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参議院 経済産業委員会

2023年11月07日(火)

0h18m

【公式サイト】

https://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/detail.php?sid=7613

【発言者】

森本真治(経済産業委員長)

1:10

ただいまから経済産業委員会を開会いたします。議事に先立ちまして一言御挨拶を申し上げます。去る10月20日の本会議におきまして、経済産業委員長に占任されました森本信二でございます。本委員会は、経済産業、貿易及び公正取引等に関わる事項を所管しており、国民の関心も高く、課せられた使命、役割は非常に大きいものでございます。理事及び委員の皆様方のご理解とご協力を賜りながら、公正満な委員会運営に努めてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

1:54

委員の異動についてご報告いたします。昨日までに、青島健太君、新居妻秀樹君、井口那希子君、柴信一君、片江雅月君、北村恒雄君、石川貴博君、猪瀬尚貴君、吉川沙織君、中田博士君、大田夫妻君、及び田島真彦君が委員を辞任され、その補欠として、石井昭君、里見隆二君、青山茂春君、岩本強人君、渡辺貴之君、三浦信弘君、安妻徹君、小川幸人君、坂井康幸君、丸川珠代君、宮口春子君、及び私森本真次が選任されました。理事の補欠選任についてお諮りいたします。委員の異動に伴い、現在理事が5名決意となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。理事の選任につきましては、選例により、委員長の指名にご一致願いたいと存じますが、ご異議ございませんか。はい、異議ないと認めます。それでは、理事に青山茂春君、岩本強人君、長峯誠君、小川幸人君、及び安妻徹君を指名いたします。国勢調査に関する件についてお諮りいたします。本委員会は、今期国会におきましても、経済、産業、貿易、及び公正取引等に関する調査を行いたいと存じますが、ご異議ございませんか。ご異議ないと認め、作用を決定いたします。この際、国務大臣、副大臣、及び大臣政務官から発言を求められておりますので、順次これを許します。

3:29

西村国務大臣。

3:32

おはようございます。第212回国会における経済産業委員会の御審議に先立ち、経済産業行政を取り巻く諸課題及び取組につきまして、経済産業大臣、原子力経済被害担当大臣、GX実行推進担当大臣、産業共通力担当大臣、ロシア経済分野協力担当大臣、内閣府特命担当大臣、原子力損害賠償配慮等支援機構担当として申し上げます。我が国経済は、国際経済秩序の変化やコロナからの再興といったマクロ環境の変化に加え、これまでの様々な施策の効果もあり、過去最高水準の国内投資・未投資、高水準の賃上げの実現など、しお目の変化が生じています。こうしたしお目の変化を踏まえ、従来のデフレからの脱却のその先の新しい時代の経済構造への変革が求められています。現在直面する物価高は、いわば輸入物価上昇によるインフレですが、これからの日本は、賃上げを伴う安定的な物価上昇に転換していく、着実にその方向に進んでいると信じます。今後も、継続する構造的な人手不足、人口減少といった状況を乗り越え、持続的賃上げを実現する新しい時代の経済構造への転換・改革を図る必要があります。私は、経済産業大臣として、政権運営の根幹たる経済政策に全身全霊で取り組み、賛成する課題に一つ一つ答えを出していく、このミッションを完遂する覚悟であります。福島復興と東京電力福島第一原子力発電所の廃炉・処理水対策は、経済産業省の最重要課題です。本年8月、福島第一原発の廃炉に向けた大きな一歩となるアルプス処理水の開業方針を開始しました。たとえ今後数十年の長期にわとろうとも、アルプス処理水の処分が完了するまで、政府として全責任をもって取り組んでいくとともに、アルプス処理水の安全性の確保、風評対策、なりわい継続支援に全力で取り組みます。着実な廃炉の進展に向け、燃料手振りの取り出し等のための技術的難易度の高い研究開発を支援します。特に漁業者の皆様が安心して漁業を継続できるよう、これまでの800億円の基金を含む総額1,700億円の製作パッケージを適時適切に、迅速に、着実に実行に移すとともに、輸出源が顕著な品目の販路拡大や加工体制強化、加工業者等への資金繰り支援を行います。併せて、基幹困難区域の避難指示解除に向けた取り組み、事業なりわいの再建や新産業の創出、交流人口の拡大、芸術文化を通じた新たな魅力づくりなど、被災地の復興を着実に推進します。また、福島以外の地域においても、文化芸術コンテンツ産業等の海外展開や露型誘致によるインバウンド需要の取り組みを進め、地域経済の活性化、地域における文化の再創造を支援します。脱炭素化の流れを我が国の成長につなげるGXの動きの中においても、エネルギーの安定供給は、我が国経済社会にとって必要不可欠です。気候変動対応とエネルギー安定供給の両立、地製薬リスクを踏まえた経済安全保障の確立の観点から、資源外交等を通じたLNGや重要鉱物の安定供給確保に加え、水素アンモニアのサプライチェーン構築、CCSの事業環境整備に向けた検討を進めます。国内の制度設計、資源開発を含む総合的な取り組みを通じ、エネルギー基金にも備えた対策を進めます。足元のエネルギー打開の対策として、出口も見据えた形で燃料価格、電気・都市ガス料金に係る激変緩和措置を来年春まで継続します。同時に、省エネ型の経済・社会構造への転換を実現すべく、企業における省エネ型設備への更新を複数年度にわたり支援するとともに、家庭向けにも高効率給湯器の導入を推進します。併せて、充電・水素充填インフラも含めた包括的な支援等を通じたクリーンエネルギー自動車の普及や、合成燃料の早期商用化を目指した実証研究を推進します。先の通常国会におけるGX2法の成立を踏まえ、地域と共生した再生可能エネルギーの最大限活用、総電網の整備推進や蓄電池等の導入、安全最優先での原発再稼働や運転機関の延長、次世代革新路の開発・建設等に取り組み、エネルギーの安定供給を高級的に実現するためのあらゆる方策について検討します。賃上げについて、足元のしおめの変化を持続的な動きにしていく必要があります。まずは、賃上げ税制の減税制度の強化を検討します。加えて、取引適正化・価格転嫁対策を強力に推進するとともに、中小企業・小規模事業者の事業再構築や生産性向上の取り組みを支援します。また、大幅な円安を逆手に取った新規輸出1万社支援プログラムや、小規模事業者持続化補助金を通じ、中小企業・小規模事業者の輸出販路拡大・売上拡大を支援します。また、イノベーションの源泉である人への投資を未来への投資と捉え、政府がその予備技術となる支援策を実施する「ヒューマンニューディール」が重要です。キャリア相談・利す金・リング・転職までを引き続き一体的に支援し、政府全体で正規・非正規・社内・転職問わず、キャリアアップできる環境を整備します。地域における良質な雇用の拡大と成長投資の促進、地域経済を牽引する成長企業の創出に向け、中堅中小企業・小規模事業者の人手不足を補う「精進化・省力化」を企業の規模に応じた適切な形で支援します。さらに、中堅中小企業の成長に向けた税制措置を講じます。厳しい事業環境の中にある中小企業に対し、事業承継・事業再生・廃業等に係る相談体制の強化を行うとともに、中小企業の事業承継を後押しするため、事業承継税制における特例承継計画の提出期限の延長等を行います。また、インボシス制度の導入にも対応できるよう、きめ細かに支援します。また、00有志の返済本格化を迎える中で、経営改善・再生支援を進めるための官民会議を新たに設置し、朝鮮意欲がある事業者の支援を加速します。

9:51

深刻な人手不足を背景とする物流の2024年問題の解決を図るべく、入試企業の物流施設の自動化・機械化を含むあらゆる支援等を実施します。強靭で柔軟な経済を構築するためには、国内において成長につながる投資を促すべく、一歩踏み込んで政策を進めることが重要です。特に、GX・DX・経済安全保障等、国として戦略的に重要な分野の中でも、民間での投資額の大きさによりリスクのある国内投資・生産を促進するため、中長期的な予見可能性を示しつつ、生産活動に応じた減税措置の創設を検討します。また、持続可能性や信頼性等を満たす形で生産された重要物資の需要に働きかける政策を検討するなど、国際協調のもと、グローバルに公正な市場・事業環境の整備に取り組みます。半導体や蓄電池、AI、量子等、今後の経済成長の鍵となる戦略分野について、国内投資・研究開発・人材育成等を支援します。特に半導体は、これまでTSMCの誘致やラピュタスの支援などを進めてきましたが、引き続き生産拠点整備や研究開発の支援等の取組を加速します。併せて、関係省庁とも連携し、地域の理解を得た土地利用に関する規制の柔軟化や工業要粋等のインフラ整備にも取り組みます。昨年成立した経済安全保障推進法に基づき、半導体・蓄電池・重量鉱物等、特定重要物資に係る国内生産設備の導入・研究開発等を通じたサプライチェーン強靱化支援にも取り組みます。また、経済成長にはイノベーションも不可欠です。日本を世界に誇るイノベーション拠点とすすべく、私的財産から生じる所得に対して優遇する減税制度、いわゆるイノベーションボックス税制についても創設を検討します。また、国内のイノベーション推進に向け、破壊的イノベーションの創出を目指した研究開発やAIの開発力強化、中小企業等における導入促進等に対する強力な支援とともに、スタートアップのグローバル展開や人材育成等に対し、幅広い支援を行います。さらに、投資支援の拡充を含め、三官学連携で成長志向型の資源自立経済の確立に向けた取り組みも進めます。こうした我が国のイノベーションの可能性を、2025年大阪関西万博において世界に発信します。ポストコロナの新たな世界、次世代技術、社会システムを形作る未来社会の姿を示すべく、海外パビリオン建設の遅延といった課題を解決しながら、万博の成功に向けて、関係省庁や地元自治体等と一丸となって、オールジャパンで取り組みを進めます。人口減少下にある我が国にとって、デジタルトランスフォーメーション、いわゆるDXによる精進化、システムの高度化は急務です。このため、先行地域におけるドローンや自動運転トラック等の社会実装、インフラ管理のデジタル化に必要となるデジタルライフラインの整備、さらにこれらを支えるデジタル人材育成を進めます。同時に、デジタル化に伴うサイバー工業への強靭化を図るべく、産業界全体におけるサイバーセキュリティ対策強化の取り組みも支援します。ロシアによるウクライナ侵略、大国間競争の激化、深刻化する中東情勢など、知性学リスクの高まりが我が国の経済社会にも大きな影響を及ぼしています。こうした中、経済安全保障の重要性がますます高まっており、対外経済政策を抜本的に強化し、同盟国・同志国と連携しながら、強靭で信頼できるサプライチェーンの構築、経済的威圧への対応、重要鉱物の確保などに取り組みます。自由で公正な経済地理の維持・強化に向け、CPTPP等の経済連携協定やWTOなどの多国間の枠組みを活用します。さらには、これらの課題に対し、IPEF、日米経済版2+2といった新たな枠組みも活用してまいります。また、ロシアのウクライナへの侵略が継続する中、影響を受ける日本企業を引き続き適切に支援するとともに、日本企業によるウクライナ復興への貢献を支援します。貿易の活性化、対日投資の促進に加え、未来志向型産業の競争に係る支援等を通じ、グローバルサーフとの連携強化を推進してまいります。本年、日本とASEANは有効協力50周年を迎えました。これからの50年を視野に、「ともに未来に直る産業をつくる競争」をキーワードに、日ASEANの産業協力強化に向けた具体的な取り組みを進めるとともに、アジアゼロエミッション共同体構想の推進を通じ、さらに連携を深めます。また、これらを支える人材、特に時代を担う若手のネットワークづくりに取り組みます。以上、申し述べましたとおり、経済産業行政は多くの課題に直面しております。先週取りまとめられた総合経済対策においても、必要な措置を講じてまいります。様々なご意見に耳を傾けながら、経済産業大臣として全身全霊で職務に取り組んでまいります。森本委員長をはじめ、理事、委員各位のご理解とご苦労を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

14:48

はい、自民内閣府特命担当大臣。

14:54

おはようございます。おはようございます。厚生取引委員会に関する事務を担当する大臣として、ご挨拶を申し上げます。厚生取引委員会による厳正かつ実効性のある独占禁止法の運用が確保されるよう、厚生取引委員会の体制について、執的、量的な充実を図ることに努めます。厚生取引委員会は、カルテル、入札団合、優越的地位の乱用行為をはじめとした独占禁止法違反行為及び下請け法違反行為を取り締まるとともに、これらの行為を未然に防止します。独占禁止法・下請け法の執行強化の取組を進めることや、迅速かつ的確な企業結合審査も重要です。また、特に透明性・公正性を確保する必要性の高いデジタルプラットフォームをめぐる取引分野をはじめとして、さまざまな分野における取引実態の把握や、競争の活性化に関する衝動などを通じて、競争環境の整備を進めることも必要です。これらに加え、本年5月に公布されたフリーランス事業者間取引適正化等法については、同法の円滑な施行に向けた準備を進めてまいります。森本委員長をはじめ、理事・委員各位の一層のご理解・ご協力、また、ご指導を賜りますようにお願い申し上げます。ありがとうございました。はい、それでは、自民大臣は、ご退席いただいて結構でございます。お疲れ様でした。はい、どうぞ。では、岩田経済産業副大臣、はい、どうぞ。この度、経済産業副大臣を拝命いたしました、岩田和史家でございます。西村大臣をお支えをし、坂井副大臣、また吉田政務官、石井政務官とともに、経済産業行政の円滑な運営に全力を尽くしてまいりたいと考えております。森本委員長をはじめ、理事また委員の皆様のご指導、ご面達をどうぞよろしくお願い申し上げます。

17:06

はい、坂井経済産業副大臣。

17:09

おはようございます。おはようございます。この度、経済産業副大臣を拝命いたしました、坂井康之でございます。西村大臣をお支えし、岩田副大臣、そして石井吉田政務官とともに、この日本の経済の発展に尽力を尽くしてまいりたいと存じます。森本委員長をはじめ、理事各先生方のご指導、ご面達をどうぞ参りますようお願い申し上げます。ありがとうございます。

17:34

はい、工藤内閣副副大臣。

17:37

おはようございます。厚生取引委員会に関する事務を担当する内閣副副大臣の工藤昌造でございます。よろしくお願いいたします。一言ご挨拶を申し上げます。我が国経済が健全に発展していくためには、競争政策の中核となる独占禁止法の適切な運用を確保していく必要があります。小川大臣政務官とともに自民大臣を補佐し、公正かつ自由な競争の下で、我が国経済がしっかりと発展していけるよう職務に邁進してまいります。森本委員長をはじめ、理事、委員長各位には一層のご指導、ご便達をよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。このたび経済大臣政務官を拝命いたしました石井拓です。西村大臣をお支えし、岩田、堺両副大臣、また吉田大臣政務官とともに、森本委員長及び理事、委員各位の先生方のご指導の下、しっかりと務めてまいります。何卒よろしくお願い申し上げます。

18:52

小川内閣副大臣政務官

18:56

委員長

18:57

はいおはようございます。公正取引委員会に関する事務を担当する大臣政務官に就任いたしました小川雄一郎でございます。工藤副大臣とともに自民大臣を補佐し、公正かつ自由な競争環境の整備に努め、我が国経済がより豊かで活力あるものとなるよう尽力してまいりたいと存じますので、森本委員長をはじめ、理事、委員各位のご指導、ご便達を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。はい、ありがとうございました。はい、それでは本日はこれにて、散会いたします。お疲れ様でございました。

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