19:34
(( 咳払い ))いいですか?これより会議を開きます。国の安全保障に関する件について調査を進めます。この際、お諮りいたします。本件調査のため、本日政府参考人として、外務省大臣官房審議官、林光子さん、外務省総合外交政策局長、神戸康博さん、外務省中東アフリカ局長、安藤俊英さん、外務省国際協力局長、石月秀夫さん、外務省領事局長、山本恵一さん、防衛省大臣官房審議官、今丘礼真奈歩さん、防衛省大臣官房審議官、湯気修司さん、防衛省防衛政策局長、加野浩二さん、防衛省整備計画局長、青柳一さん、防衛省人事教育局長、三階聡さん、防衛省地方協力局長、大和太郎さん、防衛省統合幕僚幹部総括官、田中俊則さん、防衛装備庁装備政策部長、坂本大輔さんの出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じ ますが、ご異議ありませんか。ご異議なしと認めます。よって、そのように決しました。質疑の申し出がありますので、順次これを許します。
20:56
皆様おはようございます。自由民主党の岸和田博史です。本日は大臣所信に対する質問の機会をいただきまして、ありがとうございます。時間もございませんので、早速質問に入らせていただきます。木原防衛大臣の所信におきまして、私が一番注目をしておりますのは、防衛装備品の国際共同開発及び、その完成品の第三国への直接移転であります。今般、日本、イタリア、英国との三カ国で磁気戦闘機を共同開発する、いわゆるG-CAPは、これからの日本における防衛装備品の共同開発の始めの一歩でありまして、必ず成功させなければなりません。そして、先週の参議院予算委員会におきまして、このG-CAPで共同開発した磁気戦闘機を日本が第三国に直接移転することを許可するべき理由として、総理も木原大臣も、交渉による磁気戦闘機の要求性能を獲得することを非常に強調されておりましたことを記憶しております。しかし、この第三国移転に関しては、その効果はそれだけではないはずであります。そこで、木原防衛大臣に質問であります。G-CAPを含めた防衛装備品の国際共同開発及びその完成品の第三国への直接移転がどのような効果を我が国にもたらすのか、もっと国民に分かりやすく伝えていただきますようお願いを申し上げます。よろしくお願いします。
22:59
まず、磁気戦闘機につきましては、我が国防衛に必要な性能を有する機体を実現するためにも第三国への直接移転を行える仕組みを持つことが国際共同開発の成功に必要ということを考えております。その上で、先般、参議院の予算委員会でも、総理、あるいは私からも、いくつかの理由についても述べさせていただいて、今、委員がおっしゃるような要求性能であるとか、あるいは価格低減なども含めて、何点か申し上げました。その中で、もう少し他の理由もあるということでございましたから、例えば、防衛生産技術基盤の面から申し上げれば、防衛省は、磁気戦闘機の国際共同開発を通じて、国際的に活躍する次世代のエンジニアの育成、また、我が国防衛の足腰を支えるサプライチェーンの強化等を図ることで、我が国の防衛生産技術基盤を維持強化していくことも可能になってくると考えています。また、航空機産業ですけれども、高度な技術力と部品、あるいは素材に至る幅広い裾野を有する民間の防衛部門、共通の産業基盤です。戦闘機を作る製造会社は、民航機も作るということもありますので、このために、磁気戦闘機の開発においては、さまざまな先端技術に投資することとともに、優秀な人材が育成されることで、防衛産業はもとより、産業界全般への幅広い波及効果が期待できると考えます。例えば、F2の戦闘機の開発においては、民生技術への波及効果として、さまざまなスピンオフがあったことは有名でございますが、例えば、炭素繊維強化複合材技術というのは、その後の民間力学機、ボイングの787の羽に使われました。レーダー技術というのは、自動車のETCであるとか、車載の衝突防止レーダーに、あるいはフライバイワイヤーという技術は、自動車のデジタル電子制御技術であるドライブバイワイヤーに、これが応用されたということもあります。そういった観点からも非常に重要だと考えているところでございます。
25:27
ありがとうございます。今の御説明は、G-CAPに特に注目をした、日本からの感染症の第三国移転のメリットであると思いますが、やはりもう少し幅広にというか、G-CAPに限らず、国際共同開発をやる意味ですね。これは今、日本と英国とイタリアと三カ国でございますが、これからやはり我が国は、このような国際共同開発というものを、これをかわきに、いろいろとやっていかなければいけないというふうに思うんです。ですので、私は思うに、しっかりとこの共同開発すると、その共同開発国との関係もこれからずっと続いていくことですし、また、移転先の国とも、いろいろと関係が深まってくるわけでございます。そのあたり、もっと国際社会の平和と安定に、より日本がネットワークのようにいろんな関係を築いていくことが大切であるということを私は思っているんですが、そのあたり、大臣の口から、こういうことだから、世界の平和に資することだから、こういうG-CAPは非常に大切で、日本からの完成品、戦闘機の第三国議会移転が大切であるということを、説明していただきたいというふうに思っているんですが、そのあたり、もう少し大臣の口から、私ではなくて、大臣の口からお話をしていただきたいと思います。
27:21
まさに、戦闘機というのは、昔はドッグファイトのような、目視で確認しながら戦闘行為を行うという、そういう状況から、最近では、いわゆる高度なセンサーなどを用いて、見えない段階から、相手との攻撃をするといった、そういう極めて高度な技術が用いられている、ということは、すなわち非常に高額なものになってきているということが言えると思う んですね。そういった意味でいうと、昨今では、さまざまな国々が、リスクと、あるいはコストを分担するために、国際共同開発というのが、主流になってきているところです。一国のみならず、パートナー国と協力をして、資金技術をそれぞれが共有していく開発方式というのが、国際的に取られているということだろうと思います。そういった中で、今委員の御指摘は、同盟国、同志国と共通した装備を持つということは、もちろん価格の低減もあると同時に、お互いに共通の部品を共有し合うことで、まさに同盟国、同志国というのは、戦い方はもちろんのこと、日頃からの人との交流、あるいは組織との運用の問題、そういったこともトータルで、同盟国、同志国というのの連携が必要になってくる。戦闘機というのは、先ほど申し上げたように、非常に裾野の広い、波及効果のある装備品でございますので、防衛生産技術基盤も含めて、あるいは運用、あるいは組織も含めて、それぞれの地域の安定、例えば我々でいうとインド太平洋地域、あるいはそれぞれの地域の安定に貢献する ために、非常に円滑にその連携がいくということにつながっていく。それはひいては、世界の平和、意欲主力の効果をしっかりと発揮するということ、あるいは我が国の自国の防衛、国益に資するということに直結していく。そのような最終的には効果になっていく。これがまさしく国際共同開発の利点の一つであろうとかと考えております。
29:47
ありがとうございます。メリットをお話ししていただきましたが、では反対に、この磁気戦闘機が日本から直接第三国に移転できないとした場合、今後の国際共同開発、生産に参画する上で、我が国がどのような影響を及ぼすのか、具体的にお示しいただきますようお願いします。
30:10
我が国から第三国への直接移転を行える仕組みを持たなければという仮定の質問ではありますが、仮にそうなった場合には、英国あるいはイタリアにとってみると、対等なパートナーとしてみなされない。各国が同様の貢献を行うにもかかわらず、日本がそのような対応をとらないということは、ある意味、フリーライド、いわゆるフリーライドをただ乗りするパートナーを持つと、そういうふうにも言われかねない、そういうリスクがあります。しかも国際的に注目されている国際共同開発、生産による完成品ですから、これ次世代戦闘機だけではなくて、我が国がそういった国際共同開発、生産のパートナー国として、ふさわしくないというふうに国際的に認識されたならば、これはある意味、防衛産業にもそういったふさわしくないという認識が、防衛産業にも同様の、こういうふうに見られてしまうということ。これは非常にマイナスだというふうに思います。同盟国、同志国の国際共同開発、生産への参加が困難となれば、我が国が求める性能を有する装備の取 得維持が困難となりますので、我が国防衛に支障を来すとともに、先ほど申し上げたような、防衛政策技術基盤の維持強化についても困難となると、そのように考えております。
31:39
ありがとうございます。今後、このG-CAPを出発点として、我が国が防衛装備品の国際共同開発を、さらに進めていくべきだということを強調いたしまして、私の質問を終わりたいと思います。どうもありがとうございました。
32:03
神戸島の中川博雅でございます。よろしくお願い申し上げます。大臣所信に対する質疑を行わせていただきます。冒頭、この度の野党反党地震におきまして、自衛隊の皆様には発災直後から現地に入っていただきまして、困難極まる中、人命救助、救援支援物資の輸送、また災害復旧に懸命に取り組んでいただきました。改めて心から感謝を申し上げたいと思います。最初に、日本の防衛戦略の姿勢についてお伺いしたいと思います。一昨年末に厳しさを待つ日本の安全保障環境を鑑み、安保三文書が策定されました。この安保三文書を踏まえ、日本の防衛戦略の姿勢について伺いたいと思います。政府の御答弁では、「選手防衛」とは、憲法の精神に則った受動的な防衛戦略の姿勢。このように明確にしておりますが、今回の安保三文書では、この受動的な防衛戦略の姿勢が、能動的な防衛戦略の姿勢に変わったことが、大きな特徴だという御意見がございます。今回の安保三文書に初めて書かれた、反撃能力を持つということが、日本の防衛戦略が受動的から能動的になったと捉えることができるという評価からであります。この安保三文書で、日本の防衛戦略の姿勢が、受動的から能動的に変わったのか、もし能動的に変わったとして、選手防衛との整合性について、まず御説明をいただきたいと思います。
33:38
まず三文書に基づく取組ですが、あくまで国民の命と平和な暮らしを守り抜くために必要となるものであり、これは憲法の範囲内で選手防衛の考え方を堅持しているということを申し上げます。選手防衛とはもう改めて、もう言うまでもありませんので、もう諸法は省略いたしますが、国家安全保障戦略等においては 、日本国憲法のもとで、その選手防衛に徹し、他国に脅威を与えるような軍事大国にならないとの基本方針を堅持し、今後とも平和国家としての歩みを決して変えることのないもので、しっかりと明記をしているところです。お尋ねのように、その憲法の精神に則った、自動的な防衛戦略の姿勢を変えたというにはならないというふうに、私たちは思っております。そういうことでございます。
34:32
基本的な姿勢を確認をさせていただきました。今回の安保三文書では、防衛戦略をこれまでより、相手の軍事的能力を重視し、それを見定めて、その実力に対して戦略を立てるということになっていると思います。現実を直視して、それに見合った防衛力を備えなければ、抑止力にはなりません。このことは、多くの国民の皆様は理解できると思いますけれども、そのための実効性のある防衛力整備計画を実現するための予算を、どのように考えているのか、ご説明をいただきたいと思います。
35:18
お答えいたします。我が国は、戦後最も厳しく複雑な安全保障環境に直面しております。また、情報戦を含めた新たな戦い方や、急速な技術革新、少子高齢化等への対応も、喫緊の課題となってございます。防衛力の抜本的強化の検討に際しましては、こうした状況を踏まえ、極めて現実的なシミュレーションをはじめとする、様々な検討を行い、必要となる防衛力の内容を積み上げ、防衛費の規模を導き出したところでございます。具体的には、スタンドオフ防衛能力、統合防衛ミサイル防衛能力、無人アセット防衛能力などといった、将来の防衛力の中核となる7分野。これに加えまして、防衛生産技術基盤や人手基盤等の要素を重視して、総額43兆円程度という規模を導き出したところでございます。この43兆円程度という防衛費の規模は、防衛力の抜本的強化が達成でき、防衛省自衛隊として役割をしっかり果たすことができる水準として、不可欠であると考えております。
36:24
ありがとうございました。現実的なシミュレーションをもとに、予算を積み上げていると、このような答弁であったと思います。防衛力の抜本的強化を着実に行うことは、非常に大事なことであります。今回、安保三文書では、日本が総合的な国力になって、主たる責任をもって何ができるのかを最大限追求しておりまして、また同時に、安全保障戦略と防衛戦略の目標を達成するべきタイムラインも明確になっております。これにより、日米同盟や同志国との連携に相乗効果をもたらし、日本主演地域とインド太平洋地域、さらには国際社会に対して、安定的な環境づくりにプラスになると考えます。一方で、今回の安保三文書では、防衛力整備計画に文書の多くが削がれており、同盟国際関係や、また国際協調という視点の分量が少なくなったとのご意見もありますが、外交や国際協力の重要さについてのご見解をお伺いしたいと思います。
37:33
お答え申し上げます。国家安全保障戦略におきまして、我が国の安全保障に関わる総合的な国力の主な要素の一つとして、まず外交力を掲げております。我が国の長年にわたります国際社会の平和と安定、繁栄のための外交活動や経済活動の実績をもとに、危機を未然に防ぎ、平和で安定した国際環境を能動的に創出するために、外交と防衛を連携させながら、総合的に外交安全保障政策を進めていきたいと考えてございます。外務省といたしましては、日米同盟の強化、自由で開かれたインド太平洋実現に向けた取組のさらなる推進を含みます、同四国等との連携、周辺国、地域との外交などの戦略的アプローチを着実に実施することによりまして、我が国を取り巻く安全保障環境の改善に取り組んでまいりたいと思います。
38:35
はい、ありがとうございました。最後の質問になりますけれども、人的基盤の強化と隊員の命を考えた防衛についてお伺いをしたいと思います。自衛隊員の生活環境や装備品の状況が良くないと聞いておりますが、これでは自衛官の指揮に大きな影響を及ぼすと考えます。今回、隊員の手当の引上げなどの処遇の向上、また生活勤務環境の改善が図られますが、思い切った対処を強く要望したいと思います。また、優れた人材、高いスキルを要した人材が不可欠であることから、この点についてもぜひ注力をしていただきたいと思います。その上で、人命というものが最も大切であります。隊員の生命に危機が及ばない、そのような戦術、戦略の戦い方を考えることが非常に大事だと思います。そういう意味では、無人アセットの活用、また高い情報収集能力、強い防空ミサイルの防衛能力が必要でありまして、賛同不防衛能力も重要になってくると思います。隊員の命を考えた防衛という点につきまして、見解を伺いたいと思います。
39:55
お答えいたします。国家防衛戦略にもあるように、自衛隊員は防衛力の中核を成すものであり、自衛隊員の人的基盤を強化することは極めて重要であると考えております。また、委員御指摘のとおり、そのような自衛隊員の安全確保に努めることもまた極めて重要であると考えております。このため、人的損耗の極限にも資する無人アセット防衛能力の整備を進めるとともに、自衛隊員の安全を確保しつつ、我が国への攻撃を効果的に阻止するため、相手の脅威圏の外から対処を行うためのスタンドオフ防衛能力を強化してまいります。このほかにも、隊員の安全を確保し、有事に作戦基盤を容易に創出しないよう、施設の強靭化等も進めてまいりたいと考えております。このような防衛力の抜本的強化の取組は、我が国への攻撃を抑止し、抑止が破れた場合にあっても、我が国を断固として守り抜く上で不可欠なものであると考えております。引き続き、国家防衛戦略に基づき、各種施策を着手に取り組んでまいります。
41:05
ありがとうございました。ぜひ、この隊員の命を考えた防衛という点を非常に重視していただきながら、抑止力の向上をぜひ図っていただきたいと思います。時間になりましたので終わります。ありがとうございました。
41:44
源馬光一郎です。今日は、ガザーの問題、そして、農道的なサイバー防御、さらには時間があるだけ防衛装備移転の見直しの問題について議論をさせていただきたいと思います。まずガザーでございますけれども、私は従来からハマスのテロがあって、その後、イスラエルの反撃があって、私はこの問題はもう即時停戦だということを最初から申し上げてまいりました。というのは、ハマスのテロは許されませんけれども、イスラエルも明らかにある一線を越えてやりすぎだという状況が生まれ、それは結果としてサポートしている米国に対する反発につながって、中国、ロシアをリスるだけだと。だから、即時停戦に向けて、日本もできることをやらなきゃいけないということを、この場でも外務大臣に申し上げてきたわけでありますけれども、残念ながらまだ停戦、休戦も実現をしていないという状況になっております。今、あの10月7日から157日目だそうでございます。ガザー、220万人いるということでありますけれども、家を追われた人が170万人いると。うち150万人が今、ラファーに逃げてきていると。そのラファーに対して、イスラエルが攻撃をするかどうか、侵攻するかどうかということが、今焦点になっているという状況だと思います。アメリカも最近は必死に止めているようでありまして、当然だと私も思います。バイデン政権にも打撃になるというふうに思うんですね。日本は当然、アメリカにも言えることは言ったりしなきゃいけないと思うんですけれども、やはり日本にでき得る貢献の一つは、やはり人道状況の改善だと思うんですね。この人道の問題でありますけれど、今、深刻度を増していて、極限の人道危機というふうに言っても、良い状況になっているのではないかというふうに思っています。上川大臣の所信にも、ガザの人道状況を深刻に懸念ということで表現をしておりますけれど、これ本当にどう見てますか、このガザの人道状況。これ本当に、極限状態にも達しつつあるんじゃないかと、私は思っているんですけれど、いかがですか。
45:03
復帰のとおり、10月7日に事案が発生して以来、今日至るまで人道状況につきましては、大変厳しい状況が続いているところでございます。日本といたしましても、この人道状況、特に女性や子どもたち、また高齢の方たちが、大変厳しい状況の中で、狭い地区の中で、さまざまな移動を迫られていつつ、また生活をしているという状況については、何としても改善に向けて努力をしていかなければならない。こういう思いで、私も深刻に受け止めていると申し上げたところでございます。この状況でありますが、今、イスラム教の聖なる断食であります、ラマダン、これを迎えている状況でございますが、戦闘状況はまだ続いているということでありまして、さらに、連日にわたりましての状況の中で、多数の子どもたちや女性や高齢者を含みます、重症者が発生していると、このことにつきましては、まとめる状況にないという状況を極めて、先生は極限状態ということでありますが、私もその思いを共有し、そして一日も早く、状況の改善に向けて環境整備をしていくという、これまでの日本の方針、これにつきましては、手を緩めることなく、しっかりと取り組んでいく必要があると、こういう認識を強くしているところであります。原子力発電所 現場さん。はい。そういう状況にあってですね、一つ問題が出てきているのは、一つというか、いわゆるアンルワ、ウンルワというんでしょうか、これに対する一時的と思われますけれども、資金拠出の停止とい う問題が起きているわけです。これは、いわゆる昨年10月7日のイスラエルへのテロ攻撃に、アンルワの職員12人が関与した疑いがあるということで、今調査が行われていると。それに伴った資金拠出の停止ということでございますけれども。当然ながら、もし関与した、それが本当だということであれば、極めて有料すべきことだというふうに思います。他方、1月28日、これ資金拠出を停止した後、さらに人道状況は、やはり悪化の意図をたどっているのではないかというふうに私は思っています。それで、他の国際機関等に対して、日本政府は資金拠出をしていますということをおっしゃいます。確かに、例えばWFPとか、他の国際機関に対して資金拠出をしている発表も確かあったというふうに聞いておりますけれども。ただ、このANRWAという組織は、基本的には難民を対象にしているわけでありますけれども、つまりは国連パレスチナ難民救済事業機関ということでありますから、ただ、この戦闘が行われてからは、難民、非難民、わけ隔てなく支援している。率直に言って、他の国際機関で代替できるような状況なのかどうかということを、冷静に考えないといけない。そういう事態ではないかと私は思っているんですね。果たして、このANRWAという機関は、他の国際機関で代替できるのでしょうか。
49:44
この深刻な状態が続いております、この人道状況が続いておりますガザ地区におきましては、全体として見ると、ANRWAはもちろん大きな機関でございますが、それに加えて、様々な国際機関が、それぞれのネットワークを活用して、そして国際パートナー、緊密に連携しながら、この人道支援を届けている、こうした状況にあるということでございます。ALL OR NOTHINGということではなく、そうした様々な機関が、それぞれのチャンネルを使って届けていくという状況でございまして、今般、日本が緊急の無償協力基金ということで使わせていただくわけでありますが、この居室先であります国際的なパートナー、この実施能力をしっかり確認した上で、そして同時に、今、ガザ地区において、極めて深刻な食料、あるいは医薬品、こういったことを中心に、力のある機関を通じて提 供していくという、そうした取組を日本としては、今の段階でしていこうということで決定したところでございます。
51:03
他の国際機関、WFP、WHO、UNICEF、あるいは国際赤十字、国連人道問題調整事務所等にお金を出していると。これただですね、ご承知だと思いますけれど、それぞれ現地にいるのは30人くらいなんですよね。この、あの、難民救済機関、このUNRWA、UNRWAというのは、27,000人いるわけですよ。27,000人。圧倒的存在感が、現実にパリスチナではあると。ガザの人道問題に関して言えば、UNRWAの代替制というのはほとんどない。UNRWAに代わるものはない。残念ながらない。現状はね、現状は。で、事実上の命綱になっているというところが私はあると思っています。そしてこのUNRWAの中には、もともとは日本へのリスペクトというのがあって、防止手帳なんかをですね、日本の取組で、今や確か9万人の妊婦がパ リスチナで、日本の防止手帳を使っているということでございます。私は、そろそろですね、これ当面の間って言ってたわけですよ。この資金拠出の停止について、さらにその後の人道状況の悪化に鑑みて、資金拠出の再開に向けて、日本政府動き出さないといけない時ではないかと考えておりますけれど、外務大臣、かがですか。
52:46
まず、UNRWAの職員に対しての疑惑ということで、これにつきましては極めて有料している状況でございます。ご指摘のとおり、UNRWAはこのパリスチナ難民支援、これにおきましては不可欠な役割をこの間果たしてきたということでございますし、それに対しまして日本としても支援をしてきているところであります。何と言ってもUNRWAの信頼回復ということが極めて重要であると認識をしておりまして、まさに本来の役割を果たしていくということについて、できるようにガバナンスの強化を込めまして、この間適切な対応を求めてきたところでございます。ご質問のUNRWAに対しましての拒出再開ということでございますが、与談をもってお答えすることはなかなか難しいところではありますが、我が国といたしましては国連、またUNRWA自身、そして関係国、ここと緊密にこの間コミュニケーションを取り入っている状況でございまして、まずは国連による調査が、また第三国による検証、これが積極的に行われているという状況でございますので、それに全面的に協力をするという形で今動いている状況であります。そしてこの調査、検証の進捗、これについてもよくコミュニケーションしているところでございますので、それに基づいて我が国の対応について迅速に対応できるようにしてまいりたいというふうに思っております。先ほど来のお話のとおり、現在のガザー情勢は極めて深刻であるということでございまして、特に食料と医療、こうしたことについては早期に届けるということでございます。我が国としてはその意味で調査結果を待つことなくという形の中で、令和5年度の不正予算とは別に新たに3200万ドルの緊急無償資金協力を決定をし、それを実施するということで今迅速に届けられるように準備をしているところであります。先生御指摘のとおり、WFPを通じました食料の供与、またWHOを通じました医薬品の提供、国連児童基金をユニセンを通じました衛生用品の配付等を行う予定でござ います。我が家地区を含めまして、今の人道状況にしっかりと応えられるようにしていく、一つでも支援をして続けていくことができるように、さらによくこのごごきごを前進できるようにしてまいりたいと考えております。岩間さん 確か補正でアンルワに追加的な資金拠出をする、資金提供すると、これが多分チューブラリンに現状はなっているというふうに私は理解しているんですね。これは日本国の外交の最も大事な理念の一つは、これはほぼいわやと変わらないかもしれませんけど、人間の尊厳ということだと思うんですね。そして上川大臣は、ご自身の考え方として、女性平和安全と、女性平和安全という言葉を発せられて、WPSということをアピールというかおっしゃっているわけです。こういう人道の状況が深刻度を増すにつれて、大体女性にしわ寄せがいくと。私は日本国が、やっぱり一刻も早くここは判断する、決断するということが大事だと思います。私は本当はG7の中で一番最初に再開してほしかった。はっきり申し上げて。機会がなかったんで言わなかったんですけど、機会があればもっと早く私も言いたかったんですけれど、もうカナダが再開しました。G7の中で。カナダがもう再開した。EUも部分的に再開始めた。スウェーデンも再開した。これはG7 ではないですけれどね。だから案の定というかですね、それぞれやはり動き出してきて、イギリスも私のところには動き出しているという情報が入ってきています。私はね、早く日本国として決めた方がいいと思いますね。前向きに判断するというニュアンスの答弁があったように感じられますけれど、この人道状況のさらなる悪化ということに鑑みて、きちっと判断を早めていくということを言っていただけますか。
57:46
委員から人間の尊厳の重要性ということで、私が今一生懸命取り組んでいるWPS、Women, Peace and Securityということで触れいただきまして、まさにそのことの意義が極めて重要な場面であると私自身も強く認識しているところでございます。国際社会全体としても、もちろん分断対立ではなく協調に導く、その意味で人間の安全保障が守られる世界、これについては多くの国々からも大変な共感をいただき、また協力をしようということで今動いている状況でございます。特に女性女児、これに焦点を当てるということでございますが、女性たちが、ま た子どもたちはこうした紛争の現場の中では大変厳しい状況に、どの地域においても晒されるということについては、国連の安全保障理事会が2000年の決議でしっかりとそのことに焦点を当てて、レース重症を出し、WPSアジェンダ10本という形でこの間積み重ねてきた事実がございます。それをしっかりと動かしていくということが何よりも大事だということでありまして、こうしたパレスティナにおきましても特に女性対象の支援ということでいきますと、アンルアにつきましては、その意味で重要な役割を担っているというふうに思っているところでございます。今、アンルアの敷地につきましては一時停止をしている状況でございまして、カナダやスウェーデンということで14カ国が今停止をした状態であるということでございます。(( 再開します )) 再開を発表しているカナダ、スウェーデンということでありますが、16カ国が今一時停止をしている状況から、今の再開ということでありますので、現在14カ国が停止している状況でございます。これについて日本といたしましても、引き続き先ほど申し上げたように国連と今アンルア関係国とも緊密にコミュニケーションを取りながら、この調査また検証についての結果を出す状況にございますので、こういったことにつきまして十分に判断をしてまいりたいというふうに思っております。今、再開の条件という形で、またいつということについては、余談をもってお答えす ることはできませんけれども、そうしたことについての調査や検証をしっかりと出て、そしていくということが極めて重要であると認識し、それに対しての積極的協力を始末している状況でございます。原子力発電所 検査は継続していていいと思うんですけれども、カナダやスウェーデンも発表していますが、人道状況、あれからもさらに悪化しているわけです。それに鑑みて再開すると、これ当面の間ってもともと言ってたわけですから、そういういわゆる前向きな、今検討をする中でより迅速に判断していくと、そういうことで理解してよろしいですか。これスピード大事だと思いますよ。
1:01:21
大臣、一時停止をしている状況の中から、さらにこれを推進していくためにどうしたらいいのか、そうした状況の中で判断をしてきたところでありまして、先ほどの研究部消費金協力もそのうちの一つとして取り組んできたところであります。今の調査が最終段階にあるということでございますので、最大限の協力をして、そしてこの状況の改善のために、全力で日本としても判断をしてまいりたいと考えております。
1:01:52
調査結果が出てから判断するということですか。
1:01:57
今もうその段階にあるということでございますので、国連の調査、あるいは第三国の調査についてでございますので、その最後の今の調査の段階をしっかりと踏まえて、そして判断をしてまいりたいというふうに思っております。
1:02:15
それは前向きな判断だと考えていいですか。
1:02:20
今予断をもって、それについてのことをコメントすることはできませんけれども、今の現状状態と、そしてこれまでの案例は、自身が果たしてきた極めて重要な役割ということを最大限尊重してまいりたいと思っております。
1:02:38
できるだけスピーディに判断をされた方がいいと思います。私が外務大臣ならもうすぐに判断して、少なくとも首相を説得するというふうに思いますけれど、是非首相がマッタをかけているようには私には見えないんですけど、早く外務省として判断して官邸と相談をしてきちっと再開するということにしてもらいたいと思います。次に、農道的サイバー防御でございますけれども、これは木原防衛大臣、これも一刻も早い対応が求められているというふうに思うんですね。初心で何ら言及がないんですけど、何でですかこれは。
1:03:37
農道的サイバー防御は国家安全保障戦略でもしっかり明記をされて閣議決定をされていることでございますので、委員のご指摘というか問題意識は全く同じでありました。我が国のサイバー対応能力を向上させること。これは現在の安全保障環境に鑑みるとますます急要する課題であり、可能な限り早期に法案をお示しできるように。所管は内閣官房でございますので、内閣官房を中心に検討を加速していると、そのように承知をしているところでございます。
1:04:15
これね、内閣官房とは言ってもやはり防衛省が深く関わる問題でございますから、全くの当事者だというふうに思います。これ関連法案本来なら今国会にきちっと出すというのが本来だと思いますけど、いかがですか。
1:04:38
国家安全保障戦略は2020年12月に閣議決定したわけでありますが、その中にサイバー安全保障分野での対応能力を欧米、西洋国と同等以上に向上させるという、そういった目標の達成に向けて、防衛省自衛隊としてもですね、自らのサイバー防衛能力の共感取組を通じて、このような政府の取組に積極的に貢献をしていく所存でありますが、委員おっしゃるように、現在様々な角度から検討を要する事項が多岐に渡っているというふうに承知しておりますが、可能な限り早期にお示しできるように、政府防衛省としても促し検討を加速してまいりたいと思います。
1:05:23
具体的に何が調整できないでいるんですか。
1:05:38
手続きを含めて、現時点で具体的な取組内容というものが決定しているわけではございませんけれども、国民の権利やまた自由が不当に侵害されないという、そういった観点であるとか、そういった様々な角度から内閣官房を中心に検討が進められていると承知しております。
1:06:02
実は我々もいろいろな議論があるんですけれど、私は立民ですけれども、かなり前にですね、この問題について、党の考え方をきちっとまとめてまして、サイバー攻撃は平時から発生していて、常時パトロールを行う、いわゆる積極的サイバー防御、まあ能動的と言ってもいいと思います、アクティブサイバー防御と言ってもいいと思いますけれども、が必要とされると。国民の権利を最大限に保障 しながら、電気通信事業法や風静アクセス禁止法等の視野、改正を視野に入れつつ、サイバー安全保障基本法のような包括的な立法も含めて早急に検討すべきだと、こういうふうに、もう1年半前に我々も実はまとめているんですね。もちろん乗り越えなきゃいけない課題があるのは従々承知をしていますけれど、やはりこれ政府の責任で早く出してくれないといけないと思いますよ。トマホークを、まあ申し訳ないけど、片落ちしたトマホークを前倒して買うより、もっと大事ですよ。早く出さないといけないと思います、これは。だから防衛省として、前倒しで早く検討して出せと、促してもらえますか。
1:07:30
まあ政府全体として、とりわけ内閣官房中心に検討が進められているところでございますけども、防衛省自衛隊としても、この分野は非常に重要だというふうに考えておりますし、安全保障に係る政府の取組については積極的に貢献していかなければいけないと、そのように考えております。委員の御指摘をしっかりと重く受け止めたいと思います。
1:07:59
はい、もう残り時間あまりないんですけれども、防衛装備移転の見直しの問題であります。これは今日ほとんど時間がないので、あまり申し上げられませんが、一部岸田総理が言及されているように、実は部級室三原則最初に緩和したのは、2011年12月の民主党政権なんですね。私、外交を担当していました。前原さんが与党の政調会長で、野田総理でした。その時に実はやったことは二つで、一つは、いわゆるPKOの時などで、銃器とか防弾チョッキとか、現地に置いて来れるようにしたというのが一つですね。もう一つは、厳格な管理が前提ですけれども、国際共同開発生産、この問題について、いわば、三か国による輸出を認めたということと同時に、アメリカとのミサイル防衛に限定されてきた国際共同開発生産を、実は米国以外、NATOの友好国に拡大したんですね。これが実は、あまり知られていなかったんですけれども、今、時効で揉めているもの だから、結構岸田さんも言及するようになったんだと思いますけれども、実は2011年の12月の段階で、実はそうしておりました。だから、私たちのは、よく読んでいただくと、国際紛争等を助長することを回避するという、平和国家の基本理念に基づくもので、今申し上げた二つ以外は、二つ以外の、つまり輸出は引き続き慎重に対処する。これが、実は、2011年の12月の段階で、私たちが、国際共同開発生産を、実は、今、国際共同開発生産を、実は、二つ以外の、つまり輸出は引き続き慎重に対処する。だから、やはり、選手防衛、自らの国は自らで守るというのが、やはり基本ですから、そういう状況の中で、防衛装備品については、できる限り国内で調達をする。そのための生産基盤は必要だ。そういう認識です。ただ、同時に、平和主義の旗は下ろさない。この辺りを、どういうふうにバランスさせて、結論を導くか、ということではないかと、私は考えているんですね。これは私の基本的な考え方で、これから、今、党で議論してますので、党としての考え方になるかもしれません。そういう状況にあるわけでありますけれども、木原防衛大臣、今回の、いわゆる防衛移転三原則の見直しについて、初心で、外務大臣も述べている ようでありますけれども、戦闘機について、第3国への直接移転を行う仕組みをもって、鋭意と同等に貢献し得る立場を確保する。この基本的な考え方だけ、今日は聞いて、また次の機会に、特に平和主義との関連をどう整理するか、などについて、議論させてもらえればと思います。
1:12:00
端的にお願いします。平成23年だったと思いますが、民主党政権下で、防衛装備品をめぐる国際的な環境変化を踏まえて、平和貢献国際協力及び国際共同開発センサーについて、包括的に例外化措置を講ずることとされたということは、これは十々承知をしているところであり、その際に国際紛争等を助長することを回避するという、平和国家としての基本理念という文言、これも理解をしております。平成25年以降、また政権が変わったときからは、その文言としては、国連憲章を準視するとの平和国家についての基本理念と、これまでの平和国家としての歩みを引き続き堅持するという文言にしているところでありまして、それはずっとその流れというのは、基本的には変わっていないという認識を持っております。今日のところは終わります。どうもありがとうございます。
1:13:14
立憲民主党の渡辺です。今の現場委員の流れで、通告さ順番とちょっと変えて、質問の関連性がございますので、私からも当時のことについて少し触れさせていただきます。野田政権のときに防衛省の副大臣で実務を担いました。その際に、今話がありましたように、例えば配置からPKを撤退するんだけれども、そこにはジープが全焼灯が動かないとか、いわゆる自衛隊仕様になっている。あるいはトラックの後ろの荷台に中国台座がついている。これは武器である。そもそも武器とは何ぞやということで、防衛機関2例なんかを調べて、武器に当てはまるものを調べたら、大変幅が広くて、それが例えば顔にのるペインティングですね。レンジャー部隊や草むらの中に潜むための。あれも武器だと。もっといえば、さまざまな研究土 壌にある研究開発の、例えば文書なんかも武器に抗議で言えば当たると。つまり、安全保障に関するものは全て武器だということになると、武器の範囲があまりにも広すぎるではないかということで、防衛装備品という名前はいかがなものかということで変えました。当時、この我が国の優秀な、世の中の役に立つような、我々の技術の推移を集めたものを、世界にやはり人を守るという意味では、出すことに関しては考えていいのではないかというときに、世界から何度危機があったのは、関心が強い高かったのは、飛行艇、US2だとか、あるいは波紋が波の高さが4メーターぐらいでも、いわゆる離水着水できると。それから、非常に潜水艦、当時は潜水艦は、飛中の日と言われて、部外飛だったんですけれども、オーストラリアなんか、大変当時は通常動力型の潜水艦が欲しいと。今は政権が2点、3点して、原子力潜水艦をオーストラリア、アメリカから買うということになりましたけれども、当時は半原発政策の中で、日本の通常動力型の精緻な、しかも溶接能力の高い、水漏れのしない潜水艦を是非とも欲しいと言われていたんです。当然、いろんな議論をしていたところで、時間切れになったんですが、ただ今と違って、当時想定もしていなかったのは、今、いわゆるAIが出てきたこと。それによって、自立型の搭載システム、AIが判断をすると 。これについて、まず最初に伺いたいんですけれども、この1つの今、防衛装備品の輸出に関して、慎重でならなければならないという、私自身が考える理由というのは、もうすでにアメリカは、地上目的を破壊する空対地の、自立搭載型攻撃の訓練に成功しているんですね。これは、2年前の防衛三文書の中の、いわゆる我が国の防衛政策の中の三文書の中にも、このAIというところは出てこないんですけれどもね。このいわゆるAI搭載機、例えばこれは、防衛力整備計画、令和4年の12月の防衛力整備計画の中でも、磁気戦闘機に関する取組ということについて書かれているのは、磁気戦闘機の英国及びイタリアとの共同開発を着実に推進し、2035年度までの開発完了を目指す、磁気戦闘機等の有人機と連携する戦闘支援無人機、UAVについても研究開発を推進すると書いてあります。実際これを受けて、このGCAPが発足をして、GCAPを合意して、そしてアメリカとは、この支援戦闘機を、磁気戦闘機を、他にもう一つ、今度はアメリカで無人の磁気戦闘機を、武器支援戦闘機を研究開発するということなんですけれども、この、もうすでに磁気戦闘機、第6世代の戦闘機ですね、このもしAIが搭載をされて、自己判断で攻撃目標を決めて攻撃するという、いわゆる自立型の窒息システム、ROSEと呼ばれるものですけれども、これは空を飛ぶだけじゃなくて、実際、 あの戦場でですね、もうSFの世界ですけれども、使われているようなことがある。で、これ国際ルールを作るべきだといって、NGOだとかですね、国連のパネルなんかでもやってますけれども、現実的にまだ世界でルールが確立されていません。ここで、つまりこういう新たなテクノロジーが出てきたことによって、本当に防衛装備の移転というものを安易に考えると、このAIのですね、凄まじい目覚ましい進展によって、人間の何か人智を超えた先のステージに行ってしまうんじゃないか。今、世界がそれをですね、どうルール化を作るかというところまで決まっていない中で、早急にこの第三国に対する移転というものをですね、深く考えないで結論を出すいいものかと私はこちら思うんですけれども、この日本の国は、いわゆるこのAI搭載兵器について、どのような研究あるいは検討されてますか。
1:19:22
大変重要な御指摘だと感じます。昨年12月に日米の防衛当局官で無人機へ適応するAI技術に係る日米共同研究に関する事業取決めに署名をいたしました。この共同研究の成果として得られるAI技術については、磁気戦闘機と連携する無人機に適応すること、これは引用しており、これを念頭に置いているところです。他方で磁気戦闘機と連携する戦闘支援無人機の開発にあたっては、技術的な成立性やコストを踏まえつつ、これも2035年頃までに開発完了を目指していますが、その開発の在り方については現時点でまだ決まったものはございません。無人機の自立化及び有人機との連携については、高度なAI技術の獲得に必要な研究に取り組むなど、国内企業の技術力もしっかりと生かしつつ、関係国との国際協力も視野に開発を向けた検討を進めてまいります。それと大事なローズの点も御指摘ございましたけれども、いわゆる自立型自治兵器システムですよね。これについては、これも3文書の中にいわゆる実は触れてございまして、定義、特徴、国際人道法上の課題、規制の在り方等について国際的な議論が今行われているという、そういう前提の中で申し上げると、防衛省自衛隊としては、人間が開在しない自治性の兵器は、現存せず、またこれに関する研究開発を行う具体的計画はなく、当然のことながら国際法や国内法により使用が認められない装備品の研究開発を行うことはないと、そのような考えで、今、ローズに関する国際的な議論というのはですね、そういう位置づけで今考えているところでございます。
1:21:35
ルールがあってですね、なきようなもので、とにかくこういうものが進んでいくとですね、例えばまだ空対空でこれ生存権、パイロットの生存権、あるいは自衛権のためにですね、空対空でパイロットが例えばやらなければやられるといって打つことは、これはある。これは自衛の範囲として考えるかもしれないけれども、例えばその支援戦闘機がですね、つまりAIが判断をして地上目的に対して、まったく誤爆をすると、これ実際過去に、これは今アメリカが研究しているとしてはないのかもしれないけれども、アフガニスタあたりでは、例えば結婚式の謝礼するに間違ってですね、誤爆をしたと、もうそんな例えばニュースがあるんですね。実際のところは誰も責任を取らない。とにかくこの世界の中で、この防衛省のホームページの中にもありますけれども、あるいはこの防衛力の整備計画の中にもありますけれどもですね、これらの研究開発に際しては我が国主導を実現すべくと、我が国主導で今言ったような、我が国のその人間の開剤のないことは認めないんだと、軽く簡単に言えば。ということは、世界の中で押し流されてしまう危険性はありやしないかと。だからそういうことをどう本当に、並走しながらですね、この新たな技術改札では考えていかなきゃいけないと思う。上川大臣に向かいたいのですが、日米関係に触れたところでですね、所信の中で、同盟技術的優位性の確保のための技術協力や進行技術への共同投資などを重点的に進めていきます。とありますけれども、こういうですね、AI、自立型兵器のですね、自立型のいわゆる防衛装備品の研究のことも当然含んでいるというふうに理解してよろしいでしょうか。
1:23:45
今、防衛団人からの御答弁の中にもありましたけれども、このROSEにつきましては、現在、CCWの枠組みの下で、その定義や特徴、国際人道法上の課題、規制の在り方等につきまして議論が行われている状況でございます。この国際人道法の原則でありますが、今、御指摘のように、AI等も含めた、進行技術活用型のもの、すべてあらゆる兵器に適用されるべきという立場でございます。その意味で、申し上げるところでありますが、人間の関与が確保された自立性を有する兵器システム、これはまさにヒューマイラーとか、そういうもの、少量化とか、少人化とか、この安全保障上の意義を有すると考えているところでございます。こうした点も含まれまして、我が国としては、このCCWにおきましての議論、これにつきましては、人間の関与が及ばない、完全自立型の自主性を有する兵器は開発しない、こうした立場を表明してきているところでございます。また、これにつきましては、2019年のROADSに関しましての、政府専門家介護、これに提出した作業文書においても記載をしてまいったところでございます。まさにバランスをとれた人道と安全保障の視点、勘案した形の議論が、極めて重要であるということでございまして、日本といたしましては、国際社会におきまして広く共通の認識が得られ、また、ROADSに関しましての国際的なルールづくり、これにつきましては積極的、現役的に関与してまいりたいと考えております。
1:25:26
そういう議論が行われていることの中にいることは知っておりますけれども、ぜひこのルールづくり、日本が主導的な役割を果たしていただきたいと強く願うんですね。やっぱり日本という国はこれまで歴史的に、世の中の役に立つものをMADE IN JAPANのブランドのものに作って、これは車もおとばえも、あるいは家電製品も、その他様々な住宅インフラや鉄道や高速網やいろんなものを作ってきます。日本はやっぱり人を殺すものを売らなかったから、世界の尊敬を集めてきたという、やっぱり我々はプライドがあるわけです。大変乱暴な言い方をしますと、金稼ぎのためにとうとう日本は人を殺すままで愛に手を出したかというようなことで、我が国が積み上げてきた誇りと尊厳が失われることがないよ。事実この例えばAIを搭載して判断をAIがして、AIの判断とともに、今おっしゃったような小力化だとか精進化だとか、もっと言えばパイロットやあるいは兵士の負担が少なくなるように、社会的にもあるいは心理的にも人を殺すという負担を感じない、何か機械が壊し合うかのようなことで合理性を見出して、安易に一つ間違いはAIが暴走することもSFの世界ではない。もっと言いますと、誰の手によって使われるかによってはそれは悪魔の兵器にもなるということをやっぱり考えて、是非ルールづくりの中心に立っていただきたいというふうに思うんです。この支援戦闘機には、昨年12月バイデン、アメリカ合衆大統領はホワイトホステル、オーストラリアの首相に対して、日米豪の防衛協力には、この戦闘機連動する無人機の重要性に触れ ました。ということは、オーストラリアも日米のいわゆる無人支援戦闘機の共同研究開発に参加するのかなということが合理的に考えられますけれども、それはアメリカとの研究開発、そしてオーストラリアも参加する。そしてもう一つその先聞きたいんですけれども、このG-CAPのグローバル戦闘航空プログラムの政府間機関の設立に関する条約を読みますと、第8章に追加的な定約国の可任及び非定約国との協力という項目がございます。説明のために配られた紙だけだと全然触れていないんですけれども、これは別に日AE3国が絶対というわけじゃなくて、3国が運営委員会を構成する3国で一致すれば追加的な定約国等を許可することができるわけなんですが、当然ここにですね、私はアメリカやオーストラリアも、直戦闘機と支援戦闘機と、これある意味セットです。一つのネットワークを結ぶわけですから、当然入ってくるんじゃないかと思いますけれども、大臣こうした見通しはどうなっていますでしょうか。
1:28:59
では前段の方から申し上げると、直戦闘機と連携する戦闘支援無人機の開発で ございますが、その点はですね、技術的に本当に成立、成り立つのかどうか、あるいはコストがどうなるのか、そういったことを踏まえつつ2035年頃までの開発完了を目指していますが、開発の在り方については現時点で決まったものはないということです。その上で申し上げると、昨年10月25日おっしゃるように日豪首脳会談の共同声明において、失礼しました、米豪ですね、米豪の首脳会談において米豪が無人航空システムに係る日本との三カ国協力を追求する意図が表明をされております。防衛省としては、無人機と有人機の連携というものは、今後の航空優先の確保のために極めて重要な要素であることから、米豪両国と無人航空システム運営において、今後いかなる協力の可能性があるかを議論していきたいと考えております。まだその段階です。そして、もう一点、直線飛行機と戦闘支援無人機の開発の在り方については、現在決まったものはないということは改めて申し上げます。それから、もう一点、口談の質問ですけれども、三カ国以外の参加というご指摘だと思いますが、あくまでも日英三カ国による共同開発を進めております。条約も今後会で審議をいただくということになります。現時点においては、その他の国が直線飛行機の共同開発に参加するということは想定してございません。
1:30:51
つまり、今の答えですと、共同開発に、製造に加わることはない。ただ、日英三カ国によるこの条約の加入については、参加してできることになる。つまり、この三国絶対三国なのか、それとも後に今言ったような理由で、アメリカやオーストラリアも参加することはあるかないかということでいえば、あるかもしれない。条約上は入ることができるんですね。もっと言えば条約上は何カ国でも参加できることになるんですよ。そうするとですね、ナトの加盟国が他の国が入ってくるとかですね、もっと言えばサウジアラビアが入ってくるとか。もう質問しようと思ったら時間がないので言いますけれども、サウジアラバ台風雲ですね、ユーロファイター台風雲を売却してほしいと言ったけれども、要は四国共同開発でドイツが。あの国は人道主義的に問題があると。そういう理由でですね、非常に渋ってた、渋っているということで止められていると。で、サウジアラビアは実はこの参加にですね、ドイツ が入らない形で自分たちも参加にしたいということになると、日本はそれはいかがなものかというですね。例えばその、どっかの国が参加を途中からしたいと言ったときは、日本は何の条件に加入について、例えばその、軟縮を示すことができるのか。つまり主体的に開発していく中で、これは我が国が実践というか主体的にと言っているわけですから、例えばいろんな国が入ってきたいといったときにはどうするのか。主体的に日本の国はどう判断しますか。
1:32:42
繰り返しになりますけれども、現時点その日三国で条約を結んでおりですね、そして極要度開発を進めていこうと、そういう条約しかございませんで、そして加えてそれを今国会で今、議論審議をしていただくと。そういう現状でございますので、もう現時点においては、それ以外のそれを除くですね、共同開発に参加する国というのは想定していないということになります。先ほどユーロファイターの場合は確かに今回のGキャップの中の英国がユーロファイターをパートナー国として装備店をしたという実績の中でですね、サウジアラビアという国、あるいはその他の国においても過去のそういった国際共同開発における戦闘機の装備店先、あるいは取引先と言ってもいいかもしれませんが、そういう流れの中で、そういうさまざまな可能性のお話だと思いますけれども、第3国との関係、いろんな、我々日本だけで話をするのでなく、AEとの関係もありますので、なかなかこの点お答えはですね、難しいわけですが、いずれにしても現時点でインチエイ以外の国が、現在これからジャイゴという新たな仕組みができあがるわけですが、そこに加入するということはですね、まあ想定されていないということだけ申し上げます。
1:34:13
えー、じゃあもう簡潔にもう一点だけ、この開発費用は、一体いくらと見込んでいるのかですね。これまでF22だとかF35だとかですね、いろんな試算学的者から出ています。えー、このですね、まあこれ2035年配備ですから、まあ今から10年先、まあどんな安全保障環境まで、どんな性能要求をですね、これから高めていくかということはわかりませんけれども、大体これいくらぐらいですね、 予算は見込んでいるんですか。
1:34:51
お答えを申し上げます。時期戦闘機の開発につきましては、日、英、イ共同開発にあたっての具体的な作業分担等、国際協力の詳細なあり方によりまして、今後大きく変動し得ることからお答えできる段階にはございません。日、英、イ、3カ国で検討を深め、可能となった段階で策定、公表できるよう、検討してまいります。
1:35:19
日本とイギリスが4割ずつ負担するとかですね、海外メディアで報じたこともあったけれども、それは分担の割当、負担の割当というのは決まっていないですか。
1:35:32
日、英、3カ国の中では、時期戦闘機、共同開発に係る国際機関として、これからJIGOを設置する予定であるところですが、そのJIGOへの拠出金の分担割合でいうと、この点については協議中ではありますけれども、3カ国で公平に分担するということを検討しています。もう一点、もう少し踏み込んでいうと、JIGOの運営、これからJIGOというのを運営していかなきゃいけませんが、その必要な経費である運営予算については、1カ国あたり年間数十億程度、その事業の実施に必要な経費事業予算については、1カ国あたり年間1000億程度の規模が想定されますが、今後これも3カ国間で検討を深めていく所存です。
1:36:26
はい、ちょっと時間がありませんので、これまた次の質疑の、一般質疑のときにでもですね、さらに深掘りしたいと思います。外務大臣もせっかく来ていただきますので、法人の保護について何点か伺いたいん です。先般、昨年台湾に行きましてですね、そのときに、ちょうど同時期、昨年5月中日中国大使が、台湾問題は中国内政問題であると、そしてこれは準国政問題なんだと。中国と台湾、台湾有事は、中台有事は日本有事なんていうと、日本の戦車の鎖に結びつけて、繰りつけて日本の民衆も火の海になるみたいなことを言ってましたと、ところですね。もう率直に言います、現状の交流協会の権限、あるいは人員で、万が一中台で緊張が高まった場合にですね、果たして1万5千から2万とも言われる、台湾の法人を保護、もしくは脱出させるにおい、これはその権限を持っているのかと。つまりこの2つの中国は認めないという政策を貫くのは日本だけじゃないんですけれども、アメリカもしっかりでありますが、今中台有事を想定した形で、様々な南西諸島に対してどのような形で住民を守るかというようなですね、オペレーション議論、あるいはそのシェルターの建設なんかの議論がされますが、実際台湾にいる人たちをどう逃がすかということは、これは一義的にはどこがやるんでしょうか。
1:38:23
今、委員からご質問の件でございますけれども、有事におきましての我が国の個々の対応、これにつきまして、個別具体的な国また地域、これを挙げてつまびらかにすることは、事柄の政治通常を差し控えるべきと考えておりますが、その上で一般のとして申し上げるところでございますが、有事におきましての法人保護につきましては、その時々の状況に応じまして適切に対応していただく。ということでございます。外務省といたしましては、法人の安全確保、これに万全を期すべく、常日頃から我が国の民間窓口機関であります日本の台湾交流協会との間で、緊密に協力をしてきているところでございます。これまでも日本台湾交流協会におきましては、現地での安全対策等につき、さまざまな形で法人への周知等を行っておりまして、こうした取組につきましては、御指摘いただきました体制のあり方を含めまして、引き続き適切に支援してまいりたいと考えております。和田入さん。 もう最後の質問にしますけれどもね、一つ国交のないこの国で、確かに文化交流とか経済交流で我々もまた非常にアテンドしていて大変お世話になっていることは、この場を借りて感謝申し上げますけれども、ただ本当に緊張状態が高まったときに権限として、中国がですね、これは内政問題だと、治安を維持するための内政問題なのだと言ってですね、中国の北京政府がもし万が一、こ れ出てきた場合にですね、我が国は一体どっちと交渉するのかという話になると、これはまた改めてやりますね。ちょっと直近の話でね、国交のないで申し上げれば、今度は3月26日に北朝鮮でワールドカップのアジア二次予選が決まったんですよ。で、これ国交のない独裁国家でですね、日本人が選手として、あるいはスタッフが行くわけですね。その場合にですね、どのようにしても入国から審査、宿泊移動、もし万が一不足の事態があった場合に、保護するのかというのは、日本は外交チャンネルのない国に対してどのように対応するのか、アテンドするのか、その点についてだけ教えていただけますでしょうか。
1:41:04
今、委員から御指摘のありました、このワールドカップアジア第二次予選につきましては、まず大前提としまして、我が国、対北朝鮮措置の一環として、我が国から北朝鮮への渡航自粛を要請しております。この措置自体には変更ございません。一方、今回大会規則、FIFA規約との関係を含めて、日本代表選手団に対しては渡航自粛を求めないという場合にしております。その上で、政府としましては、日本人選手団が最大限の力を発揮していただけるよう、安全面を含めてできる限りのサポートをしていく考えでございます。
1:41:45
具体的にできる限り国交のない国に対してどう要請するんですか。北京の大使館ルートですか。それとも、ぴょんやにある、いわゆる西側の国々。以前、実はこういう同じ質問を私、十何年も前に質問したことがあるんですけれども、ただそのときと違って、いくつかもうほぼ大使館業務をやっていない西側の国もあるんですけれども、そういうことですか。できる限り国交のない国に何ができるんでしょうか。
1:42:19
事柄の性質上、詳細は控えたいと思いますけれども、日本政府としまして、今委員御指摘の点を含めまして、選手団に対して 最大限のサポートを行っていきたいと思っておりますし、今回の試合に差し障りのないように、しっかりと対応していく、このように考えております。
1:42:41
いや、だから事柄の性質上って、だってもう行くこと決まっているんですよ、日本人が。法人がそんな国に行くのにね。外務省として法人保護をするのにどうするんです。なんで答えられないんですか。本当にしてくれるんですか。本当にやったふりしてやらないんじゃないの。
1:43:06
日本政府としましては、もう既にですね、日本作家協会ともしっかりと連携をしてきておりますし、その点につきましては、異論のないように対応したいと考えております。納得は行かないけど終わります。はい。
1:43:34
はい。立憲民主党の矢田智博でございます。よろしくお願いいたします。どうもよろしくお願いします。本日は大臣所信の関連質疑ということで、沖縄の負担軽減について、基地の負担軽減ですね、について焦点を当てて質問させていただきたいと思います。まずは辺野古の問題ですけども、資料1にですね、現状をちょっとまとめてみました問題指揮をちょっと共有させていただきたいという思いからでございます。埋め立ては6年目に入っているんですけども、進捗はまだわずか全体の16%であると。残り8割の埋め立てを今後8年で終えて、計12年後には完成するということになっております。予算は当初の3500億円から約3倍の9300億円に膨らんでしまっている。ところがすでにおよそ半分の4312億円を消化してしまった。予算をオーバーするという指摘に対して木原大臣は、将来のことは断定できず、余難を持って答えられないと答弁をなさっている。現在のペースで続くとすれば、まあおよそ30年後ぐらいになるんじゃないかというふうな見積もりもあります。予算も現在のペースで進むとすれば単純計算ではございますけども、2兆7000億円ぐらいに膨らむかもしれない。当初予算の約8倍。大阪万博が1.9倍の2350億円でかなり新聞史上に賑わしていますけども、辺野古がちょっと比較にならないような公共事業で、この新しい基地を使おうとしているアメリカ側からは、滑走路が短すぎるということで不満が聞こえてきているというようなことなので、辺野古の計画もうすでに破綻しているのじゃないかというふうに私考えておるところでございます。そして予算委員会で木原大臣と審議をさせていただいたことの少し深掘りをさせていただきたいんですけども、辺野古の埋め立てを始める前に軟弱地盤が広がる地域の土質調査をしなかったことについて木原大臣、予算委員会でですね、2007年までに実施した土質調査の結果、計画地で確認された中石層の土質については、粘性土ではなく砂礫などであったことから、埋め立て承認申請を行う前の設計段階で、さらなる土質調査を実施しなかったというふうに答弁されております。つまり、砂地というのは硬いから、埋め立て申請を行うにあたっては土質調査は必要じゃないと いうふうに考えたということだと受け止めましたけれども、大臣、その認識でよろしいでしょうか。
1:46:30
予算委員会でもやりとりをさせていただきましたけれども、その2007年、平成19年の報告書にある、いわゆる軟弱な中石層との記載でございますけれども、一般的には、その中石層が他の地層と比較して柔らかい場合があることを表現していることというふうに申し上げました。地盤改良工事が必要となる地層であることを隠すものではないということも改めて申し上げます。その上で、沖縄防衛局においては、普天間飛行場代替施設建設業に係る埋め立て証人願書の作成にあたって、設計段階において必要な調査を行い、ご指摘の中石層についても認識した上で検討を行ったものであります。その2007年までに実施した土質調査の結果、計画地で確認された中石層の土質については、申し上げたとおり、砂礫等であり、厚密沈下を生じるような、そういった粘性の土層は確認されなかったことから、設計段階では更なる土質調査を実施しなかったところであります。沖縄防衛局は、この地層の存 在についても、平成25年、2013年の埋め立て証人願書に記載するとともに、その審査過程において施工段階でボーリング調査等の必要な土質調査を実施することを沖縄県に説明した上で、沖縄県知事から埋め立て証人を得たものと承知しております。その後、施工段階で必要な調査検討を行った結果、地盤改良工事が必要であることが判明をしたので、土工事の追加などを行ったことであります。沖縄防衛局の対応ですけれども、それぞれの段階において必要な調査検討が行われたものと考えております。
1:48:29
大臣に説明された、2007年までに実施した土質調査の結果、更なる調査は必要ないというふうに判断されたということなんですけれども、その調査というのは、軟弱地盤が見つかった大浦湾側ではなくて、2つありますよね、大浦湾側と辺野古側。辺野古側というのは比較的浅い。しかも土質は硬い。ところが、軟弱地盤が見つかった大浦湾側というのは、水深90メートル。軟弱地盤が広がっているということをわかったのがその後なんですけれども、これ、今大臣に説明された認識というのは、辺野古側で行った調査を基にしたものであって、大浦湾側のボーリング調査のデータは持ち合わせていなかったというふうな受け止めでよろしいでしょうか。
1:49:26
これ、必ずしも辺野古側のものでございませんで、過去実施したボーリング調査、そのうち4本の調査結果を取りまして、さらにそれに加えて2007年に音波探査ということで、幅広く音波で探査をし、この2つをもって土質の調査をしたということでございます。
1:49:52
その音波探査の結果が実に驚くものでありまして、資料2でございます。軟弱地盤07年に既にわかっていたという報告書、今説明いただいたとおりでございますけれども、防衛局は広く深く軟弱地盤が分布しておって、精密に調査をする必要性があるというようなことを認識していたというようなことでございますけれども、これは埋め立て申請をする6年前の調査なんですね。この記事のもとになったのが資料、1つ飛ばしてもらって4でございます。手話部地層調査、手話部というのは辺野古のことでございます。報告書、これ防衛局が作成したものですけれども、まとめの方の今後の課題として指摘されているのは、(1)の少し高段になります。今回の解析を用いた既存の資料は、辺野古海域のものであり、オーラ湾海域の地質構造を精度良く把握するには、情報が少なく不確定さが残る。(2)そこで軟弱地盤が広く厚 く分布している。なので設計施工に当たっては、しっかりとその状況を把握した方がいいですねというように、自らの報告書で書いている。それをするためにはボーリング調査が必要ですよというふうに、自ら行った調査ではっきりと明記しているにも関わらず、それを行わなかった。なぜでしょう。なぜ調査を行わなかったんでしょうか。お答えください。
1:51:50
まずご指摘の報告書でございますけれども、これは連名の形になっていますけれども、これは単に我々が委託した業者から、我々が受け取ったものでございまして、会社の方で連名の形にはしてありますが、単にこれは業者がつくった報告書ということでございます。その上で埋め立て承認頑渉の作成に当たりましては、沖縄防衛局におきまして、設計段階で必要な調査を行い、ご指摘の中析層についても認識の上で検討を行っているものでございます。沖縄防衛局はこの地層の存在につきましても、平成25年の埋め立て承認頑渉に記載するとともに、その審査過程におきまして、施行段階でボーリング調査等の必要な土質調査を実施することを、沖縄県に説明した上で、知事から埋め立て承認を得たものと、承知でございます。その後の施行段階で必要な調査、検討を行った結果、地盤改良の工事が必要であるということが判明し、その工事の追加を行うこととしたことでございます。
1:52:47
今少しびっくりですけれども、連名であって、これ、何?コンサルタント会社がやったんで、その結果を共有していませんということですか。もう一度お答えください。
1:53:05
共有していないということではございませんで、あの、いた業者から受け取ったものでございまして、我々は十分にそれを認識した上で、様々なそのものを作業しているということでございます。
1:53:15
質問に答えられてないんですけれども、なぜ事前の調査を行わなかったのか。皆さん共有したわけですね 、この調査結果を。この調査結果では、ボーリング調査しなさいと、書いてあるじゃないですか。もう一度お願いします。
1:53:39
あの、ボーリング調査といたしましては、先ほど申し上げたですね、ボーリング調査、そしてその後の音波探査、これで設計段階においては、十分な調査を、度必要さをしたと思っていて、考えてございまして、それをもとにですね、承認の願書を作成したということでございます。