5:35
おはようございます。ただいまから予算委員会を開会いたします。参考人の出席要求に関する件につきまして、お諮りいたします。令和5年度総予算3案審査のため、本日の委員会に、独立行政法人経済産業研究所理事長浦田周次郎君及び日本放送協会会長稲葉信夫君を参考人として出席を求めたいと存じますが、ご異議ございませんか。ご異議ないと認め、作業を決定いたします。令和5年度一般会計予算、令和5年度特別会計予算、令和5年度政府関係基幹予算、以上3案を一括して議題とし、昨日に引き続き質疑を行います。
6:32
おはようございます。公明党の西田誠でご ざいます。まず、追加の物価高騰対策について、総理にお聞きしたいと思います。物価高による負担感は、ます一方でありまして、いつまで上がり続けるのか、その先行きも不透明です。物価を最も押し上げている食料品につきましては、その価格が円立ての輸入食品価格との連動から、4月がピークという説もありますし、また一方、ウクライナ情勢の影響による、いわゆる戦争インフレと言われる影響で、7月まで続くのではないかという見方もございます。総理は、我が党衆議院議員の質問に答えまして、必要な対応ということであれば、躊躇なく取り組むと、追加の物価対策について答弁をされました。そこで、まず物価のピークがこれから来る今こそ、躊躇なく追加の物価対策に取り組むべきではないかお聞きしたいと思います。
7:36
ご指摘の物価高対策については、政府においては、これまで物価の収入に足るエネルギー、あるいは食料品に的を絞って対策を行ってきました。特に総合経済対策に盛り込んだ電気、都市ガス料金の負担軽減策によって、燃料油価格の対策と合わせて、来年度前半にかけて標準的な世帯においては、総額4万5千円、エネルギー価格高騰の負担を軽減することとしており、こうした対策の効果は、今後現れてくるものであると考えています。そして今後についてでありますが、先週、物価賃金生活総合対策本部を開催し、このエネルギーについて、電気の規制料金の改定申請に対して、4月という日程ありきではなく、厳格かつ丁寧な査定により審査を行うなど、電気料金の抑制に向けて取り組むこと、また、食料品については、飼料価格の本年4、6月期以降も見据えた激減緩和対策、4月以降の輸入小麦の政府売り渡し価格の激減緩和対策を講じていくこと、こうした指示を行ったところです。こうした取組をしっかりと実行していくことと併せて、委員御指摘のように、今後の動きについては、ロシアによる暗いな侵略の情勢等、不透明な条件が多々ありますので、こうした状況をしっかり見据えながら、必要な対策については、躊躇なく、議論的に対応していきたいと考えております。
9:45
今、お話のとお り、総理は、経産大臣に対して、3月中に電気料金抑制に向けた対策を取りまとめるよう指示するなど、おっしゃっておられましたけれども、このプロパンガスについてのご意見は、全国でたくさん寄せられています。直接的な軽減措置がないこのプロパンガス、LPガスについては、対策の効果がいつごろ、消費者の皆さんに実感できるようになるのでしょうか。お聞きします。
10:17
ご指摘のLPガス、プロパンガスでありますけれども、小規模冷裁事業者が多いことから事務負担を考慮しまして、今回の電気ガスの負担軽減策に入れていないところでありますけれども、ご指摘の人件費、配送費の抑制につながる事業の効率化、あるいはタンクを大型化するなど、効率よく行っていくということを補助金を取っておりますので、これで対応したいと思いますが、今ちょうど公募を行っておりまして、できるだけ早く対応したいということで、4月上旬には交付決定を行っていくということで、この効率化が行き届けば、100円から200円程度の価格抑制効果が見込まれるところでございます。
11:03
このプロパンガスについては、いわゆる地方創生臨時交付金を活用いたしまして、その上昇幅を抑制している自治体もございますが、予算の枯渇を理由に事業化できない件が全国で10件既にございます。地域の実用に応じた物価高騰対策のための臨時の交付金、この上積みをすべきではないでしょうか。総理にお聞きします。
11:33
LPガスについては、事業化・効率化に向けた支援を迅速かつ着実に行っていきたいと考えておりますが、加えて6,000億円の電力ガス、食料品等価格高騰重点支援地方交付金についてもLPガス料金支援への活用を働きかけ、約半数の都道府県で対応されていると聞いております。委員の方からこの予算、枯渇しつつあるのではないか、こういった指摘がありました。今、実体、国としても把握する中で、未執行の1,100億円ほどがあります。これについては、まずは自治体の早期執行を後押ししていきたいと思っています。そして、その上で今後も物価高騰の状況等を注視しつつ、適切に機動的に対応していきたいと考えています。
12:41
消費者は引き続き物価高騰に大変苦しんでおりまして、春以降に値上げが予定されております製品も多数ございます。小麦の国際価格についてですが、ウクライナ侵略直後の急激に変動していた状況からは落ち着きを示しておりますが、輸入小麦の価格を抑制し、消費者の負担に配慮することは強くお願いをしたいというふうに思います。他方で、政府が進める国産小麦の生産振興や輸入小麦から米粉への代替促進への影響も考えていかなければなりません。また、製粉関係や食品事業者の価格予見可能性にも配慮して、ルールを適切に維持していただく点も忘れてはいけないと思っております。そこで農水大臣にお聞きいたしますけれども、政府におかれましては、3月上旬の輸入小麦の売り渡し価格の決定に向けて、これら各方面の状況を踏まえ、バラ ンスの取れた決定をお願いしたいと思いますが、売り渡し価格の決定に向けたお考えをお聞かせください。
13:51
西田委員にお答えを申し上げますが、令和5年4月、小麦の改定というのは4月と10月になっておりますが、4月の輸入小麦の政府売り渡し価格につきましては、先般、物価賃金生活総合対策本部におきまして、総理の方から御指示がございました。撃変緩和措置を講ずるようという御指示がございましたので、今後行われます入札の結果を注視しつつ、そして委員から御指摘のありました国産小麦の振興や米粉への代替促進の方針、それから価格の予見可能性等を勘案しながら、憂いな侵略に伴う国際的な小麦価格の急増の影響が緩和されるよう、総合的に判断して決定してまいります。
14:52
ぜひ緩和の方向でお願いしたいと思います。この物価が高騰する中、特に養育費をもらっていない6割の一人親家庭では、物価高の方が新型コロナより家計への影響が大きい、こういう声がシングルマザーサポート団体全国協議会によって取りまとめられております。こうした厳しい状況の中、一人親をはじめとする困難を抱える方に寄り添った利用しやすいホーテラスを目指して、法務省、日米連、そしてホーテラスの3社による同制度の改善策が検討されてきました。パネルをご覧ください。この困っている方がホーテラスに相談し、弁護士、司法書士にホーテラスが立替えをして事件を処理する。その立替えた費用の返済、この返済につきまして、例えば優先事項として、一人親に対する債務免除の拡大など支援の拡充が議論されているとお聞きしております。その具体策を法務大臣にお聞きします。
16:05
今般の一人親支援の拡充策は、ホーテラスの民事法律不 自由における、先生ご指摘の縦解禁の償還のあり方等に関する現行の運用が、一人親世帯にとって、こう要益する上で負担となっている。こういう御指摘がございましたので、それを踏まえまして、その運用を改善して、一定の要益費を確保すること等を通じ、一人親世帯におけるこの要益に十分な環境を整えようということで、この一層の利益を図ろうとするものであります。御指摘の具体策でありますけれども、一人親が要益費の請求のため、民事法律不条を利用した場合におきまして、まず利用者が月々の要益費を得た場合の弁護士報酬、これにつきましては、一定額までホーテラスが立て替えること、それから利用者が身払い等要益費を得た場合に、一括でホーテラスへの償還に充てる一時即時償還、これを不要とすると、そして義務教育対象年齢までの子を不要する一両家につきましては、償還免除の要件の一つであります、視力回復困難要件、これをもう一律に満たすんだというものにすること、こういったことを内容としています。法務省としては、この閣議事務策の早期の実現に向けて、制度の詳細な設計や所要の手続き、こういったことの作業を速やかに進めてまいりたいと考えております。
17:46
この取りまとめを実施するには、今大臣がおっしゃったように、例えば再婚祭や評価委員会、こうした意見の聴取などの一定の手続きが必要です。また、例えば一人親だった方が再婚した場合どうなるのか、あるいは親と同居していたらどういう扱いになるのかなど、制度の詳細を詰めた上で予算の積算をしなければならないことも理解ができます。しかし、ぶっかたかによる多大なる影響を受けている一人を痩せたへの支援の拡充であり、こうした制度の詳細を詰めていくことを前提に、普通に言えば令和6年度からということなんでしょうけれども、そうを得らずに、できるだけ早急に、法廷らしにおける民事法律府場の拡充をすべきではないかと考えますが、総理はいかがお考えでしょうか。
18:36
ただいま法務大臣から答弁がありましたように、今般の法テラスの民事法律府場における一人親支援の拡充策、非常に重要な取組であると認識をしています。政府としては、詳細な制度設計など必要な作業を進め、法テラスができる限り早期に支援を拡充できるよう、しっかり後押しをしてまいりたいと考えています。
19:15
ありがとうございます。次に、下請中小企業の価格転嫁についてお聞きします。