1:05
ただいまから外交防衛委員会を開会いたします。委員の異動についてご報告いたします。昨日までに下野六太君が委員を辞任され、その補欠として里見隆二君が占任されました。政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。外交防衛等に関する調査のため、本日の委員会に理事会協議のとおり、
1:29
内閣官房、内閣審議官、渡辺良一君ほか21名を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することにご異議ございませんか。ご異議ないと認め、差異を決定いたします。外交防衛等に関する調査を議題といたします。外交の基本方針及び国の防衛の基本方針について質疑を行います。質疑のある方は順次ご発言願います。
1:54
佐藤雅人です。まず最初に米軍のオスプレイの運用停止措置解除について議論したいと思います。外務大臣、防衛大臣、このオスプレイを在日米軍の方が使用する、あるいは自衛隊の方で導入する、これについては、今、新馬委員もあるいは福井山委員もおられますけれども、それぞれ与野党の理事という立場を超えて、かなりこの委員会でも相当議論を重ねて今あります。
2:22
米軍の普天間基地へのオスプレイ配備は民主党政権のときにこれを決定をし、自衛隊のオスプレイについては民主党政権のときに検討を始めて、第二安倍政権になってから正式決定したと。つまりこの与野党を超えてこのオスプレイ非常に関心が高く、運用上も必要性ありますけれども、事故も非常に大きいという懸念があってずっと議論を重ねてきました。
2:48
この件で少なくとも4件の死亡事故で20名が死亡していると言われています。そういう観点からもこの党外交防衛委員会は政府の対応の適切性、これやはりチェックをして運用上の必要性だけではなく、地元の方々の安全、あるいは自衛隊員、米軍人の安全を確保するという責任があると思っております。そのため一点ずつ確認したいと思いますので、防衛大臣、枕言葉はいりませんので、この審議を見ている国民にもわかるように、端折にお答え願いたいと思います。今回、米軍の発表、防衛省の説明によりますと、事故の原因は人為的なミスではなく、そして機体の設計や構造にも問題はなかった。特定部品の不具合が問題とされています。つまり人的なミスではなく、オスプレイの機体の設計とか構造にも問題はなくて、
3:46
特定の部品の不具合だというふうに説明をされています。であれば、特定の部品が問題だということになっていますけれども、特定の部品の構造とか設計、材質、これは問題なかったという理解でよろしいでしょうか。
4:06
一言だけ、防衛省としては今回の事故が地域の方々に大きな不安を与えるものであったということは、
4:15
深く受け止めているところでございます。オスプレイは陸上自衛隊が運用する機体でもありますので、防衛省自衛隊としても飛行の安全を確保した上で運用を再開することが不可欠だと、そのように思っております。その上で、今回の事故を受けた日米海の確認作業の中で、航空機の機能を発揮させるために必要な構成品の中において、
4:41
その部品の不具合が発生したことが事故の原因であるとの認識に至りました。防衛省自衛隊としては、飛行の安全を確保した上で運用を再開することが不可欠だと思っております。今般の事故の原因ははっきりしたわけですが、委員の御指摘の点も含めて事故の原因については、
5:04
そういった構造上の問題ということではなくて、様々な各種の安全対策を講じることによって、オスペレの運用を安全に再開することができると、そのように考えております。
5:20
これから地元に説明する上において、非常に大事なポイントで、防衛省の説明、米軍の説明だと、特定の部品に不具合があったために、
5:32
特定の部品について点検整備等をすれば安全に運行できると言っている。特定の部品が問題だったと。点検整備をすれば安全に運行できると言っている以上は、特定の部品の構造とか設計や材質に問題があったら、いくら点検整備をやっても意味がないわけで、この部分は運行を再開する上において、特定の部品には問題があったけれども、
5:59
地元の点検とか整備をやれば大丈夫だと言うんであれば、この少なくとも特定部品、これ何かは言えないと聞いていますけれども、部品の設計とか材質、構造、部品問題がなかったと、この部分だけは明らかにしないと、それが問題ならば、いくら点検整備をやっても意味がありませんから、そこは明確にしていただきたいと思います。
6:27
まず、特定の部品、もっと先ほど申し上げましたけれども、航空機の機能を発揮させるために必要な構成品、ここまでははっきりと申し上げることができるのですが、その中で特定の部品の不具合が発生したということになります。そして、原因が分かったので安全対策、あるいは再発防止対策が取れるわけでありますけれども、
6:55
各種の安全対策について、可能な限り具体的に申し上げ ると、異常探知システムによる予防的点検や維持整備の頻度を増やすことで、特定の部品の不具合の予兆を早期に把握し、速やかに対応することが可能となる。そして、事故を予防することにつながる。また、特定の部品に関する整備記録をより詳細に確認するということ。
7:23
さらに、安全な飛行のため、予防的措置や緊急時の対応要領を定めたマニュアルがありますが、特定の部品の不具合による事故を防ぐための手順を整理し、これらをマニュアルに追加する。加えて、日々の飛行の際に事前に作成する運用計画につきましても、特定の部品の不具合による事故を防ぐための手順を整理し、この計画に反映させる。
7:49
そういう様々な安全対策を講じることによって、特定された部品の不具合による事故の予防対処が可能であり、そういったいわゆる構造上の問題とか、その他委員が御指摘のような、そういった問題ではないということは、しっかりとこれは説明を受けて、私も納得し たという状況でございます。
8:13
非常に分かりにくいんですけれども、要は大事ですね。
8:18
国民からすると、特定の部品が不具合があったので、その点検整備をすれば大丈夫ですというふうに説明しているんです。ということは、しっかり点検整備をやらなければ、また事故が起きるかもしれませんねというふうに住民は思うわけです。しっかり点検整備をしないといけないということで、今4点5点いろいろ言われたと思うんですけれども、
8:43
その整備する前に、不具合部品の構造とか素材に問題があったら、いくら点検整備をやっても意味がないんです。その部分はしっかり明確にしないとですね、多分沖縄の方も、北梨の方も横田の方も、薬師街の方も、なかなかその部分をやっぱり言わないと、いくら点検整備を今、いろいろ手順をやっても、もともとの全体のオスプレイの設計構造には問題がありません。
9:08
だけど、不具合部品の構造とか部品の構造設計素材、これは理系ならみんな当たり前の話なんで、その部分をどういうふうに説明するか。これが大事なポイントで、点検整備を今までよりも、今言った4点5点、こう丁寧にやりますと。これはそれで説得力があると思います。その前段階として、じゃあその部品は大丈夫なんですかという部分、これはやっぱり一定程度言わないといけないと思います。もうこれ最後です。はい。
9:38
先ほど申し上げた、今回の安全対策の措置として講じる、異常探知システムによる予防的点検と維持整備の頻度の増加により、不具合の予兆を早期に探知すること、これが重要なんですけども、その上で、必要があれば部品の交換は行うことはあり得ますが、今回、全機一斉の部品交換を行う必要はないということははっきり分かっております。
10:07
この部分を今のロジックは分かりやすく、人的ミスではありません。オスプレー全体の構造上も設計問題ありません。特定部品についても、それは構造上も、素材問題ありません。ただ、いろんな感じで不具合が起きたので、事故が起きました。
10:27
なので、今回、点検整備手順をさらに進化させることによって、部品をしっかり交換すれば安全ですということを、簡単に言わないとなかなか不安があると言ったように、これは非常に運用上の必要性は分かります。ただ、安全という部分、この2年間で少なくとも4件のうち20名亡くなっている。
10:49
隊員の命、米軍もそうです。含めてそこの部分はしっかり外務省防衛省連携して、米軍の話なので、しっかり説明して、しっかり日本の防衛、あるいはこの日米同盟をしっかりするということが大事なので、ここは本当に丁寧に説明しないと、実際運用が地元の判断できないということにもなりません。
11:11
今、大臣は部品をしっかり交換をすれば大丈夫だというようなことを言われましたけれども、必要はありません。必要な部品を交換ということで、その部品が十分あるかという部分で、どうしても地元住民からすると、交換の部品がちゃんとあるんですかという、どうしても疑問が出ます。
11:34
特に自衛隊のオスプレイの場合は日本で作っている機体ではありません。部品もアメリカから調達しないといけないかもしれない。この部品について、しっかり在庫量は確保する、努力をする、これは米軍の方にもお願いしてほしいし、自衛隊の方も今回特定の部品、これについては一定程度の在庫がなければ、点検整備の頻度を上げて見つかったらすぐに交換しないとそれは飛べませんから。交換をすれば飛べるという今の説明ですので、そこは在庫についてもしっかり管理をお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。必要があれば部品を交換するということは、当然在庫があるということを前提の話でございますので、委員の御指摘のように、今回在庫管理についてもしっかり私の方でしっかり確認をさせていただきたいと思っております。
12:31
具体的に一個一個住民に説明すると非常に大事で、もう一つ今前から言われているのは、日本の領域を飛ぶ米軍のヘリは海軍、海兵隊、空軍3つあります。加えて陸上自衛隊のオスプレイがあるというときに、今安全添付をいろいろやると言われました。私も元訓練班長でこういう訓練事故対応をやりましたけど、こういう整備については重大事故のような場合は、二重三重のチェック、部隊の整備記録、点検整備の部分を上級部隊が確認する。例えばオスプレイの輸送航空隊の場合は第一部ヘリ弾が確認するし、あるいは航空学校も合わせて確認して、しっかりそこは漏れがないようにするということも大事だと思います。自衛隊はそういうことをやると思いますけども、問題は米軍で、この三軍がありますから、どういう形で今回の特定部品の不具合事故を、それぞれの三軍のバラバラにチェックするのではなくて、そこはどこかがまとめるか、お互いに情報共有して、漏れの事故は絶対起きないという部分も防衛省の方から米側の方に確認をして、それで縦割りをやると漏れがどうしてもできる可能性ありますから。日本の領域を飛ぶ以上は、事故が二度と起こらないためにも、この三軍の情報共有や、どこかがこの整備についてチェックをするという部分も求めるべきだと、それによって住民の安心感もさらに高まりますので、この点について米側の方に要求するということをお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。
14:22
今の点についてですが、V-22はご指摘のとおり、アメリカ空軍、アメリカ海軍、アメリカ海兵隊、そして陸上自衛隊が運用している機体であります。この機体の安全性であるとか、それから安全性を確保するための整備等のマニュアルの作成というのは、アメリカのある組織が海軍システムコマンドというところですけれども、そこが統一的にやっております。そして今回特定された原因と、それからその原因をなるべく早く見つけて、そしてその特定の機器の不具合が探知された場合には、それが事故につながらないようにする。これも操縦の手順ということになります。こういったパッケージは、そこのコマンドからまとめて、私たちもそれを非常に詳細に ブリーフィングを受けているところです。各軍にそれが、各軍それから私たちの陸上自衛隊にもそれが配られて、そしてそれに基づいて手続きをとっていく。もちろんどのくらい手続きにかかるかというのは、個々の機体にもよりますし、それから各サービス、各軍の運用上の要件にもかかるわけですけれども、ただ、取るべき措置というのは、中央で管理されているということは申し上げていきたいと思います。
15:48
大臣、多分それ違っていて、今、事故原因について調べて、それを徹底するという一環をやるんですよ。実際これが飛行再開した後の整備とか手順は各部隊ごとやるんですよ。再開した後、その実際のしっかり整備がなされているか手順がどうだという部分は、やっぱりアメリカ本土で全部のオスプレーなんか確認できませんから。そこはやっぱりこの日本の領域を飛ぶ以上は、事故原因の究明で上から一回徹底すると思います。でもその飛行再開後の細かいやつは、中央は全部などできませんから。そこは一定程度在日米軍の中でしっかり情報を共有するとか、あるいは在日米軍の中でどこかでまとめるとかいうぐらいはやらないと、全部アメリカ本土の航空コマンドの方で全部やると、不可能ですから実際。細かい運用、一機一機の運用と。なのでそこを実は申し上げているわけで、日本の領域を飛ぶわけですよ。事故が起きたわけです。であれば、事故原因、点検の整備をやれば飛行が安全だという以上は、点検整備についてやっぱりこの日本のいる米軍の中でも、そこの部分を共有しなければ、やっぱりそこは二重三重のチェックにならないと、私は思います。防衛大臣いかがでしょうか。
17:19
米国防省の窓口は一元化されていて、ナブエアと言っていますが、そこと私どもはやり取りをしている中で、ナブエアからは日本の防衛省自衛隊、そしてそれぞれ3軍に対して、今回の事故原因と今後の安全対策というのを各それぞれに指示を出しているわけです。そしてそれぞれ、それを受けた自衛隊と3軍は、日米各部隊の任務、あるいは運用上の所要、各種安全対策の実施状況により、それぞれ、いいおっしゃるように異なった対応になるというふうに認識をしております。少なくとも防衛省自衛隊については、しっかりと対応いたしますが、前日米軍のオスプレについても、そういった意味でいうと、これはまた、私どもはそれぞれまたコミュニケーションを図っておりますので、そういった中で、今委員御指摘の点も含めて、ここは様々取組を今後検討していきたいと思っております。
18:27
これは日本の領域で、実際こういう死亡事故が起きたということは、極めて重たい話なので、ここはしっかり対応していただきたい。20、30のチェックも日本の中で特にであれば担保するという、安心感、安全意識、安全策を徹底していただきたいと思います。次の質問に移ります。次は、昨年7月に発見された中国の尖閣周辺における部位の問題です。上川外務大臣は、これまで何度も、当該部位については、部位を放置しているという現状を深刻に受け止めて、部位の撤去や移動と可能かつ有効な対応につき、適切に実施してまいりたいと考えているというふうに述べられております。可能かつ有効な対応につき、撤去や移動等について適切に実施してまいりたいということなんですけれども、今、現時点において、撤去とか移動というのは完了したんでしょうか。それともまだ放置されたままなんでしょうか。現状についてお聞かせ願いたいと思います。
19:49
この当該部位についてでございますが、これまで現場回帰におきまして、必要な警戒監視及び状況の把握を行うとともに、様々な角度からの調査、そして分析を重ねている状況でございます。その上で今どういう状況なのかということでございますが、状況につきましては、今、その当時の状況と変わっている状況ではございません。
20:24
記者会見では一応これからかもしれませんけれども、何度もある国会答弁でも、撤去や移動等について可能かつ有効な対応を実施してまいりたいと。まだそれは終わっていないと。現状は去年の7月に発見された以降、8ヶ月間、現在もまだ部位が当該地にあるということでよろしいですか。
20:52
もちろんこの当該部位でございますが、設置以降、これは一方的な現状変更の試みとして、全く受け入れることができないということで、日本側から直ちに抗議をいたしたところでございます。その点につきましては、この間11月昨年でございますが、日中の首脳会談で岸田総理から、また日中の外省会談におきましては、私から大木部長に対しまして、直接部位の即時撤去を求めたことを含めまして、あらゆる機会を捉えて、中国側に対し部位の即時撤去、これを強く求めてまいりました。その上で、我が国といたしましては、当該部位を中国側が放置をしている状況ということについて、深刻に受け止めている状況でございます。そしてその上で、今委員御指摘のとおり、部位の撤去や移動、また我が国における部位の設置を含みます様々な対応につきまして、関係国が有する権利、また義務、そして我が国の国内法令、また当該部位が船舶交通や我が国漁業活動へ、またより影響等も踏まえまして、現在も関係省庁間で連携し、検討を進めているところでございます。可能かつ有効な対応につきましては、適切に実施をしてまいりたいと考えております。
22:19
つまり、実施してまいりたいと言ってもまだ実施していないということで、中央化を放置しているというふうに述べられましたけれども、この委員会でも予算委員会でも議論になりましたけれども、日本の方も放置しているというふうに、やっぱり指摘も実はありました。中央化を放置しているだけでなく、日本の方も対応 していない、放置しているんだと。これは早くやるべきじゃないかという議論は、この委員会でも予算委員会でもありました。これは大事、これは最終的には決めの問題だと思います。決めの問題で、要は排大経済水域に日本に了解もなく、そういう部位を置いたということについては国際法違反なので、日本の政策判断でこれができると。つまり、当然無害という部分については議論があるかもしれませんけれども、今回は明確に日本の了解を得ていないと。フィリピンは了解にある、中国を設置した部位、これは中国側が自分の了解だと言っているけれども、フィリピン側は自分の了解だと、意見が違うというところの部位を撤去しました。今回も中国側はまだ協会が決まっていないから、これは日本のEED内ではないと言うかもしれません。でも日本は明確にこれは日本のEEDの中だと言っている、見解が違う中でもどうするかというこれは決めの問題で、フィリピンはこれは主張が違っても取りました。アメリカのスパイ気球、気球の例を見るとわかりますように、アメリカの上空を通過をした、その後、その後ですね、気球についてはアメリカの両空の外に出た後、打ち落としているんですよ。これはこれも正査官が決めの問題 で、両空侵犯ではされたという段階ではなくて、両空の外に出た後に打ち落としているんですよ、スパイ気球。同じように今回、主張が違うという部分でやっぱり決めの問題なので、これもういい加減、何度申し入れても動かないのであれば、日本の決めの問題とやらないと日本の国益、これを損するということにもつながると思います。上川大臣、思いや同じだと思いますけれども、やっぱりずっと日本の廃退経済的なところに部位が8ヶ月以上も放置されている、これはどう考えても日本の国益という部分に関して損しているというふうに思いますが、上川大臣のお考え、これをお聞かせ願いたいと思います。
25:00
国際的な枠組みの中におきましては、この当該会議でございますが、日中間の海洋協会、これが異核定であるという領域でございます。従いまして日中双方が、これはまさに国連の解放条約の第74条3条3に従いまして、最終的な合意への討雑を危うくし又は妨げないために、あらゆる努力を払う等の義務があるという状況でございます。この点に関しましては、中国が中間線の東側の海域、これに一方的に気象観測機器とみられるものを搭載した部位、これを設置したことにつきましては、この海域におきましての海洋調査活動の相互事前通報、この枠組みの存在を踏まえて考えてみますと、まさに境界未確定海域における関係国の義務との関係で問題のある行動というふうに考えているところでございます。そのような義務に反する形で部位を設置したことに対しまして、関係国、当事国である関係国がどこまで物理的な措置をとることができるか、このことについて国際法上どこまで許容されるかということにつきましては、実は国連海洋法上には明確な規定はございませんし、国家実行の蓄積も見られないという状況でございまして、そうした基準が不明確な中におきましては、政策的な観点等も踏まえました、相互的な判断、まさにそうしたことが必要とされるというふうに認識をしているところでございます。まさに今、省庁間で検討を進めているところでございまして、可能かつ有効な対応につきましては、適切に実施してまいりたいと考えております。
26:51
明確に国益の関係で言及なかったんですけども、これはルールがどうのこうのというだけではなくて、日本の主権や国益という部分に照らして判断をするということも私は大事だと思います。アメリカがなぜ領空の外で落としたか、スパイ機器を落としたか、やっぱり情報を捉えたということもあれでしょうが、無害ではないということで落としたわけですよ。でもそれは、日本、領空なかったらわかりますよ。外でも落として、アメリカ批判されてないんですよ。実はカナダも落とそうとしたんです。失敗しましたけど。落とそうとしたけど落とせなかったってありますけども、でも落とそうとしたんです。だからみんな政策判断として国際法上いろいろ言われるかもしれません。領空の外で落としたわけですから。公開所で落としたって、もう誰も批判してませんから。ここは国益に照らして、これはやるべきだ。8ヶ月ずっと検討検討検討では、これは良くないと思います。もうそろそろ決めの段階だというふうに思いますので、ぜひお願いしたいと思います。次の質問に移ります。配付資料、これをご覧いただきたいと思います。実はこれが、IISSの資料から取ってきてもらっていますけれども、EMNの風車、国軍でありません。風車といえどもこのように、対艦弾道ミサイル、巡航ミサイルを持っていて、このアデン湾やジプチの拠点も全て射程圏内に入れている。3月6日に初めて、公開ではなくて、海上自衛隊がアデン湾で小船に対して対艦弾道ミサイルが命中して、死者が発生をしました。この小船に対する風刺波の攻撃、これについての防衛大臣の受け止め、これをお聞かせ願いたいと思います。
28:47
受け止めということでございます。3月6日にお話しいただいたとおり、バルバトス船隻の民間船舶「トゥルー・コンフィネンス」が、アデン湾を航行中に風刺波による攻撃を受けて、死傷者が発生をいたしました。今般の攻撃の犠牲者のご遺族に対しては、心から哀悼の意を表するとともに、負傷者の一刻も早い 回復を記念いたします。我が国としましては、風刺波が航海をはじめとするアラビア半島周辺海域における高校の権利、自由を妨害し続けていることを断固非難いたします。その上で、引き続き諸外国の部隊を含む国際社会と緊密に連携しながら、ソマリア沖アデン湾における海賊退職行動を適切に実施し、引いては航海を含む周辺海域の安定化に貢献する必要があるというふうに考えています。このような中で、昨今の情勢、これをしっかりと受け止め、ソマリア沖アデン湾において、海賊退職行動に従事する海上自衛隊の護衛艦は、ドローンや巡航ミサイルに対応できる装備を搭載するとともに、より効果的にドローン等にも対応できるよう、搭載機材の追加等を行い、部隊の安全性を高めているところです。また、弾道ミサイルの対応に当たっても、情報共有を含めて関係各国とも緊密に連携しつつ、的確に緊急時の行動をとることを徹底することとしております。今回、アデン湾で対艦弾道ミサイルが焦点に当たったというのは、これは深刻に防衛大事務に認識しないと思います。実は、今説明あったように、一部の巡航ミサイルやドローンに対する対抗策は、派遣護衛艦、今はアケボノ、 次はサダナミは一定程度あると思いますけれども、対艦弾道ミサイルについては対応能力がないんです。弾道ミサイルがアデン湾で焦点に命中した、これは3月6日、ここまで来ている。ジプチーの拠点、大臣も行かれたとも言いますけれども、ここには米軍もいてフランス軍もいる航空機です。日本も国内では、航空機においては防空機能が必要です。なので、おそらく一定程度持っているんでしょう。ただ、ジプチーの拠点というのは、この前閣議決定で、海賊大使の拠点だけではなく、人道支援やあるいは法人保護の拠点にすると、強化をすると閣議決定をされました。だけど、この派遣自衛隊については防空機能はありません。もともと目的が違いますから。でも、こういう状況であれば、やはりアメリカ軍やフランス軍のように、やはり一定程度の対空火器、これは防衛用で持っていくべきが必要だと思いますし、今回の新たな防衛力の抜本強化においても、海上自衛隊の護衛艦の対艦弾道を見せられる対応については、非常に議論が詰まっていない。今回計画にもそれは十分反映されていないというのが状況です。イージス艦は一応全体の艦隊を防空をする。イージス艦は対艦弾道ミサイル、この対応能力はあると思いますけれども、イージス艦以外はないんです。風刺矢がこれだけあるのに、中国軍とかはもっと持ってますから、対艦弾道ミサイルという中において、イージス艦だけに全部の船の対艦弾道ミサイルという部分を対応していいのか、これは非常に疑問が思います。やはりこういう状況を考えると、自衛隊の実施に対する対空防護、まさにドローン対応の能力もないし、巡航ミサイルもない。拠点にするなら、それなりの日本の基地と同じように一定程度の防空機能が必要だし、海上自衛隊の船についても、やはり時代が変わりました。ロシアのウクライナ侵略によって、1週間で1,000発の、あるいは2,000発のミサイルが飛び交うという状況です。であれば、やはりこの南西諸島防衛、あるいは砲陣保護と考える上でも、やはりこれから海上自衛隊の護衛艦に一定程度の、やはりこの防空能力、ドローンやミサイル、能力というのをやはり強化しないと、これは実際それを運用する側、非常に問題だと思いますので、そのあたりの体制整 備についてのお考えをお聞かせ願いたいと思います。
33:18
まず、ジプチの拠点についてでありますけれども、引き続き治安の情勢の見極めを含めて、あとは米軍、フランス軍、諸外国の部隊と連携を行いながら、彼らがジプチに展開している、そういった防空体制を研究し、あとはジプチ国との関係もあると思います。様々なやり取りも必要だと思いますので、ドローン対応を含めて、ジプチの拠点の安全確保のためには、必要な措置については不断に検討しなければいけないという、そういう私は認識を持っているところです。それから、近年、弾道ミサイルや巡航ミサイル等の能力向上に加えて、対艦弾道ミサイルや、また無人機等の出現、近年非常に急速に進展をしておりますが、空からの脅威は多様化、複雑化、そして高度化しておりますので、このような厳しい安全環境においては、海上自衛隊の官邸が任務を全うするため、様々な空からの脅威に備える必要、これが急速に高まってまいりました。こういった状況を踏まえて、防衛力整備計画に基づき、護衛艦の防空能力を向上させ、防衛力の抜本的強化を図ることとしております。具体的には、対艦ミサイルに対しては、護衛艦に艦隊空ミサイルを搭載することとしているほか、小型無人機に対しては、引き続き対処機材を搭載していく考えであります。そもそも、高い防空能力を有するイージス艦は、現在の8隻体制から10隻に数を増やすという計画とともに、イージスシステム搭載艦も2隻を整備するということをしております。それから、護衛艦でも対艦弾のミサイルに対処できるようにというご指摘については、イージス艦が高い防空能力によって、ミサイル防衛を予備、艦隊防空を担う艦艇でありますが、これらのイージス艦の造成、あるいはイージスシステム搭載艦の整備と、そして統合防空ミサイル防衛能力のもとでのミサイル防衛システムと反撃能力、そういったものをさまざま組み合わせてミサイル攻撃そのものを良くしていくことで、海事官邸に対するものも含めて、我が国への敬意に対する備えを強化し ていく考えであります。公開にも派遣している欧州の官邸も、対艦弾のミサイル、イージス艦じゃなくても対応という部分を今考えていますので、ぜひお願いしたいと思います。最後に外務大臣にOSA、これで使って警備艇をフィジーと、あの像に出すと決まっていますけれども、その時に渡した後の能力構築支援を自衛隊の方と連携してお願いしたいと、これは要望だけにとどめますけれども、ODAの場合は技術協力できますけれども、OSAは技強が使えませんので、そこは海上自衛隊と連携してお願いしたいと、最後に要望だけをして質問を終わります。質問を終わります。ありがとうございました。お世話になります。理研明示さんの福山でございます。よろしくお願い申し上げます。まず、今、里院から重要なご指摘がいくつかありましたことについては、敬意を表したいと思います。それから、冒頭ですけれども、昨日、東日本大震災から13年目を迎えました。まず、お亡くなりになれた方々に哀悼の誠を捧げたいと思いますし、避難を余儀なくされた方々、被災をされた方々に、本当に改めてお見舞い申し上げたいと思います。また、原発事故の現場で廃炉作業などに重視されている皆様にも、敬意を表したいと思います。そし て、東日本大震災の際に、復興構想会議の議長として、復興への提言、被災の中の希望をおまとめいただきました、防衛省も大変ご縁の深い防衛大学校の校長をされておられた、いよきべ真琴先生がお亡くなりになりました。心から御冥福をお祈り申し上げたいと思います。私は明智だと思っておりますが、米国の日本占領政策や日米関係を中心に日本外交へのご貢献は、言葉では言い尽くせるものではないですし、常に自らを歴史家と称して国際政治と日本の現状を俯瞰してみられたその資座に、どれほど我々が学んだかはかり知れません。極めて寂しく思います。なんとも、この13年目の直前にお亡くなりになられた方も、だということも含めて、いよきべ先生のご功績に、心から敬意と感謝を申し上げたいと思います。また、打足ではございますが、この国会は残念ながら裏金が大きなテーマとなっております。通常国会の始めにあたって、外交防衛委員会の委員長や理事が辞任をせざるを得なくなったことについては、ままごとに遺憾に思う次第でございます。私も長く外交防衛委員会に所属をしておりますが、このようなことは全く初めてでございまして、申し訳ありませんが、自民党与党に強く抗議をするものでございま す。成林寺院に申し立てを受けた全員が出席をし、弁明をされることも求めたいと思いますので、ぜひ、さっさと出て、さっさと真相究明をして、そして、もうちょっとすっきりして、ちゃんと政策議論をしたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。パレスチナ問題からやろうと思いましたが、佐藤先生が非常に極めて重要なご指摘をされたので、オスプレイの問題から始めたいと思います。特定の部品で機能を発揮させるための構成品で、それが不具合な状況だったというふうに大臣が言われました。ただ、実は皆さんご案内だと思いますけれども、オスプレイは本当に事故が多い。1989年に初飛行しましたが、91年と92年に墜落事故が発生している。実は、初飛行からもう2年で事故が起こっています。2000年には乗組員19人が犠牲になりました。昨今も、2022年にノルウェーで4人、カリフォルニアで5人、そして昨年です。問題の昨年ですが、オーストラリアでも3人の死亡事故が起こっています。そして昨年、八島の8人の死亡事故になっています。実は、2022年に事故が多かったことも含めて、海兵隊も400ページ以上 の報告書を公表して、部品を交換することで99%以上リスクを低減したと発表しているんです。先ほどの佐藤委員と防衛大臣のやり取りを聞いていると、部品を何回も調整をして、整備をして、点検をして、変えることによって、リスクは軽減されることを合理的に判断したと聞き及んだというふうに防衛大臣は言われたように、私は聞こえたんですね。実はこれ、同じことの繰り返し、それもわずか1年半前です。これに対して海兵隊の遺族が、海兵隊は報告書で99%という数字を唐突に引用したけれども、それが本当に確かなのか、根拠を示さないままに安全性を強調するやり方に、海兵隊の遺族が批判をしています。先ほどの佐藤委員と防衛大臣のやり取りを聞いていると、またぞろ同じことを繰り返すのではないかという不安がよぎります。防衛大臣、まずはですね、部品の名前を言えないのはなぜですか。部品の不具合は明らかになったけれども、原因が特定できないことに対して、アメリカは何と言っているのかお答えください。
42:32
冒頭、すみません、少しだけ。岩木万誠先生につきましても、元防衛大学校の校長を歴任され、その後、私の地元の熊本県立大学の理事長も就任されて、その間、様々なご指導をいただいたところでございますので、私からもこれから御冥福の意を表します。そして、今、福山委員が言われたオスプレイのこれまでの事故、ハードクラッチエンゲージメントについての事故の件だというふうに理解しましたが、今回の事故の原因はそれではないということはですね、これは公表をしているところであります。そして今回の航空機の機能を発揮させるために必要な構成品の中において特定の部品の不具合が発生したということにつきまして、この点、説明を、米側から私は説明を受けておりましたが、そして説明を受けて、原因が特定されたので、安全対策が講じれるようになったということでございますが、米側からの事故状況の説明、そして原因、安全対策等について、米側当然事故調査委員会というのを今、これからもうすでにここで調査をしているわけです。そしてその調査というのは、事故原因、当然事故原因は当たり前ですが、そしてその後の安全対策だけではなくて、訴訟や懲戒処分、いわば国防省が明確に対して訴訟をする、あるいは今回の事故原因というのは、今回の事故原因というのは、特定の部品の不具合ですが、この特定の部品の不具合で発生したクラスA事故というのは実は初めてなんですけれども、ではその初めての事故に対して、オペレーションする運用員、あるいはマニュアルを作る、あるいは整備、そういったものに対しての懲戒処分が必要なのかどうかとか、これは一般論としてでありますけれども、そういった様々なことが事故調査委員会の最終的な報告書に盛り込まれるということになりますので、その点、この報告書が公表されるまでの間は、米国の国内法の制限というものがございまして、先ほど申し上げた、私が申し上げた以上の詳細については対外的に明らかにすることはできないということであります。しかし、安全対策の詳細については、私が先ほど申し上げたような、一部具体的なことを申し上げられるという状況になっているところでございます。福山君 そうすると、当然その公表されるまでの間は、運用については解除になったけれども、日本としてはそれまでは一切運用再開をすることはないということでいいわけですね。石原大臣 私どもは、明側から今回の事故原因を特定し、それに対する安全対策というものをしっかりと認識をしたところでございます。そして、ところが、事故調査委員会における報告書、これによって最終的には全てがつまびらかになるわけですが、その間は、対外的に全てを明らかにすることはできませんが、しかし、できる限りの丁寧な説明を各自治体、あるいはこういった委員会の場、国会にも丁寧に説明をしながら、そして安全上問題がないということであれば、しっかりとここは運用再開に向けて準備を進めたいというふうに思っています。福山君 今やっているのは丁寧な説明のギリギリなんでしょ。公表報告書ができるまで。今ので丁寧な説明で納得するんですか。それで運用再開なんて、どこに納得するんですか。
46:49
防衛大臣。だって今言われたのは、そこまでしか言えないんでしょ。報告書が決まるまでは。最低限日本の判断としては、その報告書で部品が特定できて、その部品に対しては、この部品がこうこうこういう理由でした。原因はこうでした。そのに対してこういう対応をしますということが言えない限りは、丁寧な説明にはならないんじゃないですか。防衛大臣。
47:12
木原大臣。私どもとしては、米側からはですね、これまでないような、前例にないような丁寧な、詳細な説明を受けてきたというふうに思っております。それは私のみならず、防衛省の各専門家、これは運用者、パイロットもそうだし、防衛装備庁の人間もそうでありまして、様々なレベルの人間がですね、専門的な知見から今回の米側の説明というのはかなり詳細であり、そして実際に特 診を得たというように思っております。しかし先ほど申し上げたように、米側の国内法上の制限、ここは私どもで遺憾ともしがたく、しかし最終的にはこの報告書によって明らかになりますので、その間ですね、しっかりと説明をさせていただきながら、そして同時に安全対策を行いつつ運用再開に向けて準備を進めていくと、そういう考えでございます。
48:22
あのね、これやってると他にやりたいことできなくなるんですけど、今のお話も変で、私たちは丁寧な説明を具体的にアメリカから受けました。こんな説明を受けたことがありません。主権国家としてそんな言い方ないでしょう。当たり前でしょう、そんなもんは。陸上自衛隊だって運用してるんだから、ましや在日米軍が運用してるわけだから、どこに追濁するかわからないんだから。先ほど佐藤先生が言われた通りですよ。沖縄だって、薬師間だって、佐賀だって、いろんなところが不安なわけでしょ、住民は。これまで以上の丁寧な説明を受けましたから、我々は知ってるけど、国民には説明できません。自治体には説明できません。国会には説明できません。でも 我々が知ってるから、こんな丁寧にしてもらったから運用再開はして、そして丁寧な説明していきますって、わけわからんでしょ、それ。そんなことあり得ないと思いますよ。今の防衛大臣の答弁だと、正式な報告書が出ない、出る前に運用再開するって、自ら言ってるようなもんじゃないですか。会見では主体的な判断って言われたんですよ、日本の。主体的な判断で運用再開を検討していくって言われたんですよ。主体的な判断のうちの一つは、当然報告書が出るまでは、明確にそのことが説明できる、明らかになるまでは、日本国の防衛大臣として、そんな説明ができない状況で運用再開できないと、当然主体的な判断ということはそういうことになるんじゃないんですか。改めて今回の事故が地域の方々に大きな不安を与えるものであったということは、重く受け止めております。運用再開に当たりましては、これは地元の皆様方のご不安、またご懸念、そういった扶植のために、再開前には丁寧に説明をする考えであります。できる限り関係自治体の方々を訪問して、直接対面で説明するように、これ防衛局にも伝えているところであり、一般論から申し上げて、自己調査委員会で最終的に報告書が公表される、それ以前に民間の航空機も含めて運用再開するということは、これは決して例外ではないと。ということであり、もちろん今回の事故というのは大変重く受け止めながら、しっかりと事故原因は、これははっきりと分かり ましたので、安全対策、再発防止をとった上で、再開の準備を進めていくということは、ご理解を願いたいと思います。
51:22
全く納得できない。いいですか。さっきの佐藤委員との議論でも、必要があれば部品を交換する、十分な点検整備があれば運用再開をして部品が変えられるとおっしゃいましたよ。これね、去年僕、山田さんとのやりとりで、事故の直後、日本は飛行中止を結局アメリカ側に言わなかったんですよ。安全な運行を確保してくださいと言って、ずっと事故後も日本国内でオスプレイ運用してたじゃないですか。アメリカ側が運用中止と決めて止めて調査入ったので、世界中のオスプレイが運用停止になったんじゃないですか。十分な点検整備があればとおっしゃいましたけど、十分な点検整備って、この間もここでやりとりしましたよ、去年。十分な点検整備をしてるから運用してるんでしょう。ええかげんな運用整備をしてる、運用してるなんて、ありえないでしょ、そんなこと。同じことを言ってんですよ。事故前も、事故後も。もう一点、先ほど防衛大臣は、私の言ったことは、ハードクラッチエンゲージメントの件ですから、今回はその部品ではありませんと明言されました。ってことは、この問題、いわゆるハードクラッチエンゲージメント以外にも問題があったってことじゃないですか、オスプレイには。より問題でしょ。これまでの延々事故で調査報告していたときに、事故原因として特定されたもの以外に、こんな重大を起こすものがまだあったにもかかわらず、そこは補足できないで運用していて、今回の事故が起こったってことじゃないですか。っていうことは、オスプレイ自身に本当に構造上部品も含めて、いろんな課題があって、今回で全部なくなりましたってどうやって証明できるんですか。今の説明で。大臣どうですか。後ろからメモが入ったみたいだから。
53:41
航空機の機能を発揮させるために必要な構成品の中において、特定の部品の不具合、これが原因でクラスA事故というのは初めてであります。ですから、言い申し上げたように、ハードクラッチエンゲージメント以外の原因だということは、御指摘のとおりであります。そして今回は、まさに前例のないレベルで詳細な情報提供というのは抜けており、事故原因は特定され、それで安全対策が講じられたと。しかしながら事故調査委員会報告書、公表されるまでは、それ以外のプロセス、訴訟であったり、あるいは懲戒処分、そういった問題が米国の国内法上抱えているので、なかなか公表できないということを申し上げたところですが、今回の部品の不具合ですが、機体自体の設計を変更する、そういった必要性はないということであり、機体自体の安全性にも問題はないということ、そして飛行の安全に関わる構造上の欠陥がないということ、こういったこともしっかり説明を受けているところでございますので、また、米側からは、事故の状況や原因、安全対策について、これ以上、私どもは極めて詳細な情報提供を受けておりますので、今般の部品の不具合に関する米軍専門部局の評価というものは、これは妥当だというふうに私どもは評価をし、今回準備を進めさせていただくところでございます。
55:25
では、その特定の部品の不具合は 何で起こったかわかっているんですか。どなたがお答えになりますか。
55:46
私が言える範囲は、航空機の機能を発揮させるために必要な構成品、いくつかある中で特定の部品の不具合というところでありますが、その原因に関する詳細な分析内容については、説明を受けているところですが、先ほど申し上げたように、詳細については大概的に、この時点では明らかにすることができないということで、大変心苦しく思っております。
56:17
実はそのハードクラッチエンゲージメントの時も、部品ははっきりしたけど、実はなぜクラッチが故障したのかの原因は特定されていなかったんですよ。同じなんだよ、構造的に今、御説明されていること。今 、原因は自分が言えないとおっしゃった。大臣自身がおっしゃらないとおっしゃったけど、大臣が知っている範囲でその原因は極めて合理的で、それに対する対策は取れるというふうに御判断されているんですか。
56:48
私自身がということでございますけれども、私なりに事故の状況、あるいは部品がどういう状況であったかということは理解いたしました。私は、前職は航空会社に勤務しており、事業用操縦士の免許を持っている中で、整備の基礎は自分なりに分かっている。もちろん固定力と回転力の差はありますけれども、航空機の整備というものに対しましては、ある程度基礎知識は私自身はあるもの、もちろん回転力は素人でありますが、そういう中で、その機体の構造、そして今回の特定された部品、それがどういうふうに機能し、そしてどういうふうに事故の原因になったかというのは、私なりに理解をした。そして、それによって、今回防衛省、陸上自衛隊の運用するオスプレについても、米軍、米側と同じ状況の中で準備を進めさせていただ きたいと、そういうふうに感じたところでございます。
58:03
大臣が一生懸命理解しようとされたことは、私も理解したいと思います。しかし、大臣が理解したことと、国民や自治体が不安に思う、納得していないこととはまた別でございます。先ほどの、申し上げた、本当に2022年、事故で何人も亡くなった後の報告書が出たときに、もう再発のリスクは99%低減したと。だから、それはその部分ですと。他の部分に関しては、99%ではないから、今回別の部品だから、しょうがないですという議論に聞こえるわけですよ。そんなもんじゃないでしょう。今のお話だと、本当に報告書が出る前に運用再開をしたくてしょうがないというふうに聞こえますよ。そんなのでは、全く私は自治体も国民も納得しないと思いますし、申し訳ないですけど、今回は米軍ですけど、遺族に本当にそんな説明の仕方ができるんですか。私は極めて問題だと思いますし、言葉に捉まえるの嫌ですけど、先ほど大臣が国 民の不満、住民の不満と言いました。不満じゃないんですよ。大臣は不満と不安と先に不満を言ったんですけど、不満じゃないんですよ。不安と不信なんですよ。先ほど聞きましたけど、全く答えてなかった、日本の主体的な判断をするという、それは一体どういうことを言っているんですか。今の話だと主体的な判断なしで、もう運用再開しますと言っているようなもんだと思いますが、何が主体的な判断で、それから調整をすると。何度も日米間で調整をすると言われていますが、日米間の調整って何ですか。それから調整は実は日米間じゃなくて、地元の住民や自治体、そして海上自衛隊の諸君が不安に思っているんじゃないですか。オスプレイが運用再開になった場合に、自衛隊員だってみんな不安だと思いますよ。今のような形での部品の整備、安全な点検、十分な点検整備があれば大丈夫ですみたいな話で、本当に自衛隊員それで安心して運用再開できるんですか。大臣、簡潔にお答えください。
1:00:55
おっしゃるように、オスプレイは陸上自衛隊も運用する機体でありますから、飛行の安全を確保した上で運用再開することは不可欠であることは申し上げます。こうした観点から、事故以降、装備部門やまた陸上自衛隊を含む防衛省の各部署、これは実際にパイロットも含めて、整備士も含めて、装備長も含めて、部局横断的にオスプレイの設計や技術に関する安全性について責任を有する、これ米側の窓口、ナブエアと、実は本当に毎週やってました。VTCで毎週、事故原因の究明に当たってきたところであります。今回の運用停止の解除にあたっては、陸上自衛隊のオスプレイを運用する隊長、パイロット、まさしく彼らが本当にオスプレイに乗る人間です。そういう人間も含めて、整備員、様々な防衛装備長の知見を持っている人間、そして米軍の専門部局、あらゆる方々から多角的な判断を行って、極めて詳細な事故原因を特定し、情報提供を受けた。まさに前例のないレベルだったと感じておりますから、そういったことを、実際に具体的な部品の名称は後々、これは必ず公表されるわけですが、その間、何とか技術情報に関することは、誠意を持って説明をしてまいりたいと思っております。
1:02:41
納得できませんが、とにかく安全第一でございまして、国民に対して、本当に今の状況では説明になっていないと思いますので、今日はこの程度でやめますけれども、引き続き指摘をしていきたいと思います。パルスチナの問題について、もう時間ないので簡潔にいきます。ラマダン前に定選後期ができなかった現状については、極めて遺憾に思っています。残念です。ラマダン中の攻撃は本当にリスクが高まりますので、何とか定選にこぎつけていただきたいと思いますし、我々なかなか野党は無力ですので、政府にはしっかり外交努力も含めてご奮闘いただきたいと本当に思っております。これも去年私がご紹介したように、運留和の保健局長は日本人の生体先生で、去年も僕は電話で厳しい状況でお話を伺いましたが、今回も僕は状況がさらに厳しくなっているんですけれども、電話をさせていただいたら電話が出てくれて、もともと30万人の町であるラファニーに現在150万人の避難民が押し寄せている。悲惨な状況で他の地域にはご案内のように逃げる手段がない。ガザの北部では5人に1人が急性栄養失調だと。南部でも10人に1人の割合だと。戦闘が起こる前は100人に1人もこの急性栄養失調の方はいなかったということで、急速に 今、起菌状態が広がっているということでした。医薬員、食料、食品が圧倒的に不足している。栄養が不足しているので、感染症、髄膜炎が増加をしていると。日々、これ、生田先生の言葉を借りて言うと、死刑判決に等しい状況が続いているとおっしゃっていました。ハマスのテロ行為は許しがたいことであると思いますし、今回の戦闘のひとつの私は引き金になったと思いますので、それは許しがたいと思いますが、一方ではイスラエルの市民に対する虐殺行為も看過できるものではないと思っております。今、アンルワのことで、アンルワへの資金提供支援が止まっています。公明党の上田先生が予算委員会でやられました。我が党の石垣議員もやられました。これやはり人道支援状況なので、一日も早く補正予算を執行してほしいと思います。上川大臣に、ぜひ御決意をお願いします。
1:05:40
アンルワにつきましての居室再開の見通しということでございますが、現在のところ予断をもってお答えすることはできませんけれども、まさに最も喫緊の課題は、ガザの人々の一人一人に、先ほど委員からも御指摘があったと おり、食料や医薬品という命に極めて関わることのニーズが極めて深刻であるということでございますので、そういった観点から対応してまいりたいと考え、この度は補正予算とは別でありますが、新たな緊急無償資金協力として3200万ドルの協力の実施を決定し、これにつきましては、食料は世界食料計画、また医薬品はWHO、そして衛生用品についてはUNICEFと、こういう国際機関と連携をしながらお届けをすると、届けるということで、今の緊急課題、喫緊の課題についての対応をしている状況でございます。この間、この課題が、問題が発生した後につきましても、国連やアンルーアご自身、また関係国と緊密にコミュニケーションを取りつつ、今まさに国連による調査、さらに第三者によります検証に積極的に協力しながら、この調査結果、検証の結果、あるいは進捗状況も踏まえまして、我が国の対応について、しっかりと検討してまいりたいと考えております。
1:07:14
その答弁、何度も聞いているんですが、EU、カナダ、スウェーデン等は、アンルーアへの支援を継続したり、復活させたりしています。残念ながら、日本の アンルーアへの支援の一時停止は、日本は、実はイギリスやアメリカに後追いで最後に決めました。国際社会を見ながら決めたということで、私は非常に残念に思います。逆に、大臣、国連の調査検証、例のアンルーアの職員が変わっていたかもしれないということについて、これ、いつ出ると把握されているんですか。
1:07:58
我が国としては、今、大臣からも御答弁をやりましたと、国連やアンルーア関係国と緊密にコミュニケーションをとっておりますが、御指摘の、この国連の調査の期限を含め、国連内部監察部の活動について、我が国から申し上げていることは、差し控えたいと思います。この調査とは別に、国連の方で今行われているプロセスとしまして、第三者による検証プロセスがございまして、これはコロナ、普通外務大臣が主導して行っている、アンルーアの中立性の確保や疑惑への対処を評価するための評価プロセスでございます。このプロセスにつきましては、2月14日に作業を開始し、3月下旬に中間報告書を事務総長に提出し、4月下旬には最終報告書を完成予定ということを発表しているところでございます。そんな悠長なことにできるんでしょうか。本当に食料も含めてみんな、危機の状況ですよ。これなんでEUカナダ、スウェーデンが支援を復活、モイスキュア継続しているかというと、人道状況に対しては、やっぱり優先順位が高いという国家としての判断をしたからじゃないでしょうか。大臣、これね、私懸念していることがあります。アンルワの一部の、今でいうと10人前後だと言われていますが、このハマスのテロ行為に関わったんじゃないかと言われていることは私も承知しています。しかしですね、さっき申し上げたように、もうほとんど10人に1人が飢餓の状態になっている。食料届かない。ご案内のように、アンルワは、その場では、ガザでは、地方政府のように保健局、学校、病院、食料支援をやっている。ある意味で地方政府のような形でやってきているから、アンルワに支援金を延長するのが一番、逆に言えば、命を守れる。そういう判断を、もちろん調査は大事、検証も大事だけど、して、拒否をしていただかないと、これ僕懸念しているのはですね、調査が出ました。アンルワの一部が関わっていました。それが特定できたら、次拒否できますか。できないでしょ、それ。関わってませんでしたという結果が出ますか。ハマスもイスラエルも、ちゃんとした情報を出しますか。今、この定選の合意すらできないんですよ。お互いの人質の情報すらできない状況なんですよ。もしアンルワが関わっていた、一部が関わっていたと言ったら、国際社会も含めて、そこで、じゃあ調査が出ましたから出しますかって、できますか。それよりも上位に人の命がある。民間の一般の市民が、特にこれ、今危惧の状況は女性子供なんですね。そういう方々の命を守るために、日本政府は、そのことに対する批判とは、もちろん別に、でもここを守るために、アンルワには再開するという判断をしないと、調査結果が出てからだったら、実はさらなる再開って、逆にしっかりとしにくくなるんじゃないでしょうか。これEUがやってます。スウェーデンもやってます。カナダもやってます。アメリカ、英国に日本の事情とか、日本の今までのアンルワとのつながりを説明して、再開すると、それこそ、先ほど防衛大臣が言われたように、定年4のポジションを説明をして、日本は人道支援を優先するということを言って、再開をしていただけませんでしょうか。
1:12:06
ましてや保健局長、日本人がやってるんですよ、アン ルワ。長年にわたって。どうですか、大臣。
1:12:18
まさに、最も喫緊な課題であります、このガザの人道状況の、極めて厳しい深刻な状況を受けまして、この提出をしている中にありましても、令和5年度の補正予算とは別に、まさに3200万ドルの緊急無償資金協力の実施、これを決定し、あらゆる手段でこれを届けると、こういうことを日本政府として決定をしたところでございます。いろんな形で、アンルワの生田先生も含めて、コミュニケーションをしている状況でございまして、しっかりとこのことにつきまして協力をしつつ、最終的な決定が、1日も早く成り立つことができるように尽くしてまいりたいと考えております。もう一点、この補正予算の止まっている約3500万ドルですけど、補正ですから、3月末までに執行しなきゃいけないんじゃないですか。これ、3月を超えた場合はどういう扱いになるんですか。
1:13:25
お答え申し上げます。財政法上補正予算でありましても、一定の条件のもとで、翌年度への繰り越しが認められていると承知しております。アンルワに関する想定外の疑惑を受けて、一時停止せざるを得ない状況となったことを踏まえ、仮に3月まで再開できない場合であっても、これが再開できる環境が整った際に送金できるよう、翌年度に繰り越すべく所要の手続を財政当局と行ったところでございます。昨日のレクの時の答弁と違うんですけど、財政部門とちゃんと調整を行っていただいているんだったら、それは一つ、経費を付与したいと思います。しかし、できるだけ早い方が私は優先だと思いますので、上川大臣、これね、本当に、私は本当に懸念しているのは、結果が出てからは実は出しにくくなるんじゃないかなと思うんです。その結果に対して、おそらくあれが本当だ、嘘だ、それは違う、事実と違うと、国際社会は多分それぞれの立場で言い合います。そうすると、余計意識ってしにくくなるので、逆に日本は、さっき申し上げたとおり、それより上 位の概念で人道支援を優先するんだと言って、補正だから何でも理由できるじゃないですか。3月末までに執行しなきゃいけないんだと言って、ぜひ上川大臣、岸田総理、説得していただいて、早く執行していただきますように、心からお願い申し上げまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。この際、委員の異動についてご報告いたします。本日、里見隆史君が委員を辞任され、その補欠として下野六太君が選任されました。
1:15:19
立憲民主、社民、水野本子です。質問の機会をいただきましてありがとうございます。まず冒頭、元旦に起きました、野党反党地震、そして13年前の東日本大震災、亡くなりた方に心から哀悼の思いを捧げます。また救命、救助、復興に携わされている方々に心から感謝申し上げます。それでは質問に入らせていただきます。まず防衛装備典3原則の運用指針改定、本日はその決め方につきまして、木原防衛大臣にお伺いしたい と思います。これですね、私、昨年末、国会で聞きました、参考資料1、ご覧ください。なぜ、安保三文書に続いて、またもや与党だけ閉会直後の閣議決定で決めてしまったのか。参考資料1にございますように、私、木原大臣にですね、12月5日質問いたしました。その際に大臣は、決まっていることはありませんとおっしゃられました。その後、国会閉会後の22日、約2週間半で、これを閣議決定されました。この間何があったんでしょうか。そして、何でこのようなやり方で決めるんでしょうか。大臣、お願いいたします。
1:16:27
いわゆる三文書の中でも、国家安全保障戦略、2022年12月に閣議決定をされたものに記載されているとおり、防衛装備典は、我が国にとって望ましい安全保障環境の創出等のために重要な政策手段であります。そういう位置づけをしております。そうした観点から、国家安全保障戦略におい て、制度の見直しについて検討することとされており、与党ワーキングチームにおいて議論が重ねられた結果、昨年12月13日に与党ワーキングチームから政府に対する提言が取りまとめられて、そして政府に提出されたという経緯がございます。そうしては、同提言を踏まえて、必要な調整や手続きを経て、12月22日に防衛装備典、三原則及び運用指針の一部改正を行ったものであります。その上で、防衛装備典を含め、我が国の政策について、国民の皆様の理解を得ること、これはまた非常に重要なことであると考えておりまして、政府の考え方については、国会において、先般の参議院の予算委員会等で総理も答弁をさせていただきましたけれども、そういった質疑などを通じて、またこういう外交防衛委員会などの委員の質問などを通じて、適切に説明してまいりたいと思っております。
1:18:00
やはり事前に、いろいろな国民の意見を入れていくということが大事だと思うんです。国会が終わる前に、しっかりと説明をする 。その上で閣議決定するものであれば閣議決定をする。それをしっかりやらないと、やはり国会国民経史と言われても仕方ないと私は思います。その点から、今度は、マゲシマ基地に関しましてお尋ねしたいと思います。私は、JAXAに長くおりましたので、種ヶ島のすぐ脇にあるマゲシマ基地の建設で、全く暮らしは変わってしまったこと、本当に心を痛めております。このマゲシマ基地建設の開発、どこでどうやって政府は決めたんですか。これですね、私も質問収集で聞きましたけれども、どうやら在日米軍と中流関係消費等、マゲシマという名前もつかないですね、予算項目が根拠というような回答が返ってくるんですけれども、マゲシマをはじめとして、南西諸島基地建設、どのような国民的議論を経て決定されたのか、根拠文書と合わせて、大臣お願いいたします。
1:19:05
お答え申し上げます。平成22年12月に制定された平成23年度以降に係る防衛計画の対抗において、南西地域における防衛体制を充実することといたしましたが、その後、平成23年の日米2+2において、新たな自衛隊の施設のため、マゲシマが検討対象となることを示し、同施設は、併せて米軍の艦載機発着訓練、FCLPの高級的な施設として使用される旨公表をいたしました。その上で、滑走路や飛行場支援施設等の整備に必要な経費を計上した、令和4年度当初予算案の閣議決定をもって、マゲシマにおける自衛隊施設の整備を決定しているということでございます。
1:19:54
2+2というのは外交的な交渉の場だと思うんですね。これを、南西諸島の基地建設計画、マゲシマにこういうものを作るというものを、しっかりと国民に図る必要があるのではないでしょうか。先に予算を決めてしまって、予算を流してしまうと、地域では様々なインフラが良くなって、反対の人も反対できないんですね。おかしいと思っていても、このようなやり方は、やはりよろしくない。しっかりと国民的な議論を経る必要があると思います。参考資料にご覧ください。次の質問参ります。このマゲシマへの移転につきまして、関連質問でございますけれども、こちらですね、安全性が問題だから、伊予島からマゲシマに移転すると防衛省のホームページに書いてあります。この図もですね、少し見せ方としてよろしくないと思うんです。距離だけではなくて、これ戦闘機ですから、持続3000キロの戦闘機が飛ぶんですから、30分ほどかったものが10分にというところなわけですね。これ、国民の問題として大きく出るかもしれませんから、この見せ方の問題もですね、非常に誤解を生むと思うんです。ご質問としてはですね、誰の安全性が問題となって、これ移転となったんでしょうか。お答えください。
1:21:08
お答え申し上げます。戦後、最も厳しく複雑な安全確保環境を踏まえれば、我が国として各種事態において、国民の命と平和な暮らしを守っていくための防衛力を抜本的に強化し、また、日米同盟の抑止力対処力をさらに強化していくことが不可欠であります。そのため、マゲ島において、我が国の防衛、大規模災害時の活動拠点となる自衛隊施設を整備するとともに、米空母がアジア太平洋地域で向上的に活動する上で不可欠な関西基の着陸訓練、FCLPを実施することが重要であると考えております。現在、この訓練を実施している伊亡島は、関西基の岸の岩国から約1,400キロと非常に遠く、往復の際に機体にトラブルが発生した場合、緊急着陸用の飛行場が確保できず、米軍人の安全性に大きな懸念があります。したがって、米軍人の安全確保の観点においても、できる限り早期にこの施設整備を行うことは必要と考えているところであります。今、おっしゃられました米軍人の安全性なわけですね。このマゲ島の近くでオスプレイは事故と起きたわけです。みんなですね、種ヶ島には人口約2万8000人ですよ。そして、ヤクシマは約1万2000人。その間でオスプレイ落ちました。伊亡島は民間の方は住んでいないわけですよ。ほとんど誰も住んでいない。そこで今までこのようなですね、訓練はやられていたのが、安全性という考え方がずれてませんか。そしてその暮らしが今失われて、漁業の島だった、漁業の町だった西の表は漁業ができなくなりました。そこでオスプレイも落ちた。マゲ島に基地を作るということにおいての安全性の考え方、私たちは公務員ですよね。日本国民の安全性、そしてその地域で住む人々の安全性とバランスが悪いと思うんですけれども、大臣お願いいたします。ここは大臣とお願いいたします。
1:23:14
マゲ島におけるFCALPのための施設整備でありますけれども、我が国の防衛、大規模災害時の活動拠点となる、そういった渋滞施設も含めて整備するとともに、米空母がアジア太平洋地域で向上的に活動する上で不可欠な着陸訓練を実施すること、その重要性というのは非常に私どもは重要視しております。そういった中で、米軍の訓練を効率化する、そして日米同盟の一翼を担う米軍、それとの米軍人、これもまた日本の自衛隊と同様にそこの部分の安全性というのは大事にしなければいけないと、そういう認識のもとでこの施設の整備をしっかりと行っていきたいと思っております。
1:24:04
私は地域住民の安全性と、今の米軍の安全性に関する考え方のバランスが大きくずれていると思います。関連して、マゲ島の基地建設によって、環境省のレッドリストに絶滅の恐れがあるとして、登録されているマゲシカの絶滅が危惧されています。そのため、今、きちんとモニタリングはされているのでしょうか。マゲシカはもともと7月から1000頭を生息していましたが、今、何頭を生息しているかご答えください。
1:24:37
お答え申し上げます。マゲ島における自衛隊施設の整備を行うにあたり、マゲ島の日本自家への影響については、環境影響評価手続において、専門家や県知事の意見等を踏まえ、適切に調査予測を行っております。環境影響評価書において、シカの個体数については、現在の生息数である700~1000個体程度と、おおむね同程度で推移すると考えられますが、生息可能範囲や餌の量などに相応して推移することが予測され、予測には不確実性があるとしています。防衛省といたしましては、環境影響評価書にお示ししたとおり、生息範囲の確保や、拉致の緑化等の保全措置を講じながら、シカの状態を把握するための個体数モニタリングを引き続き行ってまいります。委員長、今何と言いますか、というふうに聞いたんです。というのはですね、住民も皆さん聞いていますけど、全く数値が出てきません。環境大臣からですね、環境モニタリングに対する環境大臣意見として、しっかりですね、個体数及び生息状況の確認を実施すると、そして結果を踏まえて、適切に環境保全措置を講じることということが、基地の建設にあたって付けられているわけですね。この点、環境省どうですか、今の回答について十分でしょうか。
1:25:58
お答えいたします。令和4年12月に防衛大臣に提出した、マゲ島基地建設事業に係る環境影響評価書の環境大臣意見におきまして、マゲ島の日本自家の生息状況等に係る事後調査の実施及び事後調査の結果を踏まえて、適切に環境保全措置を講じることを求めております。当該環境影響評価の結果を踏まえて、防衛省において適正な環境配慮が確保されているものと認識をしております。
1:26:28
今、認識をしているんでしょうか。等数が分からないんですよ。その点において、私は認識できていない。現状が分かっていない。分かっているなら出してください。ここ、委員長ですね、何とおまげしかがですね、モニタリングとして等数が把握できているか、そのモニタリングの状況について、報告を求めたいと思うんですけど、お取り払いください。報告、理事会で協議いたします。はい。このようにですね、基本的に環境アセスメントというのは、その人々の暮らしとか、あるいは環境に影響しないかどうかということをしっかり行った、そしてそれを保護するために行ったアセスメントですから、そのようなですね、等数が減っているという声が上がっている中でですね、等数も出せない形で、しっかりと保護 できるとかどうかわからないのであれば、工事を止めてアセスメントをやり直すべきであるというのを意見として申し上げて、時間がないので次に進めたいと思います。それでは中東紛争、この点ですね、私はやはり先ほど福山委員からもありましたけど、即時提前が必要であると思っています。上川大臣にお尋ねしたいと思います。イスラエルによるガザでの無差別攻撃は国際法、人道法違反と思われますが、いかがでしょうか。端的な答えください。
1:27:36
我が国といたしましては、このイスラエルがハマスの攻撃を受け、国際法に基づいて自国及び自国民を守る権利を有すると認識をしております。が、同時にすべての行動、これは国際法に基づいて行われなければならず、いかなる場合におきましても、国際人道法の基本的な規約は守らなければならないと考えているところであります。その際、均衡性の要件、これについては満たされなければならないというふうに考えているところであります。イスラエル軍の行動に関しまして、今次事案の個別、具体的な事情、また関連情報につきましては、事実関係を十分に把握することが現状困難であるということでありまして、確定的な法的評価を行うことにつきましては差し控えさせていただきますが、もっかがざで起きている多くの民間人の犠牲者がますます増加しているという状況でございますので、軍事行動が全体として国際法上正当化されるかどうかについては、当事者によります一層の説明が求められるような状況が深刻になっているというふうに認識をしている状況でございます。人道支援活動が可能な環境の確保、また人質解放につながるような人道的底線が速やかに実現し、そして持続可能な底線、これが実現することを期待しておりまして、こうした考えの下、当事者に対しまして、直ちに人道的な観点から行動することを求めている状況でございます。
1:29:21
今ですね、回答避けられたと思います。事実関係がはっきりしていないからということでですね、参考資料の3をですね、見ていただきたいんですけれども、これは先般2月14日、外交安全保障に関する調査会におきまして、松井靖、名古屋大学名誉教授、国際法の専門家の方に、私、あまりにも大臣がおっしゃっていることが 、どう考えたってこれは国際人道法違反でありますよ。そのことについてですね、基本的には人道が大事とおっしゃるのであれば、人道法遵守を訴えかけるというのが、一丁目一番地であるのになぜかと思いましたので、質問いたしましたので、読み上げますけれども、松井先生のお答えはこうでありました。イスラエルの行為は自衛権では正当化できないと言われまして、これは事実関係が確認できるかどうかということよりも、日常的な報道で事実関係の確認ができないというふうなものでは決してないだろう。国際人道法の基本原則に違反しているという限りにおいては、やはりイスラエルの行為は強い非難に値すると、国際法の専門家がおっしゃってますけれども、上川大臣いかがでしょうか。
1:30:29
我が国といたしましては、イスラエルがハマス島のテロ攻撃に対しまして、自国及び自国民を守る権利を行使するにあたりまして、国際人道法を含みます国際法を遵守する、こうしたことを強く求めてきている状況でございます。その上で、イスラエルの行動そのものがジェノサイドにあたるかも含めまして、今晩、提訴に よりましてICJ、ここで審理される事柄でございます。我が国といたしましては、引き続き注視してまいりたいと考えております。
1:31:03
私はジェノサイドではなくて国際人道法、無差別攻撃、民間人に対して無差別な攻撃自体が人道法違反ですね、ということをお話ししたんですけれども、この件に関しましてはですね、是非ともですね、表面的な人道主義は見透かされてしまいますよ、大臣。そして外務省がですね、十分な情報がないということ自体が自己否定で本当に残念に思います。しっかりとですね、毅然とした態度で人道外交を行っていただきたいと思います。次の質問はですね、意見にとどめたいと思いますので、参考資料4をご覧ください。こちらですね、イスラエルに訪問した辻外務副大臣、一緒にテーブルを囲んでいますけれども、この画面に大きく映し出されている、これ外務省のホームページですけれども、We want stopと書いてあります。何を止めないのかというところ、そしてですね、このスイカが載っている、これ今ですね、スイカというのはパレスチナの象徴なわけです ね。ですので、今イスラエルの無差別攻撃に対して、それを止めたいという方はスイカというのをシンボルにしていると聞いています。それを食べるような演出で、We want stopというのはですね、こういった画面が打ち出されたところでの日本とイスラエルの会談を外務省のホームページに載せるというのは、私は不適切であると思いますので、ぜひ削除いただきたいというのは、意見としてお伝えして次に参りたいと思います。私はですね、上川大臣せっかくいいこと言っているんですから、ちゃんとやってほしい、言っていることとやっていることが違うと言われないようにしていただきたいんです。先般、赤松良子、元文部大臣亡くなられました。女性活躍推進に尽力されました。私は赤松、整形塾の卒業生でもありますので、御意思をすぐ立場として上川大臣に御質問させていただきます。参考資料5、ご覧ください。ジェンダーギャップ指数、日本はもう断トツ、先進国断トツの順位となっております。これは146カ国中、日本は125位という、この史上最悪となってしまった世界の最低レベルの女性活躍推進、上川大臣の感想をお願いいたします。
1:33:07
御指摘のとおり、このGGIでありますけれども、日本は前回よりもさらに順位を落としている状況でございます。その原因として、特に経済分野、さらには政治分野、このスコアが、これまでもそうでありますが、極めて低調であったこと、これが影響していると承知をしているところでございます。現状、こうした状況につきましては、真剣に深刻に受け止める必要があると、こんなふうに考えているところでございます。政府といたしましては、6月に女性版の骨太の方針を昨年決定したところでございまして、特に今、スコアリングの中でも落ちている部分、企業におきましての女性投票の加速化、また政治の分野、女性候補者の割合を高めるための、各政党への実質的な取組の要請、こうしたことにつきましては、政府全体で取組を強力に進めてまいりたいと考えております。
1:34:05
そうなんですよ。ですのでですね、大臣には是非とも頑張っていただきたいのは、女性差別撤廃条約の選択的議定書でございます。大臣は、初心表明演説で、WPS、女性平和安全保障を世界的に進めたいということを語っていらっしゃった。であれば、日本において遅れている女性活躍推進において、外務大臣としてできるリーダーシップを果たしていただきたいんです。20年間ですね、外務省、ずっとですね、約20年間検討しますと言ったまま、全然起きません。10月には国連でこの点を中心とした日本審査が行われます。是非、それまでに批准いただきたい。大臣お願いいたします。
1:34:48
今、ご指摘いただきました、WPSについてお触れいただきましたけれども、まさに、現代は国際社会が不透明さを増す中にありまして、人間の安全保障など、人間中心の外交を進める上で、私自身、Women, Peace and Securityの取り組み、これにつきましては、大変重視をしているところでございます。また、女子差別手配条約の選択決定書で規定しております、ここの個人通報制度ということでございますが、条約の実施を効果的に担保する、このことが趣旨でございまして、注目すべき制度であると考えております。一方で 、この制度の受入れに当たりましては、我が国の司法制度や立法政策、この関連で問題の有無、また同制度を受け入れる場合の、実施体制等の検討課題があると認識をしております。個人通報制度につきましては、様々な論点や検討課題が存在するところでございまして、まさに女性差別手配条約の選択決定書の締結の見通しについて、今真剣に検討をしてまいりたいというふうに考えております。今の段階で次のというような形でのところのお答えについては、大変困難であるというふうに思っておりますが、引き続き早期締結に向けまして、真剣に検討をしてまいりたいと考えております。
1:36:11
今お話しされたことは、日本固有の問題ではありませんので、115か国ももう批准していますので、ぜひ日本審査の前までに批准を行うように、大臣のリーダーシップを求めたいと思います。最後にですね、PFAS問題と日米地位協定につきまして、私は神奈川地元でございます。米軍基地が多くて 、たくさんの問題が生じていますので、お尋ねしたいと思います。参考書料6、こちら質問、合わせたいと思うんですけれども、こちらご覧のようにですね、アメリカではですね、基準が強化されてきているわけです。一問飛ばしますけれども、日本も改定すべきではないですか。官挙書をお願いいたします。
1:36:54
お答え申し上げます。水道水に含まれますPFASとPFORにつきましては、令和2年の4月から水質管理目標を設定項目に位置付け、それらのガス産地で1リットルあたり57グラム以下という暫定目標値を設定しております。これらにつきましては、現在、内閣府職員安全委員会におきまして、健康への影響に関する科学的な評価が進められているところでございます。職員安全委員会による評価の結果が得られ次第、我が国の水道水におけるPFOS等の検出状況等も踏まえ、専門家の意見を伺いな がら、速やかに水道水中の目標値を検討してもらいたいと、このように考えております。
1:37:35
ありがとうございます。このように基準がどんどんアメリカではきつくなってきているわけで、今、若干基準が違うわけですけれども、米軍基地の中ではですね、日本と米国のどちらの基準が適用されるのか、またですね、合わせてですね、その基準が守られているかどうかを確認するのは、日本政府、米政府どちらでしょうか、各市と各産、合わせてお答えください。よろしくお願いいたします。
1:38:01
お答え申し上げます。日本国内のPFOS等に関する基準については、水道水及び水環境について、厚生労働省や環境省が暫定目標値、または暫定真値を設定しているものの、法的基準ではない、無ではございません。また土壌に関しては、現在知見の集積に努めている段階でございます。現時点で適用可能な基準値がない中で、一概にお答えすることは困難でございますが、2015年に締結された環境保測協定に基づき、米国が発出、維持することとなっている日本環境管理基準においては、日米または国際約束の基準のうち、最も保護的なものを一般的に採用することとなっております。日本政府としては、日米合同委員会のもとの環境文化委員会等の場も活用し、来日米軍施設区域内外の環境対策が実効的なものとなるよう、環境を始めつつ環境省庁で連携して取り組んでいきたいと考えております。米軍基地内で基地を確認するのが、日本政府か米国政府かという問題でございますが、在日米軍は、我が国及び極東の平和と安全の維持という日米安保条約の目的達成のために活動しており、そのためには施設区域を使用し、適切に部隊運用や訓練を行う必要がございます。そのため、日米地位協定第3条1において、施設区域においてこ のような活動を実施するために、米国が必要な措置を取ることができるもので規定しており、環境分野においても米政府が施設区域内の管理を行うこととなっております。他方、施設区域の使用に当たっては、在日米軍は日米地位協定第3条3に従い、公共の安全に妥当な考慮を払う必要があり、外務省として関係省庁と連携しつつ、米側と協力していく考えでございます。水野君。 委員長、資料の7をご覧いただきたいんですけれども、これですね、諸外国で米軍基地でですね、問題があったとき、左の方ですけども、ドイツ、あるいはベルギーでも韓国でもですね、米軍側が費用を負担して調査して、そして洗浄もしているということなんですよ。そして海外のですね、ジャーナリストは、他国と比べて日本が例外だと、もっと日本政府が透明性を持ちよう米政府に働きかけるべきだと言っているわけです。このような状況の中でですね、立入権が明確でない日米地位協定の改正、あるいは環境補足協定の見直しを行うべきではないかと思いますけれども、大臣お願いいたします。
1:40:22
まず、このPFOS等に係る立入に関連して、ご質問でございますが、ここの状況につきましては、今、環境補足協定に従いまして、実際に漏れが起こった際には立入等を実施してきている状況でございます。他方、この漏れが起きる前ということでございますが、疑いのある場合や、また高い値が検出されていることを踏まえまして、立入申請に対しまして、それに対しての基準があるという状況ではございません。今、先ほど申し上げましたとおり、現に漏出が発生していない場合の立入に際しましては、国内におきまして法的基準、これが定められ、PFOS等の検出と在日米軍の活動との因果関係が明らかになる、この点が重要と考えております。基準に関しましては、先ほどお答えしたとおりでございまして、まさに基準の策定に係る今後の議論、この申請が重要と考えております。また因果関 係ということでございますが、このPFOS等はこれまで様々な用途に使用されてきておりまして、現時点におきましては、在日米軍施設区域周辺におきまして、PFOS等の検出と在日米軍の活動、これの因果関係については、確たることを申し上げるというのは、なかなか難しい状況でございます。そこで、現行の日米地位協定、環境保守協定及び関連する諸合意、このもとにおきまして、在日米軍施設区域内外の環境対策、これが実効的なものとなるよう、関係省庁をはじめとする関係省庁間で連携をして、今取り組んでいる状況でございます。
1:42:22
時間が来ましたので、最後に一言、この検出で、ほとんど認められていないんですよ。制約があるので、申請もしづらい、認められない。そしてそれはですね、合同委員会 というところでやられているわけです。この米軍というのは、環境基準で規制を受ける側です。そこにいろいろ言ったって無理ですから、日米合同委員会の構造をですね、改革する必要があると、私は思っていますので、この点また引き続き、いずれご質問したいと思います。本日はありがとうございました。
1:43:15
公明党の上田勲でございます。まず最初に、のと半島地震に際しまして、世界100カ国以上からお見舞いのメッセージや支援の申し出が寄せられました。また台湾の政府、民間、そして米国政府等からも、多額の義援金が届けられたと承知をしております。本当に感謝の気持ちを表したいと思います。これはやはり我が国が、これまで多くの国々と友好関係を強化してきたということでもありますし、国際的な災害救助活動にも積極的に参画をしてきた、そうした一つの成果という面もあるのではないかと思っております。外務大臣の受け止め方をお聞かせいただきたいと思います。また支援の申し出や義援金については、どのように対処されているのかお伺いをいたします。
1:44:22
のと半島地震につきましては、その発災の直後から現在にたるまで、米国や台湾を含めまして、世界各地の172の国地域、および43の国際機関、そして団体、そして個人からも、多数のお見舞いのメッセージや、また支援の申し出を受けているところでございます。政府としては、これに深く感謝をしている状況でございます。今、御指摘のとおり、これまで日本が諸外国と積み上げてきた信頼関係のこの蓄積の上に今があるというようなことを考えてみますと、こうした温かいお申し出に対しては、本当に感謝の言葉に尽きるところでございますが、その意味で大切にこうした関係を培ってまいらなければいけないと、改めて決意をしている状況でございます。各国地域からの支援の申し出につきましては、その受入れ体制構築のために要する作業や体制、また現地の状況等に鑑みまして、人的物的支援、これにつきましては一律に応募をするということをしている状況ではございませんが、一方で常期のようなこうした現地体制の負担を要しないような支援、これにつきましてはありがたくこれを受け入れることとしているところでございます。また、我が国の在外交換におきましても、現金の受入れ口座、これを順次開設をしている状況でもございます。また、在日米軍が海底浴器UH-60によりまして、小松からの東空港間での食料と被災者支援物資の輸送を実施している状況でありまして、今般の米国の支援に心より感謝しているところでございます。次に、防衛大臣にお伺いいたしたいと思いますが、防衛大臣も初心の冒頭で、野党反党震災の被災者の支援に対する自衛隊の活動について、ご 報告をいただきました。元日から本当に休みなく災害対応に当たっておられる自衛隊員の皆様に、敬意と感謝を表したいと思います。とりわけ、発災当初の人命救助や、道路の警戒などのアクセス確保、緊急対応や、また、孤立集落等への輸送支援、避難所への入浴支援などの活動は、自衛隊でなければできない活動であると思いますし、被災者や自治体からも高い評価、感謝の言葉も聞いているところです。引き続き、まだまだ状況は厳しい中でありますので、被災者に寄り添った活動をお願いしたいと思います。また、今後とも災害対応能力の維持・向上にも、進めていただきたいと考えておりますが、防衛大臣の所見をお伺いしたいと思います。
1:47:47
防衛省自衛隊の活動に対して、評価の言葉をいただきましたこと、感謝申し上げます。発災直後から、まずは人命救助ということで、捜索・救助を全力で行いました。結果として、1,040名の人命救助を行っております。また、半島という地理的特性、陸路が寸断されたということもあって、不眠不休で夜を徹して道路を切り開き、また、中山間地が多い孤立集落が多かったので、そういった孤立集落に歩いて物資を届けるなど、現地で迅速に活動するとともに、それぞれ自衛隊ならではというご指摘をやりましたが、現在も災害派遣中なんですけれども、徐々にボランティアとか民間のNPOとのシフトしているところですが、どうしても入浴支援、オフローの支援というのは、民間の団体等ではなかなかそういうアセットがないということで、引き続き自衛隊がその部分をきめ細やかな支援ということでになっております。ちなみに、入浴支援については、これまで延べ29万8000名の方の入浴支援、暖かいお風呂にご案内しているところです。防衛省自衛隊は、兵装から様々な想定の下で災害派遣に関する訓練等を行っており、例は、令和5年度の自衛隊統合防災演習においては、南海トルフ地震を想定し、孤立地域が発生した状況において、孤立地域への部隊、装備品等の緊急輸送、沿岸部の孤立した被災地域への物資輸送等に係る訓練を実施し、対応方針を検証すると備えてまいりました。それが実際に非常に役に立ったというところでございます。このような訓練等を通じて、自衛隊及び関係機関との連携を図りつつ、自衛隊による災害対処の実効性を向上させて、大規模災害時等において、被災者に寄り添った迅速かつ適切な活動ができるように、引き続き努めてまいります。この度、本当に自衛隊の隊員の皆様の大変な活動が非常に感謝されていると、今申し上げたとおりでございますので、引き続き、まだ厳しい地域が残っておりますので、ぜひまた全力を挙げて取り組んでいただきたいというふうにお願いいたします。次に、グローバルサウス諸国との連携強化についてお伺いいたしますが、内閣ではグローバルサウス諸国との連携強化推進会議を設置いたしました。我が国全体で連携支援をしていく姿勢を明確に打ち出したということは非常に重要なことでありますし、また、慈悲にかなったことだというふうに受け止めております。ただ、グローバルサウスって今一口に言っても色々でありまして、経済、社会の発展段階は本当に様々であります。それぞれの状況に応じた、やっぱりきめ細かな対応が必要だろうというふうに思っております。この推進会議の議論の中では、日本企業の海外展開の加速化など、経済ビジネス活動を進化していくということが強調されております。これが本当に重要であるということは、私も全く同感でございます。外務省としても、体制を強化していく方針とも伺っております。ODAによるこうした支援が日本経済の発展にも資するということが、これは望ましいことであります。ただし、この点ばかりが強調されると、やはり発展段階の低い国々からは、日本からあまり相手にされていないのではないかというような誤解を生じる可能性もあるのではないかと危惧します。そうしたいわゆる脆弱国のニーズにあった医療、保健、自然災害対策等の、そうした分野の支援も、これを合わせて一層重要になっていると考えますけれども、基本認識をお尋ねいたします。
1:52:31
お答え申し上げます。委員御指摘のグローバルサウス諸国との連携強化推進会議、ここにおきまして岸戸総理も発言されておりますとおり、グローバルサウスと呼ばれる新興国、途上国、これらの国々との連携を強化し、これらの国々をパートナーとしていくことは、我が国の経済安全保障面を含めた国益にかなうとともに、国際社会における分断と対立の動きを強調へと導くものと考えております。その際、委員御指摘のとおり、各国の現状に応じたきめ細やかな対応が重要であると考えております。一方で、ODA等を効果的戦略的に活用するとともに、日本企業の現地展開の加速などにより、各国の質の高い成長とともに取り組んでいく。このことにより、日本企業をはじめとする我が国の成長の機会を拡大していくことにもつなげていくというのが一方でございますが、同時に、委員御指摘のとおり、グローバルサースのうち、脆弱国への対応も重要であると考えてお りまして、保険防災などの課題への対応を含め、人間の尊厳の実現と社会環境の安定に向けた支援は、脆弱国の周辺地域ひいては国際社会全体の安定と繁栄を支えるものであり重要と考えております。
1:53:52
ありがとうございます。全体として私は目指す方向が、日本の経済活動の活性化につなげていくということは、私は賛成であります。そんな中で、バランスが重要だし、メッセージも重要なんだろうというふうに思いますので、その点、またこの春に方針がまとめるということでありますから、その中にもバランスよく市長が盛り込まれるようにお願いしたいと思っております。また、日本の産業の中には、ワクチンとか医薬品、医療機器、そういった分野でも技術もかなり進んでますし、競争力も高いので、そういった医療保険分野における支援も国内の経済に資するものだというふうにも考えておりますので、その点もまたよろしくお願いしたいというふうに思います。もう一点、ODAについてお伺いしますが、我が国のODAは、他のOECD開発援助委員会、DAC諸国に比較して、経済インフラの部門のウェイトが高い、道路上下水道等の社会処分の整備を支援していくということは、これは我が国にとっても得意の分野でもありますし、質の高い支援を行ってきたという実績もございます。また、途上国の経済の自律的な発展を促していく、そのまままさにベースになることでもあります。そして、そうした支援の効果が途上国の特定のところじゃなくて、幅広く国民に影響するということなどから、これまでの方針、私は正しいものだったというふうにも思っております。まさにこれまで、他のDAC諸国とはちょっと違った面での意義があったというふうに思っております。多分野での支援とのバランスも配慮をしつつ、今後ともそうした社会処分整備への積極的な支援は、継続をしていくことが重要だというふうに考えますけれども、ご見解を伺いたいと思います。
1:56:29
お答え申し上げます。委員御指摘のとおり、インフラ整備、これは途上国の成長を実現する上で重要であると考えております。昨年6月に改定いたしました開発協力大綱におきましても、質の高いインフラを重点政策の一つに掲げており、我が国の持つ強みを生かして、相手国の社会課題解決につなげるため、インフラ整備とソフト面での協力を組み合わせる、そういうことによって推進することとしております。我が国としましては、途上国の債務持続可能性を考慮しつつ、引き続き途上国の自立性を尊重しながら、質の高いインフラの整備に係る支援を実施していきたいと考えております。
1:57:11
ありがとうございます。よろしくお願いいたします。次に、イスラエルやパラシスの問題についてお伺いしたいと思います。昨年11月には上川大臣が、そしてまた先月は、今、辻副大臣も御承いただきましたけれども、辻副大臣が中東関係国を訪問されました。人質の解放と先頭の早期集結、またガザシクの食料保険、医療等の人道状況の改善は、これは国際社会にとって、本当に今、喫緊の課題でもあります。先ほど来、この委員会でも色々と指摘をされたところであります。我が国として、従来から積極的な支援には努めているものだと考えますけれども、そんな中で、直近に現地に赴いた辻副大臣にお伺いしますが、現状について、御報告いただくとともに、今、我が国が何を一番、どこに一番力を入れてやらなければいけないのか、その辺の御見解を伺いたいと思います。また、辻副大臣、先ほども質問の中に出てきましたけれども、イスラエルの公館にも面談をされているわけでありますけれども、我が国は、これまで入国家解決を支持をしてきました。アメリカはじめ主要国のほとんどが、支持をしている方針でもあります。当然、イスラエル側にも、我が国の立場については伝えたものだと考えますけれども、先方の考えはどうなんでしょうか。その辺、一番直近のところでお答えいただければと思います。
1:59:08
ありがとうございます。委員御指摘のように、先月27日及び28日に、パレスシナ及びイスラエル、その順番に訪問をさせていただきました。パレスシナでは、アバース大統領及びシュタイエ首相を表敬しまして、事態の早期沈静化に向けた協議を行うとともに、マゴロドリック国連暫定副特別調査官や、ラザリーニ・アンルワの事務局長と会談しまして、ガザ地区の人道状況、特に国連や他人道支援機関が現場で直面している課題を聴取しました。委員御質問の今回の、もっかの最優先課題は間違いなく、一刻も早い現地の人道状況の改善、及び人道支援活動が可能な環境の確保だと痛感いたしまして、引き続き我が国としてそれに取り組む必要性を実感した次第でございます。我が国として、人質の即時解放、人道状況の改善、そして事態の早期沈静化に向けた外交努力を、引き続き粘り強く積極的に行っていく。そしてそれを踏まえた上で、やりとりの詳細については控えますが、私から、パレスシナ並びにイスラエルでは、ガザ地区の危機的な人道状況を深刻に懸念しているとした上で、人道支援活動が可能な環境を確保して、また、人質の解放につながるような人道的な底線が速やかに実現し、持続可能な底線が実現することを強く期待しているという旨を述べさせていただきまして、直ちに人道的な観点から行動することを求めました。イスラエルにおいては、この今の内容を、カッツ外相及び羽首NSC議長兼国家安全保障顧問に表敬した際に、現地情勢への対応等に対しての話し合いの中で率直に申し上げた次第でございます。そして委員、ご指摘のとおりですね、我が国は、このイスラエル・パレスシナの現在の紛争に対して、二国家解決を一貫して指示しておりまして、私からも今般の訪問にて、両当事者の交渉によってのみ和平が実現できると考えているとする日本の立場を改めて述べさせていただきました。イスラエル側の反応を含めですね、詳細は外交上のやり取りなので、つまびらかにすることは差し控えますが、イスラエル政府もこのような日本の立場を十分に認識していると理解していまして、