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参議院 国土交通委員会

2023年04月13日(木)

0h5m

【公式サイト】

https://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/detail.php?sid=7366

【発言者】

蓮舫(国土交通委員長)

斉藤鉄夫(国土交通大臣、水循環政策担当、国際園芸博覧会担当)

1:05

ただいまから国土交通委員会を開会いたします。委員の異動についてご報告いたします。昨日までに岸真紀子君、串田誠一君、若林陽平君及び足立俊之君が委員を辞任され、その補欠として尾行真琴君、室井久里子君、鶴穂陽介君及び長谷川秀春君が選任されました。また、本日、室井久里子君が委員を辞任され、その補欠として清水孝行君が選任されました。地域公共交通の活性化及び再生に関する法律等の一部を改正する法律案を議題といたします。政府から質説明を聴取いたします。

1:46

齋藤国土交通大臣。

1:49

ただいま議題となりました、地域公共交通の活性化、及び再生に関する法律等の一部を改正する法律案の提案理由につきまして、ご説明申し上げます。地域公共交通は、住民生活や地域の社会経済活動に不可欠な社会基盤ですが、人口減少やモータリゼーション等による長期的な利用者の落ち込みに加え、新型コロナウイルス感染症の感染拡大によるライフアップの可能性を示しています。新型コロナウイルス感染症の感染拡大によるライフスタイルの変化の影響もあり、大変厳しい状況に置かれています。特に大規模な設備を要する鉄道については、一部のローカル線区において利用者の大幅な減少により、こうした設備を生かした大量輸送機関としての特性が十分に発揮できない状況が出てきています。地域の関係者が競争、すなわち連携と共同を通じて、利便性、持続可能性、生産性の高い地域公共交通ネットワークへのリデザインを進めるための仕組みを構築することが急務となっています。このような趣旨から、このたびこの法律案を提案することとした次第です。次に、この法律案の概要につきまして、ご説明申し上げます。第一に、法律の目的に、地域の関係者の連携と共同の推進を規定することとしております。国の努力義務として、関係者・相互間の連携と共同の促進を追加するとともに、地域公共交通計画への記載に努める事項として、地域の関係者・相互間の連携に関する事項を追加することとしております。第二に、ローカル鉄道の再構築を図るため、大量輸送機関としての鉄道の特性が十分に発揮できていない区間について、地方公共団体または鉄道事業者は、国土交通大臣に再構築協議会の組織を要請できることとし、国土交通大臣は、関係地方公共団体から意見を聴取した上で、基準に合致すると認める場合には、再構築協議会を組織し、同協議会が再構築方針を策定する等の措置を講ずることとしております。第三に、バス・タクシー等の地域公共交通のリ・デザインを図るため、地方公共団体と交通事業者が、一定の区域・機関について、交通サービス水準と費用負担に関する協定を締結し、交通サービスの提供を行う事業と、交通分野におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)やGX(グリーントランスフォーメーション)を推進する事業を、それぞれ法律に位置づけることとしております。第四に、鉄道とタクシーにおいて、地域の関係者の連携と共同の一層の推進や、地域に根差した輸送サービスの充実を図るため、地域の関係者間の協議が整ったときは、国土交通大臣による認可に変えて、届出により運賃設定が可能となる「協議運賃制度」を創設することとしております。その他、これらに関連いたしまして、所要の規定の整備を行うこととしております。以上がこの法律案を提案する理由であります。この法律案が速やかに成立いたしますよう、ご審議をよろしくお願い申し上げます。以上で、趣旨説明の聴取は終わりました。本案に対する質疑は、後日に譲ることといたします。参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。地域公共交通の活性化及び再生に関する法律等の一部を改正する法律案の審査のため、来る18日午前10時に参考人の出席を求め、その意見を聴取することにご異議ございませんか。ご異議ないと認めます。なお、その人選等につきましては、これを委員長にご一人願いたいと存じますが、ご異議ございませんか。ご異議ないと認め、採用を決定いたします。本日はこれにて、散会いたします。

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