3:55
ただいまから予算委員会を開会いたします。令和6年度総予算3案に関する理事会決定事項についてご報告いたします。本日は、政治資金問題等を含む内外の諸課題に関する集中審議を往復方式で240分行うこととし、各会派への割当時間は、自由民主党35分、立憲民主社民81分、公明党30分、日本維新の会教育無償化を実現する会41分、国民民主党新緑風会21分、日本共産党21分、令和新選組11分、質疑順位につきましては、お手元の質疑通告表のとおりでございます。速記を止めてください。ありがとうございました。
6:28
令和6年度一般会計予算、令和6年度特別会計予算、令和6年度政府関係機関予算、以上3案を一括して議題とし、政治資金問題等を含む内外の諸課題に関する集中審議を行います。これより、質疑を行います。
6:52
自由民主党の宮崎雅夫でございます。本日は質問の機会をいただきまして、本当にありがとうございます。早速、質問に入らせていただきます。まず、野党反党自身についてお伺いをいたします。元日の発災から2ヶ月が経 過をいたしました。亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆様にお見舞いを申し上げます。
7:17
また、復旧復興に向けてご尽力をいただいている全ての皆様に敬意を表します。農林水産分野も大変大きな被害が出ております。被災地の農林漁業者の皆さんは、もちろんのこと、農水省、マスタットの皆さん、県、市町村の皆さん、土地開業事業団体連合会をはじめ関係団体の皆さん、建設業、コンサルタントなど民間企業の皆さん、
7:46
被災から応援の皆さんも含めて本当に多くの皆さんが、成りわりの再開に向けて大変な努力を今されているところであります。今回の地震は、高齢化、過疎化の進む中山間地において発生をいたしました。農業では、営農の再開に時間がかかるようであれば、そもそも環境は厳しいという中で、
8:11
それが残念ながらきっかけとなって、営農再開を諦めて農地が荒れるという恐れもあるんだろう というふうに思っております。復旧のスピード感が必要だというふうに思います。野党半島は、我が国で最初に世界農業遺産に認定をされた地域でございます。
8:32
日本で千枚田のように厳しい地形条件の中で、農家、地域の皆さんの手によって守られてきた農村風景が地域の資源であり、観光の資源でもあるわけであります。まず、農業再開に向けた見通しにつきまして、坂本農林水産大臣にお伺いいたします。
8:57
私の方からも亡くなりになられました方々に哀悼の意を表し、そして被災された全ての方々にお見舞いを申し上げたいと思います。稲作など地域農業を支える方々の営農再開には、5月上旬からの田植え期に向け、農業者のご意向の確認に加え、水張りが可能かどうか、
9:19
補助の被害状況 を確認した上で必要な内容の確保をスピード感を持って進めることが寛容だというふうに思っております。このため農林水産省では、マフサットを現地に派遣をいたしまして、被災自治体や関係団体と連携をいたしまして、被害の状況把握や応急対策を全力で進めているところであります。
9:44
このためで、成り終え支援のためのパッケージに基づきまして、今春の営農への影響が最小限になりよう、里山へ着工制度の活用、そして農地等の早期復旧、これを図ってまいりたいというふうに思います。
10:02
被害を受けた機械のレンタルや農作業委託に加えまして、どうしても水道の作付けを断念せざるを得ない場合には、水田活用直接支払い交付金の活用や、大豆、蕎麦等の代替作物の種子の購入支援など、各種支援を重層的に講じてまいりたいというふうに思っております。
10:26
そして、これらの支援策が被災地の農業者の皆様方にご活用いただけるよう、石川県下のJA等に、石川県、そしてJA、農林水産省の職員が常駐した相 談窓口を設置しておりまして、事業申請手続きの伴走支援を行ってまいります。
10:48
作物大臣からお話がありましたように、やはり主要な作物は米でありまして、苗の準備でありますとか、もうそろそろデッドラインに近づいてきておりますので、今、もう本当に必死になって現場でやっていただいております。さらなる加速をぜひお願いを申し上げたいと思います。それと、農林漁業者の皆さんの負担が復旧に当たっているのをネックになる場合もございます。
11:15
早々に、劇場災害に指定をされましたので、農地農業施設ではもう95%を超える国境補助実施になるというふうに想定されますけれども、県市町村と協力をいただきまして、負担の軽減にもぜひ努めていただきたいというふうに思っております。次に、今後の復旧復興におきまして、石川県は創造的復興を目指しておられるわけであります。農地農業施設の復旧では、原型復旧が原則となっておりますけれども、基本 法の改正にも関連をいたしまして、再度災害防止等に向けた改良復旧の取組を推進をしていくんだということになっております。今回の復旧においても、これまで以上に積極的な対応が必要だというふうに思っておりますけれども、坂本大臣のお考えをお伺いいたします。
12:14
委員御指摘のとおり、被災した農地農業用施設の復旧は、原型復旧が原則ですけれども、再度災害防止や省力化、そして生産性の向上に資する改良復旧も視野に入れて取り組むことが重要であると考えております。
12:36
農林水産省といたしましては、災害復旧事業によりまして、洪水で水没した用水機場の復旧時に電気設備の設置位置を重ねたり、それから災害復旧事業と災害関連事業を組み合わせる、災害を受けていない部分も一緒に組み合わせて、そして被災農地と周辺の未被災農地を合わせて区画推理や農地の傾斜化などを行うなど、被災状況に応じまして改良復旧を適切に推進してまいります。また、農地中間管理機構関 連農地整備事業によりまして、農家負担なしで被災農地と周辺の未被災農地を合わせて農地の大区画化ができます。これは熊本市や増木町で行ってまいりました。ぜひご活用いただきたいと思っております。今回の地震における復旧におきましても、被災農家の意向に寄り添いつつ、被災現状に応じて改良復旧に取り組んでまいります。
13:51
ぜひ積極的な対応をお願い申し上げたいと思います。ノット半島の地震では、道道網が寸断をされて、援助支援にも大きく影響をしたわけであります。農産村では、農道林道が主要な道道網の補完的な役割も果たしております。熊本地震、先ほど大臣からもご紹介もありましたけれども、この場合でも国道が通行不能となって、広域農道がそれに代わる役割も果たしました。緊急時の役割も踏まえまして、既存の農道林道の整備も考えることも必要だというふうに思っております。次に漁港を始めといたしまして、水産分野の対応についてお伺いをいたします。海底流気や津波などによりまして、漁港や漁船等に大きな被害が出たわけであります。海底流気した地域の漁港の復興は、これまでに経験のないものになります。特に被害が大きいところでは、復旧には年単位の時間が必要になってくるというふうに思いますけれども、暫定的な復旧も当然必要だというふうに思います。創造的復興のお話をさせていただきましたけれども、それに向けて漁港機能の集約をしていこうと、そういうような考え方も出てくるんじゃないかなというふうにも思われます。また漁業者の皆さん、大部分が今、漁に出られないという状況でございます。収入の道が閉ざされているという状況でありますので、休業期間中の生活支援も長期にわたって行っていく必要があるんじゃないかなと思います。漁港の復旧、漁業者の生活支援についてどのように取り組んでいくのか、坂本大臣にお伺いをいたします。
15:41
漁港の復旧につきましては、漁業の一日も早い再開に向けて、既に石川県、新潟県、富山県合わせて19漁港で応急工事を実施しております。石川15漁、そして富山3漁、それから新潟1漁でございます。他方、石川県の地盤流域によります甚大な被害を受けた漁港につきましては、国が被害実態を把握するための詳細な調査を今行っております。その調査を踏まえまして、県とともに復旧復興方針を検討いたしまして、仮復旧、本復旧、それぞれ区分けしながら進めてまいりたいと思います。また一部の地域では既に低位値網などの漁業、総業が再開をいたしました。3月1日に解禁になりました富山のホタルイカも既に漁獲が、実績が上がっているところであります。一方で港内で漁船が見動きが取れなくなっているところもございます。併せて製魚施設等の共同利用施設が被災している等の理由によりまして、総業再開に至っていないところも多いというふうに承知をいたしております。なりわゆる支援のためのパッケージに基づきまして、漁業者等による漁場復旧の取組の一環としての漁船の移動に対する支援を行ってまいります。それから本格復旧までに使用する施設の整備も含めた、共同利用施設の復旧に対する支援 、こういったものもスピード感を持って進めてまいります。このように農林水産省では漁業の一日も早い再開に向けて必要な支援をしっかりと行っていきますが、他方で漁に出られない漁業者の方々に対しましては、例えば漂流物、堆積物の回収とか、あるいは水深の測定とか、そういった漁場環境を回復するための漁業者が取り組むべき活動等に対して支援を行っております。
18:07
各種今やっていただいていることも、大臣から御答弁をいただいているわけではありますけれども、やはりもう一年と言わずに、やはりもう少し必要な場合も出てくると思いますので、ぜひ検討をお願いしたいと思いますし、そういったことも含めて、地元の漁業者の皆さん方からも具体的な御要望も大臣のところに届いていると思いますので、併せて前向きな検討をぜひお願いを申し上げたいと思います。今、坂本大臣に農林水産分野の対 応に具体的にお伺いをしたわけでありますけれども、繰り返しになりますけれども、農林漁業者の皆さんが意欲を失わないと、そして一日でも早く、成り割りの再開ができるように、政府一丸となって、これまでも取り組んでいただいておりますけれども、これからも引き続き努力をお願いしたいと思います。岸田総理の御決意をお伺いしたいと思います。
19:04
私自身も、先月24日、石川県の和島市を向かせていただきまして、地域の誇りである白米千枚枝の被害状況、また地盤流気の被害、これが甚大な被害が生じた和島湖を視察させていただきました。そして被災された農業者、あるいは漁業者の皆さんから、委員がまさにおっしゃったように、この意欲を失わないためにも、強い思いで、これ未来に向けて努力をするためにも、スピード感を持った復旧が必要だと、こういった思いを直接聞かせていただきました。そして、先ほどの復旧と、なり合い災害支援に取り組むことの重要さを、改めて強く感じた次第であります。被災地の農林水産業については、農地、漁工等の生産インフラの復旧や、機械等の再建、金融支援等、各種の支援、これを重層的に講じてきているところですが、今後、作付シーズンに向けて、自治体や関係団体とも連携しつつ、農業者への丁寧な説明や相談に努め、被害状況に応じたきめ細かな支援を加速してまいります。そして、この漁業復旧のための漁場調査支援、これを漁業者の方々に協力していただくことを通じて、漁業者の生活の下支え、こうした取組も進めてまいりたいと思います。被災された農林漁業者の皆さんに寄り添いながら、一日も早い、なりわい再建、全力で取り組んでまいります。以上。
21:25
ぜひ総理、 よろしくお願いしたいと思います。最後に被災者の皆さん方、農林漁業者の方々に寄り添ってというお話を申していただきましたら、ぜひそういうことをお願いしたいと思います。次に、食料農業農村基本法の改正に関連をしてお伺いをしたいと思います。まず、今回の改正の背景としましては、食料安全保障の問題がございます。我が国の食料自給率がカロリーベースで38%という中で、気象変動の問題、国際情勢の問題、世界人口が80億人を超えて、さらに増加することによる世界的な食料需要の増大などを考えれば、防衛経済の安全保障だけではなくて、食料安全保障の強化の必要性は論を待たないわけでございます。食料安全保障の強化のためには、国内の農業生産を増大させることがもちろん基本であります。その上で、輸入先の多核化などによる安定化でありますとか、備蓄も適正に行っていく必要がございます。食料安全保障の強化に向けた岸田総理のお考えをお伺いいたします。