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参議院 国民生活・経済及び地方に関する調査会

2023年12月13日(水)

0h8m

【公式サイト】

https://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/detail.php?sid=7719

【発言者】

福山哲郎(国民生活・経済及び地方に関する調査会長)

1:10

ただいまから、国民生活経済及び地方に関する調査会を開会いたします。委員の異動についてご報告いたします。昨日までに、高野光二郎君、光月亮介君、 片ひろいっ君、岩本強人君、伊藤貴恵君、久保田哲也君、杉久武君、尾沼匠君及び高木麻里君が委員を辞任され、その補欠として、白坂昭君、永峰誠君、清水雅人君、今井恵子君、舟山康恵君、下野六太君、三浦信弘君、田辺雅代君及び森屋隆君が、 選任されました。理事の辞任についてお諮りいたします。竹内真嗣君から、文書を持って都合により、 理事を辞任したい旨の申し出がございました。これを許可することに、ご異議ございませんか。ご異議ないと認め、再を決定いたします。理事の補欠選任についてお諮りいたします。理事の辞任及び委員の異動に伴い、 現在、理事が7名決院となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。理事の選任につきましては、選例により、 会長の指名にご一人願いたいと存じますが、ご異議ございませんか。ご異議ないと認めます。それでは、理事に今井恵子君、清水雅人君、 永峰誠君、田辺雅代君、下野六太君、中条清氏君、及び舟山康恵君を指名いたします。この際、本調査会の2年目の調査について ご報告いたします。本調査会は、昨年12月に、今期の調査テーマを、「誰もが取り残されず、希望が持てる社会の構築」 とすることに決定し、調査を進めております。2年目の調査につきましては、 理事懇談会等で協議いたしました結果、引き続き、本調査テーマの下、社会経済、地方及び 国民生活に必要な施策について、調査を進めていくことになりました。何卒委員閣員のご協力をお願いいたします。国民生活経済及び地方に関する調査を 議題といたします。先般、フランス共和国及び英国における生活困窮、 孤独及び少子化対策、並びに地域活性化等に関する実用調査、並びに両国の政治経済事情等の 視察のため、本委から議員代の派遣が行われました。調査結果につきましては、議員運営委員会に 報告されることと存じますが、本調査会の調査に資するため、派遣議員である 私から弁議報告を行います。それでは着席のままで失礼いたします。先般実施されました重要事項調査議員団 第2版の調査結果につき、その概要をご報告いたします。本議員団は、フランス共和国及び英国における 生活困窮、孤独及び少子化対策、並びに地域活性化等に関する実用調査、並びに両国の政治経済事情等を視察のため、 令和5年9月3日から9日までの7日間、両国を訪問しました。派遣議員は、光月亮介議員、 加田裕之議員、塩田弘明議員及び団長を務めました。私福山鉄路の4名です。以下、順次をご報告いたします。まず、ストラスブルについてご報告いたします。レイラカーチック、欧州協議会、移民難民に関する 事務局長、特別代表と、ウクライナ非難民等の諸問題について、意見交換を行いました。先方からは、非難民の受入国への、親と離れた子どもの保護や、 女性の受入れシステムの向上の支援を行っているとのことでした。次に、ピアイムス、ストラスブル都市圏議会議長等と、 ストラスブルのコンパクトシティを通じた地域活性化の取組について、意見交換を行いました。先方からは、公共交通の使用を促し、自動車の渋滞をなくすことにより、 市民生活の活性化を目指しており、設計段階から市民の意見を反映して、事業を実施しているとのことでした。次に、パリについてご報告いたします。まず、内務省地方実装局当局者と、 コミュニティの公益化の現状について、意見交換を行いました。先方からは、コミューンの合併の推進や、EPCI、課税権を有する公益行政組織と、 その公正コミューンとの協力関係の強化により、公益化を進めてきた、人材が限られる小規模コミューンでの合併に向けた支援が求められるとのことでした。次に、ローラン・オルタルダ全国家族手当金庫国際関係アドバイザーと、 家族生活について意見交換を行いました。先方からは、家族手当は所得額、子供の年齢に応じて加減され、 敷衍的であると同時に再分配機能も果たしている。また、認定保育ママや保育園の管理費への支援を行っている。 家族の支払い能力の支援と、家族が利用できる施設への補助等が相互に保管し合っているとのことでした。次に、フロリアンブレイ全仏コミューン協同体連合代表と、 コミューンの公益化の現状について意見交換を行いました。先方からは、公共サービスの多くがEPCIにより提供されているが、EPCIと公正コミューンの市民との関係について考える必要があるとのことでした。次に、フローレンスオルトラット市等と母子保護センターの取組について意見交換を行いました。先方からは、6歳までの入院児がいる家族を対象に、 巡回医師による医療行為や子供の発育状況、家族の健康状況の確認、来訪する精神科医や助産師による親の相談への対応に加えて、各種ワークショップの開催、経済的支援が必要な家族への給食サービスや医療サービスの窓口機能、家庭内暴力への対応等の取組を行っているとのことでした。次に、ロンドンについてご報告いたします。まず、スチュワートアンドリュー政務次官及び孤独対策チームと孤独対策について意見交換を行いました。先方からは、孤独対策は政府に加えて、官民、チャリティ団体など数百の組織で進めている。孤独に関するキャンペーンでは、若年層を対象に孤独に対する認識・他者への状況説明の解決策を見出す方法に焦点を当てた取組を行っているとのことでした。次に、ミムズ・デイヴィス政務次官との面会後、貧困対策チームと子どもの貧困対策について意見交換を行いました。先方からは、親の就労の有無が子どもの貧困に影響していることを踏まえ、ユニバーサルクレジット制度を通じて受給者に給食活動を求める一方、子どもがいる就労世帯には保育費用を支援している、または未就学児がいる勤労世帯への無料の保育サービスを提供しているとのことでした。次に、デイブ・レイチェル・デ・ソーザ・チルドレンズ・コミュニチュナー及び当局者と子どもの貧困問題の現状について意見交換を行いました。先方からは、子どもの話を聞き、子どもの考え方等について政策決定者の理解を促している。子どもの貧困を緩和するため、子どもたちの教育機会を確保すべきこと、学校給食の無償提供に加えて朝食を提供すべきこと、子どもの貧困を正確に捉えるための福祉手当システムの見直しを勧告しているとのことでした。次に、牧団地場、義勇化医学博士と、社会的処方について意見交換を行いました。先方からは、臨床的問題以外の問題への対処が必要な患者に紹介するリンクワーカーは、モチベーションインタビュー等を通じて様々な活用や、金銭的サポート、心理的サポートなどの解決策を提示している。自分の健康について自分が意思決定できているとの認識することが成功の鍵であるとのことでした。次に、キャサリン・ウィルクファミリーハブマネージャー等と、ファミリーファブの取組について意見交換を行いました。先方からは、19歳までの者や25歳までの障害がある者の家族を対象に、子どもの発育、親のメンタルヘルス、家庭の事情等に関する相談の受付、子どもの発達の遅れや自衛症の兆候がある子どもへの支援、母親の産後ウイルスの兆候や乳児との絆の状況の把握に加えて、経済的支援が必要な家庭に対する各種支援に必要な窓口機能を果たしているとのことでした。そのほか、両国で活躍する在留法人等、政治経済事情等を中心に懇談いたしました。懇談時の要望を踏まえ、帰国後、デジタル庁、総務省、外務省に対し、海外在留法人のマイナンマーカードの利用に関する要望を行いました。以上が海外派遣における調査の概要ですが、今回の調査にあたり、ご協力をいただいた関係者の皆様、及び在外国家の皆様に対し、心から感謝申し上げ報告といたします。継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。国民生活経済及び地方に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を継続することとし、本件の継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、ご異議ございませんか。ご異議ないと認め、差異を決定いたします。なお、要求書の作成につきましては、会長にご一人願いたいと存じますが、ご異議ございませんか。ご異議ないと認め、差異を決定いたします。委員派遣に関する件についてお諮りいたします。閉会中の委員派遣につきましては、その取扱いを会長にご一人願いたいと存じますが、ご異議ございませんか。ご異議ないと認め、差異を取り図ります。本日はこれにて散会いたします。ありがとうございます。

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