14:35:30
お疲れ様です。皆様、お疲れ様です。これより会議を開きます。内閣提出、所得税法等の一部を改正する法律案を議題といたします。質疑の申出がありませんので、これにて本案に対する質疑は終局いたしました。これより討論に入ります。討論の申出がありますので、順次これを許します。
14:36:03
立憲民主党無所属の馬場裕樹です。会派を代表し、所得税法等の一部を改正する法律案について、反対の立場から討論を いたします。改めて、一連の自民党派閥浦金事件に対して、当事者たちの説明責任が果たされないまま、
14:36:24
この話を進めることに、国民の皆様に申し訳が立たない気持ちでいっぱいです。自民党と金の問題を正し、一人一人が納得感を持って納税できる環境を、私たちは築き上げていかなくてはなりません。まず、戦略分野国内生産促進税制について、特定分野となった産業の発展は必要です。
14:36:46
10年間で2兆円という大規模減税政策でありながら、恩恵を受けられるのは一部の大企業に偏り、特に自民党が献金を受けている企業と一致している点について、政府の説明は明快ではありませんでした。一方、インボイス制度が導入され、小規模事業者の厳しさは増しています。政治献金の差で政策の差が生まれてはなりません。
14:37:11
次に、所得税の定額減税について、私たちはこの間のぶっかだかに給付で対応すべきと一貫して主張してまいりましたが、政 府は定額減税が簡素、迅速、公平であると強弁しています。
14:37:27
しかし第一に、減税政策では多くの事務負担がかかり、給付の方が適切であると、2020年4月15日の経済産業委員会にて当時の墨沢主税局長が答弁されているとおり、簡素とは言えません。第二に、給付であれば今頃はすでに届き切っているはずであり、全く迅速ではありません。
14:37:51
第三に、来年の確定申告時まで待たないと減税効果を得られない方がおり、しかも政府はその数を把握しておらず、公平な政策とは呼べません。今回の審議を通し、定額減税より給付が優れていることが明確になったと言えます。
14:38:09
最後に、賃上げ促進税制について、賃上げ環境を整えることは大切ですが、この政策は10年前から行われ、財務省主税局の検証で効果が反然しないと指摘されたにもかかわらず、同じスキームで拡充するのは理解に苦しみます。そもそも賃上げが何をしようとするのか、これから研究しますという答弁をいただきまし たが、準備不足で議論するに値しません。
14:38:36
以上、本法案は結局のところ、所得税、法人税の減税という形を使い、岸田内閣に染み付いている増税イメージを塗り替えたい。選挙目当ての法案であり、かつお金の力で政策が歪められている可能性を疑わざるを得ず、このような法案には到底賛同できないことを強く申し上げたいと思います。私の反対討論は以上となります。ありがとうございました。
14:39:07
日本維新の会の伊藤信久です。教育無償化を実現する会との統一会派を代表して、所得税法等の一部を解説する法律案に対し、反対の立場から討論いたします。まず、今国会は残念ながら脱税国会であると指摘しねばなりません。自民党によるパーティー検出の政治資金収支報告書への不規制と裏金化は、国民の政治の信頼を決定的に筆記させております。