規模改修等の支援をしていただけるという施策につなげていただいていると伺っております。