19:40
これより予算委員会第3文化会を開会いたします。私が本文化会の主査を務めることになりましたので、何卒よろしくお願いいたします。本文化会は、法務省・外務省及び財務省所管について審査を行うことになっております。なお、各省所管事項の説明は各省審査の冒頭に聴取いたします。令和6年度一般会計予算、令和6年度特別会計予算及び、令和6年度政府関係機関予算中、財務省所管について、政府から説明を聴取いたします。
20:10
令和6年度一般会計歳入予算、並びに財務省所管の一般会計歳出予算、各特別会計歳入歳出予算及び、各政府関係機関収入支出予算について、御説明申し上げます。まず、一般会計歳入予算額は、112兆5,716億円余となっております。この内訳について申し上げますと、租税及び印資収入は69兆6,080億円、その他収入は7兆5,146億円余、交際金は35兆4,490億円となっております。次に、当省所管の一般会計歳出予算額は30兆2,777億円余となっております。この内、主な事項について申し上げますと、国債費は27兆90億円余、原油価格物価高騰対策及び賃上げ促進環境整備対応予備費は1兆円、予備費は1兆円となっております。次に、当省所管の各特別会計の歳入歳出予算について申し上げます。国債整理基金特別会計におきましては、歳入歳出いずれも225兆1,389億円余となっております。この他、地震災保険等の各特別会計の歳入歳出予算につきましては、予算書等をご覧いただきたいと存じます。最後に、当省関係の各政府関係機関の収入歳出予算について申し上げます。株式会社日本政策金融広報国民一般向け業務におきましては、収入2242億円余、歳出1359億円余となっております。この他、同広庫の農林水産業者向け業務等の各業務及び、沖縄振興開発金融広庫等の各政府関係機関の収入歳出予算につきましては、予算書等をご覧いただきたいと存じます。以上、財務省関係の予算につきまして、その概要をご説明申し上げた次第でございます。なお、時間の関係もございまして、お手元の資料を持ちまして、詳しい説明に返させていただきますので、記録にとどめてくださるようお願いいたします。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。この際お諮りいたします。ただいま、鈴木財務大臣から申出がありましたとおり、財務省所管関係予算の概要につきましては、その詳細な説明を省略し、本日の会議録に掲載をいたしたいと存じますが、ご異議ありませんか。はい。ご異議なしと認めますよと、そのように決しました。以上をもちまして、財務省所管についての説明は終わりました。この際、分解委員各位に申し上げます。質疑の持ち時間は、これを厳实され、議事進行に御協力を賜りますようお願い申し上げます。なお、政府当局におかれましても、質疑時間が限られておりますので、答弁は簡潔明瞭にお願いいたします。これより質疑に入ります。質疑の申し出がありますので、順次、これを許します。はい。
23:38
はい。自由民主党の斉藤博明です。本日は質問の機会をいただきまして、感謝を申し上げます。早速、質問させていただきます。まず、令和6年度の賃上げ促進税制についてお尋ねいたします。現在まさに、事業者が、自社がどのような対象になるか否か等について、税務署に御相談に行っているところかと思っておりますが、働き方改革というものも予定をされております。そういう中で、来年度から勤務時間の上限、貯金時間の上限規制がかかる建設業ですとか、運輸関連産業から、基本給をかなり上げるんだけれども、総収入が、総所得が上がらないので、賃上げ促進税制の対象とならないという回答を受けているという声をたくさん伺っています。こうした声を財務省が把握しておられますでしょうかということと、少なくとも、働き方改革にかかる業種に関しましては、そういう業種とは異なる配慮が必要なのではないかと。働き方改革の話と賃上げ促進はまた別の話でありますので、そういう配慮が必要ではないかと考えますが、政府の見解をお尋ねいたします。
24:45
はい、お答えいたします。先生がおっしゃったように、建設運輸の業界の方々から、賃金に勤務時間の上限規制が働き方改革で出てくることによって、給与総額が減ってしまうという話はお聞きするところであります。となりますと、賃上げ税制が対象外になってしまうということはあるんだというふうに思っております。