PolityLink

このサイトについて

衆議院 本会議

2023年04月06日(木)

2h14m

【公式サイト】

https://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=54496

【発言者】

細田博之(衆議院議長)

伊藤忠彦(法務委員長)

大西英男(内閣委員長)

木原稔(国土交通委員長)

鈴木俊一(財務大臣 内閣府特命担当大臣(金融) デフレ脱却担当)

小田原潔(自由民主党・無所属の会)

末松義規(立憲民主党・無所属)

井上英孝(日本維新の会)

海江田万里(衆議院副議長)

稲津久(公明党)

斎藤アレックス(国民民主党・無所属クラブ)

田村貴昭(日本共産党)

19:40

拝啓!

21:40

これより会議を開きます。議員議案:中西法の一部を改正する法律案議員議案:朝廷による国際的な若い合意に関する国際連合条約の実施に関する法律案議員議案:一定第三、裁判外紛争解決手続の利用の促進に関する法律の一部を改正する法律案議員議案:三議三案を一括して議題といたします。

22:20

議員議案:委員長の報告を求めます。法務委員長伊藤忠彦君。

22:43

ただいま議題となりました三法案につきまして、法務委員会における審査の経過及び結果をご報告申し上げます。まず中西法の一部を改正する法律案は、経済取引の国際化の進展等の中西をめぐる諸情勢の変化に鑑み、中西邸が命ずる暫定保全措置に基づく強制執行等の手続等を定める等の措置を講じようとするものであります。次に、朝廷による国際的な和解合意に関する国際連合条約の実施に関する法律案は、朝廷による国際的な和解合意に関する国際連合条約の締結に伴い、その的確な実施を確保するため、和解の仲裁を行う手続において、成立した国際和解合意に基づく強制執行を可能とする制度を創設しようとするものであります。次に、裁判外紛争解決手続の利用の促進に関する法律の一部を改正する法律案は、認証、紛争、解決手続において成立した和解に基づく強制執行を可能とする制度を創設する等の措置を講じようとするものであります。以上、3法案につきましては、去る3月29日、本委員会に付託され、同日、斉藤法務大臣から趣旨の説明を聴取し、4月4日、質疑を行い、採決の結果、いずれも全開一致をもって、原案のとおり、可決するべきものと決しました。以上、ご報告申し上げます。

25:22

3案を一括して採決いたします。3案の委員長の報告は、いずれも可決であります。3案は、委員長報告のとおり決するに、ご異議ありませんか。(ああ)ご異議なしと認めます。よって、3案とも、委員長報告のとおり、可決いたしました。

25:49

日程第4、特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律案を議題といたします。委員長の報告を求めます。

26:02

内閣委員長、大西秀夫君。

26:12

(おね)ただいま、議題となりました法律案につきまして、内閣委員会における審査の経過及び結果をご報告申し上げます。本案は、個人が事業者として、受託した業務に安定的に従事することができる環境を整備するためのものです。その主な内容は、第一に、特定受託事業者に係る取引の適正化について定めるものです。第二に、特定受託業務従事者の就業環境の整備について定めるものです。本案は、去る3月28日、本委員会に付託され、翌29日、後藤国務大臣から趣旨の説明を聴取しました。ついで4月5日に質疑を行い、質疑終局後、採決いたしましたところ、本案は、前回一致をもって、原案の通り可決すべきものと決しました。なお、本案に対し、不対決議が付されました。以上、ご報告申し上げます。

27:49

採決いたします。本案の委員長の報告は可決であります。本案は、委員長報告の通り、決するにご異議ありませんか。(( 答 ))ご異議なしと認めます。よって本案は、委員長報告の通り、可決いたしました。

28:12

律定第5、道路整備特別措置法及び、独立行政法人日本高速道路保有債務返済機構法の一部を改正する法律案を議題といたします。委員長の報告を求めます。国土交通委員長 木原 実くん。

28:45

ただいま議題となりました法律案につきまして、国土交通委員会における審査の経過及び結果をご報告申し上げます。本案は、高速道路等の適正な管理及び機能の強化を図るため、所要の措置を講じようとするもので、その主な内容は、第1に、高速道路の更新事業等に必要な財源を確保するため、料金徴収期限を最長で令和97年9月30日まで延長できることとするとともに、債務返済を確実に行うため、その期間を50年以内に設定すること、第2に、高速道路等の料金を車両の運転者又は使用者に請求できることを明確化すること、第3に、高速道路の通行者等の利便の確保に資する施設と一体となった駐車場の整備に対して、新たな財政支援を行うことなどであります。本案は、去る3月28日の本会議において、趣旨説明及び質疑が行われた後、本委員会に付託され、翌29日、齋藤国土交通大臣から趣旨の説明を聴取しました。4月4日、質疑に入り、同日参考人から意見を聴取し、昨5日、質疑を終了しました。質疑終了後、本案に対し、立憲民主党無所属及び国民民主党無所属クラブからそれぞれ修正案が提出され、趣旨説明を聴取いたしました。次いで討論を行い、採決いたしました結果、両修正案は否決され、本案は賛成多数をもって、原案のとおり可決すべきものと議決した次第であります。なお、本案に対し、不対決議がされました。以上、ご報告申し上げます。

30:48

採決いたします。本案の委員長の報告は可決であります。本案を委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。起立多数よって本案は委員長報告のとおり可決いたしました。

32:20

この際、内閣提出、我が国の防衛力の抜本的な強化等のために、必要な財源の確保に関する特別措置法案について、趣旨の説明を求めます。財務大臣、鈴木俊一君。

32:55

ただいま議題となりました、我が国の防衛力の抜本的な強化等のために、必要な財源の確保に関する特別措置法案の趣旨を御説明申し上げます。令和5年度以降における、我が国の防衛力の抜本的な強化、及び抜本的に強化された防衛力の安定的な維持に要する費用の財源に充てるため、

33:21

財政投融資特別会計、財政融資資金勧助、及び外国為替資金特別会計からの繰入金、

33:31

独立法人国立病院機構及び独立行政法人地域医療機能推進機構の国庫納付金、並びに国有財産の処分による収入、その他の租税収入以外の収入を確保するとともに、これらの税外収入を活用した防衛力強化資金を設置することとしたところであります。

34:00

本法律案は、このための法律上の手当について措置するものであります。以下、その対応を申し上げます。第一に、令和5年度において、財政投融資特別会計、財政融資資金勧助から2000億円を限り、一般会計に繰り入れることができることとしております。

34:25

第二に、令和5年度において、特別会計に関する法律第8条第2項の規定による外国為替資金特別会計からの一般会計への繰り入れをするほか、同特別会計から約1兆2000億円を限り、一般会計に繰り入れることができることとしております。

34:50

第三に、独立行政法人国立病院機構は、令和5事業年度において、積立金のうち422億円を国庫に返納しなければならないこととしております。

35:07

第四に、独立行政法人地域医療機能推進機構は、令和5事業年度において、積立金のうち324億円を国庫に納付しなければならないこととしております。

35:24

第五に、防衛力の抜本的な強化及び抜本的に強化された防衛力の安定的な維持のために確保する財源を防衛力の整備に計画的かつ安定的に充てることを目的として、当分の間、一般会計に防衛力強化資金を設置することとしております。

35:49

この資金は、防衛力整備計画対象経費の財源に充てる場合に限り、予算を定めるところにより使用することができることとしております。以上、我が国の防衛力の抜本的な強化等のために必要な財源の確保に関する特別措置法案につきまして、その趣旨をご説明申し上げた次第であります。

36:20

ただいまの趣旨の説明に対して、質疑の通告があります。順次、これを許します。

36:29

小田原清君。

36:38

(小田原清)自由民主党の小田原清であります。ただいま議題となりました、我が国の防衛力の抜本的な強化等のために必要な財源の確保に関する特別措置法案について、会派を代表して質問させていただきます。

37:06

現在、我が国は戦後、最も厳しく複雑な安全保障環境に直面しています。

37:15

ロシアによるウクライナへの侵略や、中国、北朝鮮による軍事行動が活発化している中、我が国の主権と独立を維持し、国民の生命と財産を守るためには、抑止力を高め、その裏付けとなる防衛力を強化していくことが重要であります。

37:41

このような状況下において、岸田内閣は、昨年12月16日に、国家安全保障戦略、国家防衛戦略、防衛力整備計画の安保関連3文書を取りまとめ、相手に攻撃を思いとどまらせるための反撃能力の保有など、

38:06

国家安全保障戦略の安保関連3文書を取りまとめ、相手に攻撃を思いとどまらせるための反撃能力の保有など、

38:25

本日、日本国会議員会議長の会見 において、日本国会議員会議長の会見において、日本国会議員会議 の会議において、日本国会議員会議において、日本国会議員会議の 会見において、日本国会議員会議において、日本国会議員会議の 会見において、日本国会議員会議まある六点八兆円が確保されますスタンドオフ防衛能力や統合防空ミサイル能力などの重点分野を中心に防衛力の強化が図られています。

39:08

防衛力整備計画で示された防衛力の抜本的な強化の内容と、それを裏付ける今後5年間の防衛力整備の水準に係る方針は、政策の大転換とも言うべきものです。

39:24

この意義について国民の十分な理解を得るためには、43兆円の中身が我が国が直面する厳しい安全保障環境に対処するために必要不可欠なものであるということを国民に対して丁寧に説明していく必要があると考えます。

39:47

そこで防衛力の抜本的な強化に向けた決意を改めて岸田総理にお伺いするとともに、今後5年間で必要となる防衛力整備の水準である43兆円についての具体的な内容についてご説明願います。

40:07

こうした防衛力強化のための取組は、将来にわたって維持していく必要があります。今後5年間のみならず、令和10年度以降も裏付けとなる安定的な財源によってこれを支え、将来世代に先送りすることなく、今を生きる我々が将来世代への責任として対応することが重要であると考えます。

40:35

その上で、今後必要となる予算に対する財源の見通しを示し、国民に対する説明責任を果たしていくことが必要であります。その財源の確保を図るために、防衛力強化のための財源確保法案が今国会に提出されたところであります。

40:57

本法案においては、その財源として必要となる特別会計からの繰り入れや、独立行政法人からの国庫納付といった税外収入の確保や、これらの税外収入を活用した防衛力強化資金の創設のために必要な規定が盛り込まれています。

41:21

つい今後、5年間における防衛力整備の水準である43兆円と、令和10年度以降の防衛費増税のために必要となる財源をどのように確保していくのか、今回の財源確保法案の必要性と併せて、鈴木財務大臣にお伺いいたします。

41:43

なお財源確保にあたっては、国民の負担をできる限り抑制し、国民の不安感を払拭する必要があると考えております。

41:55

国民生活に関わる多くの品目が値上げされている状況下で、増税を伴うということになると、本来あるべき国防費を倍増してでも行うべき防衛力強化の論点がややずれ、国民の皆さんに応援してもらいにくくなることを懸念いたします。

42:19

この財源確保法案の実施時期については、国民の負担を抑えた財源を負担するために必要な財源を貸し出すことが重要であると考えております。

42:34

国民の財政対抗において、令和6年度以降の適切な時期とされています。十分かつ慎重な検討を行っていくことが必要であると考えますが、実施時期の判断にあたっては、具体的にどのようなことを考慮し、どのように議論を進めていかれるおつもりなのか、岸田総理からご説明いただきたいと思います。

42:58

最後に、新たな税制措置によって賃上げの流れを止めるようなことがあってはなりません。防衛財源の確保も重要ですが、持続的な賃上げの実現も日本経済の再生のために取り組むべき課題であります。足下のぶっか高に負けない賃上げに向けた政府の具体的な取り組みを、総理にお伺いし質問を終わります。ありがとうございました。

43:44

内閣総理大臣 岸田文雄君

43:53

内閣総理大臣 小田原貴吉君

43:57

小田原貴吉議員からのご質問にお答えいたします。防衛力強化に向けた決意と防衛力整備の具体的な内容についてお尋ねがありました。力による一方的な現状変更の試みの深刻化や、北朝鮮による度重なる弾道ミサイルの発射など、戦後最も厳しく複雑な安全保障環境に直面する中で、防衛力を抜本的に強化することを決断をいたしました。この検討に際しては、国民の命を守り抜けるのか、極めて現実的なシミュレーションを行い、稼働率向上や弾薬燃料の確保、主要な防衛施設の強靱化、スタンドオフ防衛能力の強化、ミサイル防衛システムと反撃能力を組み合わせた統合防空ミサイル防衛能力の強化、宇宙サイバー電磁波等の新たな領域への対応、また、南西地域の防衛体制の強化など、必要となる防衛力の内容を積み上げました。これらについて、今後5年間にわたり、予算をしっかり確保し、防衛力を緊急的に強化いたします。これにより抑止力、対処力を向上させ、武力攻撃そのものの可能性を低下させていく考えであります。防衛力強化に係る税制措置についてお尋ねがありました。税制措置については、法人税について500万円の税額控除を設けることで、全法人の94%を対象外とするとともに、所得税について、現価の課税の負担増とならないよう、復興特別所得税の税率を引き下げた上で、その下げた範囲内で新たな付加税をお願いするなど、十分な配慮をすることとしています。また、実施時期については、令和9年度までの過程において、業財政改革を含めた財源調達を見通し、景気や賃上げの動向及びこれらに対する政府の対応を踏まえて、閣議決定した枠組みの下で、税制措置の実施時期を柔軟に判断していく考えであります。賃上げについてお尋ねがありました。賃上げは、新しい新本主義の最重要課題です。春冬の賃上げ率は、30年ぶりの高水準となるなど、大企業を中心に力強い動きが出てきています。この動きを中小企業等に広げるため、先日、政労司の意見交換の場を持ちました。政府としては、今後、厚生取引委員会の協力の下、労務費の転嫁のあり方について指針をまとめていくなど、価格転嫁の促進に取り組むとともに、事業再構築補助金やものづくり補助金などにより、着実に生産性向上を支援し、賃上げの動きをしっかりと後押しをしてまいります。残余の質問については、関係大臣から答弁をさせます。

47:44

財務大臣 鈴木俊一君

47:53

小田原清議員のご質問にお答えいたします。防衛力強化のための財源確保等についてお尋ねがありました。抜本的に強化される防衛力は、将来にわたって維持・強化していかねばならず、これを安定的に支えるため、令和9年度以降、裏付けとなる、毎年度約4兆円のしっかりとした財源が不可欠であります。その財源確保にあたっては、国民のご負担をできるだけ抑えるべく、歳出改革、決算常用金の活用、税外収入の確保、といった行財政改革の努力を最大限行った上で、それでも足りない約4分の1については、税制措置でのご協力をお願いしたいと考えております。今般の財源確保法案は、これらの財源確保策のうち、主として税外収入について所要の措置を講じるものであり、具体的には、令和5年度における特別会計からの繰入等を規定するとともに、確保した税外収入を令和6年度以降も活用できるようにするため、防衛力強化資金を設置するなど、必要な規定を盛り込んでおります。令和10年度以降においても、防衛力強化資金を通じて防衛力の維持を安定的に支えられるよう、税外収入等のさらなる確保に努めるとともに、歳出改革の徹底にも最大限取り組んでまいります。

49:48

杖松 芳典君

50:13

立憲民主党無所属の杖松 芳典です。会派を代表してただいま議題となりました、我が国の防衛力の抜本的な強化等のために必要な財源の確保に関する特別訴求について質問いたします。NATO諸国においては、国防費用GDP費2%を目標としていることは承知していますが、我が国はNATOに加盟していません。NATOのメンバーでもない我が国が、なぜ防衛費のGDP費2%目標を達成する必要があるのか。米国から強い圧力を受けたとの情報がありますが、総理その経過を含め明確に御説明ください。なおNATO諸国においては、2014年に国防費用GDP費の2%到達の目標を設定し、2024年までの10年間かけてゆっくり達成するようですが、2021年時点で2%に未達の国が30カ国中22カ国もあるので、NATOメンバーでもない我が国が急ぐ理由は全くありません。今回、我が国ではいきなり5年間で防衛費をGDP費2%に持っていこうとしています。財政的に厳しい我が国としては、その実現に極めて無理があると考えますが、総理いかがですか。政府は防衛費だけをいわば正義化して、同行した総額43兆円規模の防衛費を提案しています。日本を取り巻く安全保障環境の変化等に鑑みれば、当然真に必要な予算を積み上げた結果として、一定程度防衛費を増額することは立憲民主党としても必要だろうと考えています。ただし、差し迫った喫緊の課題は防衛だけではないため、今後極めてバランスの悪い予算反復となります。43兆円という同行した巨額防衛費の設定は、現下の極めて厳しい予算状況を考えると、戦略設定を間違えたものと言わざるを得ません。例えば、昨年の出生数が80万人を割ったことが象徴的ですが、子ども子育て支援も待ったなしの課題です。岸田総理も子ども関連予算の倍増を掲げましたが、今回の令和5年度予算では防衛費が対前年比で26%増となった一方、子ども関連予算は2.6%増にとどまっており、極めて歪な予算構造と言わざるを得ません。この歪な予算構造についての御見解を問います。また、総理が言われた子ども子育て関連予算倍増構造について、具体的スケジュールと金額をここでお示しください。今回示されたのは、令和9年までの財源確保策であり、令和10年以降の見通しは示されていません。GDP費2%相当の防衛費総額と今回の財源確保の枠組みは、令和10年以降も恒久的に続くことになるのでしょうか。そもそも、戦時国債が大量に乱発され、借金の対GNP費が250%を超えた第二次世界大戦の末期の1944年と同様に、我が国は借金1000兆円の国債を抱え、対GDP費250%程度と借金まみれになっています。この我が国の現状では、いくら防衛費を倍増しても、財政的に見て戦争を行えるような国ではないと判断され、我が国に対する振興のハードルが下がってしまいます。健全な財政、強い経済力は、我が国の抑止力に不可欠です。そこでまず、日本の財政状況と経善能力に関する総理の御見解を取ります。当然のことですが、戦争回避のために全力を尽くすため、外交力の抜本強化が必要です。外交力の中核は人材です。外務省の職員や在外交換等で活動する防衛駐在官を拡充し、情報収集、分析能力体制を抜本強化すべきだと考えますが、総理いかがでしょうか。さらに総理も外務大臣経験者として御理解いただけると思いますが、通常の外交に加えて、我が国として戦略的なロビング活動を大幅に拡大させて、重要国リーダーたちとの向上的な人的パイプを強化することが不可欠だと思いますが、総理いかがでしょうか。一方、歴史的、地理的、政治、経済的に考えて、我が国は米中の緊張緩和を主導するに最もふさわしい国だと考えますが、総理、その外交を主導していかれるお気持ちはありませんか。今、非常に大きな権限として一般的に言われているのが台湾有事です。立憲民主党としても一定程度の防衛力増強は必要であると考えています。しかし、防衛体制が整備されると同時に、日米共同防衛力が強化され、その能力が高まるほど台湾有事の際に、米国から我が国の自衛隊が頼りにされて台湾を守るという構図の中、我が国も戦争への道に巻き込まれることにならないのか、国民から大きな懸念が寄せられています。このような深刻な懸念に対して、総理はどのように答えられますか。お答えください。日米の防衛協力において、いわゆる盾と保護という考え方が従来用いられてきました。我が国は盾として戦首防衛に徹し、米国が保護として他国に対する敵地攻撃を行うという役割分担です。政府の考えでいくと、今後我が国は反撃能力を保有することになります。政府が先制攻撃を否定していることから、周辺自体ではなく、我が国に武力攻撃がなされた時点で、日米共同武力対処事案となります。その際、米国から我が国を守るという立場から、我が国に対して自衛隊による反撃行為として敵国を一部攻撃するよう頼まれた場合には、我が国が従来の基本的立場を維持することなく、保護の役割を担って攻撃をしていくことになるのでしょうか。それとも、その可能性は全くないと言い切れるのでしょうか。この問題は、我が国がとことん戦争に巻き込まれることになるか、あるいは日米同盟を破綻させることになるか、という究極的選択につながる極めて重大な問題であります。総理の内容のある御見解を求めます。直接的な対応を担う自衛隊の諸課題について申し上げます。第一に、急拡大した防衛予算に対応できない自衛官不足問題や台湾有事等の顕在化による自衛官の集団退職を防止する改善策。二番目は、サイバー関係の人員の確保にあたっては、民間の優秀な行動技術者を幅広く予備自衛官にしながら、民間人専門家を大量にリクルートすること。三番目は、作戦運用の効率化と各種法制規制の改善により実質的防衛力を強化すること。四番目は、世界水準の何倍もの割高な調達になっている国内製装備品の存在やライフサイクルコストの大幅な行動に対する改善策をまとめること。これらは私たちが多くの専門家との会合を重ねた上で、一部のポイントですが、総理の御認識を問います。財政確保策の諸問題について、具体的な問題点を申し上げます。政府は防衛増税として復興特別所得税の流用を掲げていますが、その一部を防衛増税に流用し、課税期間を14年間も延長するというのは、国民に対する騙し扱的な流用であり、被災者の心臓を蹂躙するものです。この間、何度も取り上げられた問題ですが、3.11直後に宮城県の現地緊急対策本部長となり、その後3.11担当の総理補佐官、初代復興副大臣、災害対策特別委員長を務めた私としては、被災者のお気持ちを代弁させていただき、改めて安易な防衛増税の撤回を強く求めます。総理いかがでしょうか。たびたび指摘されているとおり、今回利用するとされている税外収入は、大手待ちプレイスの売却収入が象徴的ですが、いずれも一時的な財源にしかならず、持続性・安定性を欠くのではないでしょうか。また、令和10年度以降、具体的な収入の目処は立っているのでしょうか。それ以外にも深刻な問題を抱えています。今回、地域医療機能推進機構、Jコの積立金の付与見込額として、324億円を国庫変動させるようですが、本来Jコの積立金に余剰が生じた場合は、年金特別会計に納付しなければなりません。今回の法案は、その規定を無効化して、324億円を防衛財源に充てることを可能とするもので、年金財源の流用そのものであります。Jコの山本周一理事長は、そもそも積立金はコロナ禍の現場の病院努力の見返りであり、積立金の675億円があっても、経営資金として足りない状況だと述べています。このような状況で、積立金の半分の324億円を付与と見込んで防衛費に流用するのは、乱暴に過ぎるのではないでしょうか。決算常用金は、前年度予算で付与とされたものなどから構成されており、そもそも安定的に確保できるものではありませんが、例えば予備費を計画的、意図的に不必要に膨らませることで、決算常用金を膨らませることは可能です。実際に令和4年度予算では、新型コロナウイルス感染症及び原油価格物価高騰対策予備費が約2.8兆円、昨年12月に新設されたウクライナ情勢経済緊急対応予備費が手付かずのまま1兆円残っており、合計すると予備費としては過去最大の3.8兆円が付与額とされそうです。政府は付与額が生じた場合、特例交渉への発行額の抑制に努めるといいますが、そこには財務省の大きな裁量余地があり、かなりの部分が決算常用金となることでしょう。特に決算常用金は補正予算の財源とされてきました。防衛財源に決算常用金を重当する代わりに補正予算の財源として赤字国債を発行するならば、事実上防衛財源として赤字国債を発行するのと同じことになります。これこそ、いわば防衛財源ロンダリングとなり、極めて政府によって、極めて巧妙な裏手口となり得ます。これに対する総理の御見解を問います。歳出改革では毎年2,100億円程度を年出するとされていますが、その具体的な内容は全く明らかにされていません。総理、確実に実現するめどは立っているのでしょうか。最後になりますが、外務省勤務時代、イラン伊達戦争で、計らずしも凄まじい戦争体験をした私にとっては、日本の政治家の最大の目的は戦争回避であり、戦争突入は政治家の無能の結果であるということを申し上げて質問を終わらせていただきます。ご静聴ありがとうございました。

1:04:42

内閣総理大臣 菅 美男君

1:04:55

豊松 吉典議員のご質問にお答えいたします。 防衛費の規模についてお尋ねがありました。 戦後最も厳しく複雑な安全保障環境に直面しており、我が国の判断として、今後5年間で緊急的に防衛力を強化していくことが不可欠であると考えています。NATOをはじめ各国は、安全保障環境を維持するために、経済力に応じた総合の国防費を支出する姿勢を示しており、我が国としても国際社会の中で安全保障環境の変化を踏まえた防衛力の強化を図る上で、GDP費で見ることは指標として一定の意味があると考えています。その上で、防衛力の抜本的強化に当たっては、その内容の積み上げと合わせて、これらを補完する取組として、海上保安能力やPKOに関する経費のほか、研究開発、公共インフラ整備など、総合的な防衛体制を強化するための経費を積み上げました。こうした積み上げの結果として、2027年度において、防衛力の抜本的強化とそれを補完する取組を合わせ、そのための予算水準が現在のGDPの2%に達するよう、所蔵の措置を講ずることといたしました。今般の決定は、我が国自身の判断として行ったものであり、米国からの要請を受けたとの指摘は当たりません。また、厳しい財政事情の中、財源確保については、できる限りの行財政改革を前提とした方針について、政府与党で確認をし、昨年末に閣議決定をしており、これに基づき着実に取り組んでまいります。防衛費及び子ども子育て予算についてお尋ねがありました。防衛力の抜本的強化は、戦後最も厳しく複雑な安全保障環境に対峙する中、国民の命と暮らしを守り抜くためのものです。1年以上にわたる活発な議論を積み重ね、その過程において必要となる防衛力の内容を積み上げ、防衛費の規模を導き出した上で、令和5年度予算に計上したものであり、必要な予算であると考えております。また、子ども子育て政策は、最も有効な未来への投資であり、最優先の課題です。これまでも社会のニーズ等を踏まえつつ、保育の受皿整備、幼児教育、保育の無償化など必要な支援を進め、その結果、消費化対策の予算額は、政権交代以降、平成25年度の約3.3兆円から令和5年度の約6.3兆円と大きく増加をしています。さらに、今月発足した子ども家庭庁の下で、子ども子育て政策の抜本強化に取り組んでまいります。先般取りまとめた叩き台を踏まえ、必要な政策強化の内容、予算、財源について、さらに具体的な検討を進め、6月の骨太方針までに、将来的な子ども子育て予算倍増に向けた大枠を提示いたします。岸田政権は、防衛力の抜本的強化と、子ども子育て政策の抜本強化、どちらか一方という二者選択の問題とするのではなく、政府の責任として、ともに必要な予算をしっかりと措置してまいります。防衛費の財源についてお尋ねがありました。抜本的に強化される防衛力は、将来にわたって維持強化していかなければならず、この防衛力を安定的に支えるためには、令和9年度以降、毎年度約4兆円のしっかりとした財源が必要です。その財源確保にあたっては、国民のご負担をできるだけ抑えるため、あらゆる工夫を検討した結果、歳出改革、決算常用金の活用、そして様々な取組により確保した税外収入等を、令和10年度以降も含めて、防衛力整備に計画的、安定的に充てるための防衛力強化資金の創出、これらの取組により、必要な財源の約4分の3を確保することといたしました。それでも足りない約4分の1については、将来の世代に先送りすることなく、令和9年度に向けて、今を生きる我々の将来世代への責任として、税制措置でのご協力をお願いしたいと考えております。これらの取組により、強化された防衛力を将来的に渡り、安定的に支えられるよう、必要な財源をしっかりと確保してまいります。我が国の財政状況と経営戦能力についてお尋ねがありました。しっかりとした経済財政の基盤を平時から維持強化していくことは、国家安全保障の観点からも重要であると考えています。この点、国家安全保障戦略においても、我が国の経済は海外依存度が高いことから、有事の際の資源や防衛装備品等の確保に伴う財政需要の大幅な拡大に対応するためには、国際的な市場の信任を維持し、必要な資金を調達する財政余力が極めて重要とされているところです。引き続き足元の経済状況に機動的に対応するとともに、財政の持続可能性への市場の信任が失われることがないよう、歳出歳入両面の改革を続け、責任ある経済財政運営に努めてまいります。情報収集分析体制、重要国との向上的な人的パイプの強化、そして米中関係についてお尋ねがありました。外交力強化のために、情報収集分析能力を向上させることは極めて重要です。我が国は世界全体に231の在外交換を設置し、幅広い情報源や人脈を有しており、日頃から情報収集分析能力の強化に取り組んでいます。昨年末に決定された国家安全保障戦略において、多様な情報源に関する情報収集能力を大幅に強化するなどとされていることも踏まえ、業務の合理化等も行いながら、外務省員、防衛駐在官といった人員体制の強化に鋭意努めてまいります。人的パイプの強化については、各国地域において、対外発信力を有し、将来を担う人材を積極的に我が国に招聘し、訪日後もフォローアップをするなど、多層的な人的つながりの戦略的強化に努めてきております。米中両国の関係の安定は、国際社会にとっても極めて重要です。既に私自身、両国首脳と累次対話を重ねていますが、引き続き同盟国たる米国との強固な信頼関係のもと、様々な協力を進めつつ、中国に対して大国としての責任を果たしていくよう働きかけてまいります。いわゆる台湾有事についてお尋ねがありました。ご指摘のような過程の質問にお答えすることは避けなければなりませんが、いわゆる台湾有事における我が国の対応は、憲法、国際法や平和安全法制をはじめとする国内法令に従って、個別具体的に行われていくことになると考えます。いずれにせよ、台湾海峡の平和と安定は、我が国の安全保障はもとより国際社会全体の安定にとっても重要と考えており、台湾をめぐる問題について、台湾により平和的に解決されることを期待するというのが従来からの我が国の一貫した立場であります。反撃動力についてお尋ねがありました。お尋ねの武力攻撃事態における反撃能力の運用については、実際に発生した状況に即して武力の行使の三要件に基づき、弾道ミサイル等による攻撃を防ぐために、単に手段がなく、やむを得ない必要最小限の措置としていかなる措置をとるかという観点から、個別具体的に判断いたします。反撃動力は米国から頼まれて行使するものではなく、国民の命や暮らしを守り抜くために行使するものであり、我が国の主体的な判断の下で運用され、日本が戦争に巻き込まれることになるか、あるいは日米同盟を破綻させることになるかという選択につながる問題ではありません。自衛隊の諸課題についての認識に関するお尋ねがありました。自衛官不足、退職防止及びサイバー関係の人員確保といった人的基盤に関わる課題、運用の効率化と規制改善といった運用の円滑化に関わる課題、及び装備品の調達に関わる課題といった焦点について御指摘をいただきました。御指摘については、防衛力を強化するために、いずれも重要な課題であると認識をしています。例えば、人的基盤に関わる課題については、防衛省において有識者検討会で精力的に検討をいただきながら取り組んでまいります。また、装備品調達に関わる課題については、防衛産業は、いわば防衛力そのものであるという視点も取り入れて取り組んでまいります。いずれにせよ、防衛力を抜本的に強化するに際して、必要な、重要な御指摘と受け止めさせていただきます。税制措置についてお尋ねがありました。復興特別所得税については、減価の課税の負担増にならないよう、復興特別所得税の税率を引き下げた上で、その下げた範囲内で新たな付加税をお願いすることとしております。また、復興財源との関係では、復興債の発行を通じた柔軟な資金調達が可能であるため、復興特別所得税の税率を引き下げても、毎年度の復興事業の円滑な執行には問題は生じません。加えて、この措置は、復興事業や復興債の召還のための財源としてお願いをしている復興特別所得税の課税期間の延長をするものであり、その延長幅は復興財源の総額を確実に確保するために必要な長さとされているため、復興事業に影響を及ぼすことはないと考えております。このように、復興税を防衛目的で流用したとの御指摘は全く当たりません。さらに、廃炉や福島国際研究教育機構の構築など、息の長い取組についてもしっかりと支援できるよう、東日本大震災からの復旧・復興に要する財源を引き続き責任をもって確保してまいります。政府としては、復興事業に影響を及ぼすことがないことを被災者の方々を含め、国民の皆様に御理解いただけるよう、引き続き丁寧な説明を行ってまいります。防衛力強化のための財源についてお尋ねがありました。税外収入については、令和5年度予算において、特別会計からの追加の繰入金や国有財産の臨時の売却収入等により、現時点で見込める最大限の金額として4.6兆円を確保した上で、防衛力強化資金を通じて防衛力の整備に計画的・安定的に当てていく方針としております。令和10年以降についても、令和5年度予算において、令和9年度までの5年分に当てられる税外収入4.6兆円を確保したことも踏まえ、防衛力強化資金から年平均0.9兆円程度の安定財源が確保されるよう、今後も引き続きさらなる税外収入の確保に努めてまいります。地域医療機能推進機構の積立金の国庫への納付は、新型コロナ対応を行う中で、一般財源を原資として措置をした行商確保料に係る収益のみを対象とするものであることなどから、年金特別会計でなく、一般会計に納付することとしたものであります。こうした政府の方針についても、国民の皆様にご理解いただけるよう、引き続き丁寧な説明を行ってまいります。予備費と決算常用金の関係についてお尋ねがありました。予備費を含めた歳出に不要が生じることが見込まれる場合には、税収等の動向も見極めながら、特例交済法の規定に基づき、特例交済の発行額の抑制に努めることとしており、予備費の規模やその仕様による歳出不要の増加と決算常用金の金額が対応するわけではありません。その上で防衛力強化財源として、決算常用金の活用について申し上げれば、直近10年間の平均が1.4兆円程度であることを踏まえ、財政法上国債又は借入金の償還財源に充てるべき2分の1を除く、残りの2分の1の0.7兆円程度を活用見込み額として見込んだものであり、予備費を計画的意図的に膨らませること等を前提に防衛力強化の財源として考えているわけではありません。また、決算常用金が補正予算の財源として活用された事例があることは事実ですが、これは制度的に決められたものではなく、予算編成5度、その時々の事情に応じて今後補正予算を編成すべき必要性が生じた場合には、その財源についてもその時々の税収見込みや歳出不要の見込み等を踏まえて、機動的な対応をとることになる。したがって、防衛財源論打論といったご指摘は当たりません。歳出改革についてお尋ねがありました。防衛力強化のための財源としての歳出改革については、社会保障関係費以外の経費を対象とし、骨太不信に基づきこれまでの歳出改革の取り組みを継続する中で財源を確保することとしております。こうした考え方に基づき、令和5年度予算においては、2100億円程度の防衛関係費の増額を確保いたしました。令和6年度以降も毎年度の予算編成において、政府両党を連携して歳出改革を継続し、令和9年度時点において、令和4年度と比べて1兆円強の財源を確保してまいります。

1:22:00

井上英孝君

1:22:23

日本維新の会の井上英孝です。私は会派を代表して総理に質問いたします。ウクライナに侵略したロシア、力に任せて現状変更に動く中国、核ミサイル開発に突き進む北朝鮮、いずれも核を持つ三国を隣に抱え、トリプル危機の最前線にある我が国の安全保障環境は、この1年で大きく変化をいたしました。日本維新の会は、我が国の防衛能力を積極的に強化することには大いに賛成をするものですし、そのために一定の追加の財源が必要であることにも理解を示すものであります。しかし、その財源を増税で賄おうとする岸田政権の姿勢は、全く理解できません。我が党は昨年12月16日、いち早く増税方針の撤回を求める緊急声明を発出し、増税方針の撤回を求めてきました。去る2月21日、財務省が発表した令和4年度の国民負担率は47.5%でした。国民所得のほぼ半分が公的負担に奪われる事態に、SNS上では江戸時代の年古に例えて「五公五民」という言葉がトレンド入りし、令和の時代に「江戸時代と同じように年古をとるのか」などの批判が噴出しました。昭和45年には24.3%だった負担率が、約30年後の平成元年には37.9%。その約30年後に47.5%と急上昇し続け、このままいけば50%を超えるのも時間の問題です。そうした中、政府は先週、今後の少子化対策の叩き台を公表しましたが、その財源として「今度は公的医療保険の月額保険料の上乗せの検討に入った」との報道がなされています。国民負担率がこれだけ上昇している中、税金や社会保険料、借金という国民負担を増やす手段だけでしか財源を確保しようとしない岸田政権には、もはやあぜんとするばかりです。江戸時代初期には四公六民だったのが、今日、ほのよ、以降、五公五民となり、その後六公四民となったことで百姓域が多発したのが歴史であります。国民はまさに今、一気の寸前かと思いますが、こうした国民の感情についてどのような認識をお持ちですか。国民の怒りはまだ続きます。歳出のほぼすべては安定財源が必要な高級的支出ですが、そこには国際発行で財源を確保しながら、防衛費だけは安定財源として増税が必要であるという政府の説明では理屈が通らないからである。再度、総理に伺います。そもそも予算上の歳出は、そのすべてが個別に特定財源を有しているわけではないのに、防衛費増の財源に限って特定財源を確保しようとするのはなぜでしょうか。総理は、防衛力は将来にわたって維持強化していかなければならず、これを安定的に支えるために国際でというのは未来に対する責任として取り得ないと国会で答弁されていますが、他の歳出は維持強化する必要のない歳出ということですか。防衛費を特別出する明確な理由をお答えください。財源が足りないからといって税金や社会保険料を値上げして財源を確保するのであれば、そんなことは誰にでもできることです。今後、岸田政権は新たな施策を導入するたびに、増税や社会保険料増、あるいは借金増を行うという方針なのでしょうか。増え続ける社会保障関係費の抜本的な見直しを含めて、歳出全体の中で組換えを行うという選択肢をなぜ取らないのか、理由をお答えください。さらに国民は怒っています。防衛力強化のために今後年に4兆円の高級財源が必要とし、うち3兆円は税外収入などで高級財源を確保したものの、それでも足りない1兆円分は増税で対応せざるを得ないとの説明に納得できないからです。政府が確保したとする3兆円は本当に高級財源でしょうか。決算条約については、政府は直近10年間の年平均で1.4兆円の実質があるとして、財政法で認められた上限の0.7兆円を毎年の財源として積み上げていますが、これは高級財源ですか。お答えください。税外収入についてお伺いします。政府が確保した4.6兆円のうち3.1兆円は外貯め特価からの繰入金です。そのうち令和4年度、預上金の上振れ1.5兆円は、金利上昇や円安振興で外貨建て債券が上がったことによるものですが、これも高級的に見込めるとお考えですか。また、たまたま税外収入として4.6兆円が令和5年度に積み上がったからといって、令和9年度以降、それを5で割った毎年約0.9兆円が高級財源として確保できるとするのはあまりにいい加減ではないですか。併せて認識をお伺いいたします。今後発生する国有財産の売却益についてはすべて防衛力強化資金に繰り入れるから、高級財源となるということですか。お答えください。歳出改革についてお伺いします。単なる増抑制を歳出改革と言っているだけで、増えた質に見合う分の予算を削っているわけではなく、まやかしではないですか。歳出改革で令和5年度はまみずでいくら財源を確保したのですか。具体的にどの事業をいくら減らして高級財源を確保したのですか。令和5年度の歳出削減として計上している0.2兆円の根拠は何度聞いても理解できません。国民が理解できるようにわかりやすくご説明ください。しかも令和5年度で0.2兆円程度しか積み上がっていないのに、令和9年度以降は毎年1兆円を高級財源として計上していますが、現時点で具体策がないのに安定財源と言い切れるのはなぜですか。お答えください。総理結局決算常用金の活用も税外収入も歳出削減もどれも高級財源ではないじゃないですか。鈴木財務大臣は予算委員会で我が党議員の質問に対して防衛費、整備費以外には一切使えない防衛力強化資金そのものが高級財源であると理解不能な答弁を行いました。なぜ高級的に確保できる目処の立っていないワンショットの財源の積み上げである防衛力強化資金そのものが高級財源となるのか、総理。わかりやすくご説明ください。そもそも財源は岩盤規制をはじめとする規制改革などを行い経済成長による増収で確保すべきとの我が党の主張に対して総理は経済再生に取り組む中でその結果として見込み上に税収が伸びれば決算常用金にも反映され防衛力強化の財源として活用されることになると答弁されています。総理お気づきですか。政府がまず確保すると言っている3兆円も経済再生による税収増も現時点ではどちらもまだはっきりと見通せていないというのは同じではないですか。なぜ先に増税が来るのですか。はじめから財務省の税制措置を財源に組み込むという方針ありきで1兆円の増税が決められたのではないですか。見通せていない3兆円を財源として利用するのであれば残りの1兆円も経済成長による税収増を利用すればいいではないですか。そんなにご自身の描く成長戦略に自信がないのですか。認識をお伺いいたします。少し観点を変えて質問します。令和5年度の常用金等を今後数年間プールするために防衛力強化資金の設置が必要という考えは理解できます。また外貯特価の振興年度から繰り入れ、財頭特価からの繰り入れ、積立金や基金の不要分の骨子返上など現在の法律では実施できないことを実施できるようにする特措法として本法案が必要ということも理解できます。しかしわざわざ具体額を確定的に盛り込む必要はありません。例えば外貯特価について令和5年度の常用金見込みを1.2兆円と確定する必要はなく、例えば1.2兆円以上とすればもっと常用金が発生する見込みがたった場合、年度内に資金を繰り入れることが可能となります。百歩譲って本法案が予算と並行して審議されているのであれば、本法案に令和5年度予算に計上されている額に関する内容が含まれているのは理解できますが、すでに予算が成立しているタイミングで審議している本法案で額を確定する必要はありません。年度内に想定以上の繰り入れが可能と見込めるようになると、1兆円の増税が必要なくなるという議論になるのを避けるためではないですか、と勘ぐってしまうわけですが、すでに成立した令和5年度予算に計上している額をわざわざ本法案に盛り込むことの必要性につきお答えください。岸田政権下での予算は補正予算、予備費、基金といった例外的措置を大規模に乱発していて財政規律を失っていると言わざるを得ません。その中で歳出は無人像に増え続け、政策公開や優先順位が不明確なばらまきに使われています。総理、歳出削減を本気で進める気はあるのですか。人に負担を強いるのであれば、まずはそれを決める国会議員が自ら営利を正すことから始めるのは当然です。政治家が自らの身を切る改革ぐらいできずに、国民に痛みの伴う歳出削減なんてできるはずはありません。財源が必要になったら取りやすいところから取って、自分たちの身や気と気は守るという姿勢を日本維新の会は断じて容認できません。総理の見解をお伺いします。2012年11月、安倍元総理は2013年の通常国会までに衆議院定数を大幅に削減すると閣躍しました。しかしまだに実現されていません。復興特別所得税導入の際に行われた国会議員債費2割カットはわずか2年で終了しましたが、今回国民には復興特別所得税の期限延長を求めています。昨年の通常国会に結論を得ると、自民党が約束した、いわゆる旧分通費の首都公開や、残金返金についても先送りになったまま実現していません。総理は毎回各党各会派の間でご議論いただくべき事柄であり、議論が進むことを期待しますと他人事のような答弁を繰り返していますが、旧分通費にしても議員定数削減にしても与党自民党がやると確保すればすぐにでもできることです。特に分通費については、我が党が中心となって、既に議員立法で具体案を提示し、既に案がまとまって与野党協議会を行ってきている案件にもかかわらず、昨年の国会での与野党の約束を自民党が一方的に保護にしているものです。総理少なくとも分通費改革ぐらいは国会で決められることなんですから、今すぐにやりましょう。国民に負担を強いようとしている岸田総理が、岸田総裁として自民党に質疑すればいいだけなんです。再出削減というなら、まずは国会議員が覚悟を示しましょうよ。今まさに統一地方選挙の真っ只中です。総理、国民に向かって分通費の首都公開と残金返還について、今すぐ党に指示すると、この場でお約束してください。総理がこの場で約束できないということであれば、我々日本維新の会は岸田政権の基本方針に真っ向から対立し、旧分通費改革の問題を先送りにする岸田総理の姿勢に対し、与野党を超えて意見を同じくする政党、政治家と大きな塊を作り、あらゆる手段を講じて徹底的かつ無制限に休団し続けます。また今後の岸田政権のあらゆる政策について、財源と国民負担の観点から徹底的に追求してまいります。覚悟を持ってお答えください。この10年で消費税が2回も増税され、コロナ禍で国民は疲弊し、ようやく回復気象となっているこの段階での増税は、せっかくのムードに水をさす愚策です。国債の召還ルールの期間の見直し、外貯め特価に積み上がっている160兆円を超える外貸資産の活用、円安介入で外債を売って獲得した円の活用など、まだまだ財源として検討できるメニューはたくさんあります。日本維新の会は増税ありきの方針には最後まで反対をし、国民感覚に寄り添った政策提言を続けていくことをお約束して私の質問を終わります。御清聴どうもありがとうございました。

1:35:52

内閣総理大臣 岸田文夫君

1:36:03

井上英高議員の御質問にお答えいたします。国民負担率等についてお尋ねがありました。今般の防衛力強化は国民の命と暮らしを守るものであります。その財源については国民の負担をできるだけ抑えるべく、行財政改革を徹底した上で、それでも足りない財源について将来の世代に先送りすることなく、今を生きる我々の将来世代への責任として、税制措置での御協力をお願いしたいと考えています。御指摘の国民負担率については、少子高齢化に伴う社会保障給付の増大に伴って、そのための負担も増加し、給付と負担の両面において上昇傾向が続いていると承知をしています。このように国民に御負担いただいた税金や保険料は、年金、医療などの社会保障給付をはじめ、教育、防衛などの公的サービスという形で国民に還元されており、受益と負担を考慮することなく、江戸時代の年貢と同列に論ずることは不適当であると考えております。歳出と歳入の関係についてお尋ねがありました。令和5年度予算については、防衛費以外にも国民生活に必要な予算をしっかりと盛り込んでおります。その上で予算編成にあたっては、従来より骨太方針等に基づき財政規律の方針を定めつつ、真に必要な財政需要に対応するため、高級的な歳出を大規模に増加させる場合には、これに対応した安定的な財源を確保することで個別に対応してきており、防衛力強化のほか、例えばGX、社会保障の充実、国際観光政策についても、そのような考え方で対応してきたところであります。抜本的に強化される防衛力は、国民の命と暮らしを守るため、将来にわたって維持強化していかなければならず、この防衛力を安定的に支えるためには、令和9年度以降、毎年度4兆円のしっかりとした財源が必要です。その財源確保にあたっては、決して増税等ありきではなく、国民の負担をできるだけ抑えるべく、歳出改革等に取り組むことで必要な財源の約4分の3を確保することとし、それでも足りない約4分の1について、税制措置でのご協力をお願いしたいと考えています。また、その際にも、減価の課経や94%の法人にとって負担増とならないよう、十分な配慮をすることとしております。なおし、御指摘の歳出改革については、社会保障も含めて精益なく取り組んでおりますが、防衛力強化のための財源としての歳出改革については、防衛関係費が非社会保障関係費であることを踏まえ、社会保障関係費以外の経費を対象として、これまでの歳出改革を継続する中で財源を確保することとしております。防衛力強化のための財源についてお尋ねがありました。まず、決算常用金については、直近10年間の平均が1.4兆円程度であることを踏まえ、財政補助、公債または仮入金の償還財源に充てるべき2分の1を除く、残りの2分の1の0.7兆円程度を活用見込み額として見込んだものであり、過去の実績を踏まえた根拠やある見通しに基づくしっかりとした財源であると考えております。また、税外収入については、令和5年度予算において、外国為替資金特別会計からの追加の繰入金や国有財産の臨時の売却収入等により、現時点で見込める最大限の金額として4.6兆円を確保した上で、防衛力強化資金を通じて防衛力の整備に計画的安定的に当てていく方針としております。令和10年度以降についても、令和5年度予算において、令和9年度までの5年分に当てられる税外収入4.6兆円を確保したことも踏まえ、防衛力強化資金から平均0.9兆円程度の安定財源が確保されるよう、今後も引き続きさらなる税外収入の確保に努めてまいります。歳出改革については、令和5年度予算において、これまでの歳出改革の取組を実質的に継続する中で、2,100億円程度の防衛関係費の増額を確保しました。社会保障関係費以外の経費には、経費ごとに様々な増減があり、特定の分野の削減が防衛関係費の増額に当たっているというわけではありません。社会保障関係費以外全体について、骨太の方針に基づいて、歳出改革の取組を継続する中で、防衛関係費の増額を確保したところであります。令和6年度以降も、毎年度の予算編成における歳出改革を継続し、令和9年度時点において、令和4年度と比べて、1兆円強の安定財源を確保することとしております。経済成長による税収増等、財源確保法案の内容等についてお尋ねがありました。経済成長に伴う税収増を根差すべきとの御指摘については、常々経済あっての財政と申し上げているとおり、まずは経済を立て直すことが重要であり、その結果として見込み以上に税収が伸びれば、欠算常用金にも反映され、防衛力強化の財源として活用されることとなります。また、財源確保法案については、令和5年度予算関連法案として国会に提出したものであり、防衛力強化のための財源確保の一環として、特別改定法等では予定されていない特例的な対応であることから、令和5年度予算における特別改定からの繰り入れ等の税外収入の確保に係る規定を盛り込んでいるところであります。抜法的に強化される防衛力は、将来にわたって維持強化していかなければならず、これを安定的に支えるためには、しっかりとした財源が不確実です。そのため、先ほども申し上げたとおり、さらなる税外収入の確保や、歳出改革の徹底など、あらゆる工夫を最大限行った上で、それでもなお不足する財源については、将来世代に先送りすることなく、今を生きる我々の責任として、税制措置での御協力をお願いしたいと考えております。

1:44:15

全然あったじゃないですか。不安定大臣

1:44:29

身を切る改革、調査研究広報滞在費の使途公開についてお尋ねがありました。調査研究広報滞在費の使途公開等については、議員活動のあり方に関わる重要な課題であり、各党各会派において、御議論いただくべき事からであると考えておりますが、御党と一致確認した事項も踏まえ、国民の皆様から御理解いただける合意に至るよう、各党各会派における協議において、ぜひ本格的な議論が進むことを期待しております。いずれにせよ、防衛財源の確保にあたっては、行財政改革の努力を最大限行ってまいります。

1:45:39

次長が交代いたしました、稲津久史君。

1:45:52

公明党の稲津久史です。私は公明党を代表し、ただいま議題となりました、我が国の防衛力の抜本的な強化等のために、必要な財源の確保に関する特別措置法案につきまして、総理並びに財務大臣に質問いたします。我が国は今、戦後最も厳しく複雑な安全保障環境に直面しています。北朝鮮は勝っていない頻度でミサイル発射を続けており、その技術力も、現在のミサイル防衛能力では、対応が難しい偏側軌道のミサイルや核弾頭搭載の能力を保持するなど、日に日に向上しています。私の地元北海道においても、漁業や海運関係者をはじめ、地元住民はいつ頭上に落下するかもわからないミサイルに怯えながら暮らしているのが実態です。また、国連安全保障常任理事国でありながら、国際法を無視してウクライナを侵略したロシアによって、第二次世界大戦後、世界各国が協力して築き上げてきた国際秩序は危機に瀕しています。こうした周辺国も含めた同行に対し、現実の脅威から国民の命と平和な暮らしを守ることは政治の使命であり、そのために防衛力を強化し、抑止力を高めることは不可欠であると考えます。一方で防衛士増額のための財源確保にあたっては、物価高などの現状を考慮し、国民負担を最小限に抑えることも政治の大事な役割の一つであると考えます。以下、防衛力強化に向けた財源の確保について質問いたします。政府は昨年、国家安全保障戦略など安保関連3文書を取りまとめ、今年度からの5年間で約43兆円を確保するとの方針を発表されました。これまでの防衛費から比べると、この5年間の合計でおよそ17兆円を上乗せすることになります。非常に大きな増額であり、この予算を活用してどのように防衛力を強化していくのか、その効果や必要性を国民の皆様に理解し納得していただくことが重要です。そこで今回の防衛費増額について、総理が決断された背景、今後想定される脅威やその対応策などについて、具体的な事例を交えていただきながら、分かりやすい説明をお願いいたします。厳しい安全保障環境にどう備えるか、というのが今回の議論の出発点です。そのために必要な防衛費についても、NATOの対GDP費2%目標と同レベルにすべきといった、単純に総額ありきで決めるものではなく、今何が必要なのかをきちんと積み上げた上で、必要な防衛力の確保に取り組むことが重要であると考えます。そこで防衛費の増額分は一体何に使われるのか、具体的な扱い道をお示しください。財務大臣の答弁を求めます。その上で財源の確保にあたっては、国民負担をお願いする前に、歳出改革や税外収入の確保など、政府の努力が先に立つことが筋であります。政府として最大限に努力をして、これ以上はどうしても年出できない、という説明がなければ国民の理解は得られないと考えます。公明党としても、昨年の与党税制協議において、丁寧に議論すべきと主張し、税制措置については、2024年以降の適切な時期として、改めて議論を行うこととしたところであります。しかしながら、本法案によって、直ちに税負担が拡大すると、誤解をしている国民も少なくありません。本法案は税外収入から確保する4.6兆円程度の追加財源のうち、約1.5兆円を年出するために特別の措置を講ずるものであり、まさに政府の財源確保のための努力の一環であると認識しておりますが、総理から改めて、本法案によって増税が実行されるわけではない点、まずは政府として財源年収に最大限の努力を行うという点について、明言をいただきたいと思います。総理の答弁を求めます。本法案では、税外収入から集めた財源をプールし、複数年度にわたって計画的に支出するための防衛力強化資金を創設することとしています。この仕組みは財政の効率化や予算の単年度主義の弊害を是正することにつながるものと高く評価しますが、法文上では当分の間と期限があるように表現されています。高級的な制度ではなく、なぜ当分の間としたのか、その理由をお聞かせいただきたい。また、どの程度の期間を想定し、年間どのくらい繰り入れられると見込んでおられるのか、財務大臣の答弁を求めます。本法案にはもう一つの政府の努力である歳出改革、無駄削減については記述がありません。政府は毎年度0.2兆円程度、5年間で累計3兆円超を歳出改革で年出するとの方針としておりますが、これはどこで担保するのでしょうか。国民に明らかにしていただきたい。また歳出改革にあたっては、社会保障費をはじめとして、国民生活に不可欠な分野の予算が削られてしまうのではないか、との懸念の声が上がっています。公明党はそのようなことは断じてあってはならない、と強く主張しておりますが、歳出改革の方針について総理の答弁を求めます。関連して、昨年末に作成された国家安全保障戦略において、我が国の安全保障に係る総合的な国力の主な要素として、はじめに掲げられた外交力について伺います。ロシアによるウクライナ侵略のように、いかなる地域でも力による一方的な現状変更は決して許してはなりません。そのための取り組みとして重要なのは、我が国自身の防衛体制の強化に揺らずけられた外交努力です。安全保障は今、各国の主役が複雑に絡み合い、エネルギーや食料の危機を掃除させ、さらには気候変動、保健開発などといった地球規模の課題解決の遅れにもつながっています。加えて、我が国周辺の極めて厳しい安全保障環境に対応するためには、日米同盟の強化が極めて重要であるとともに、オーストラリアやインド、欧州、また韓国や東南アジア諸国、中東アフリカ諸国等とも連携交流を積極的に推進するなど、台湾による多国間協調が可能な環境づくりが大切であると考えます。こうした取組を着実に実施することによって、我が国を取り巻く安全保障環境の改善につなげ、日本のみならず、アジアやヒーテは世界の平和と繁栄を築いていくことができるのだと確信します。日本は、G7広島サミットの開催を間近に控え、G7議長国、アンポリの非常任理事国として、岸田総理がリーダーシップを最大限に発揮されることを期待をしていますが、このような国際環境の中で日本はいかなる外交を展開していくのか、日本の外交の重要性、具体的な取組について、総理の答弁を求めます。以上、本法案によって確保した財源を活用して、必要な防衛力の強化が果たされるとともに、世界の平和と国民の皆様が安心して生活を送ることができる社会の実現を念願して、私の質問を終わります。

1:55:12

内閣総理大臣岸田文夫君。

1:55:21

稲津久市議員のご質問にお答えいたします。防衛力強化の必要性についてお尋ねがありました。力による一方的な現状変更の試みの深刻化や、北朝鮮による度重なる弾道ミサイルの発射など、戦後最も厳しく複雑な安全保障環境に直面する中で、防衛力を抜本的に強化することを決断いたしました。この検討に際しては、国民の命を守り抜けるのか、極めて現実的なシミュレーションを行い、稼働率向上や武弾薬燃料の確保、スタンドオフ防衛能力の強化など、必要となる防衛力の内容を積み上げました。例えば、ミサイル攻撃に対しては、イージス艦やパック3に加えて警戒艦性レーダーや地対空誘導弾など、迎撃能力のさらなる能力向上に努めます。加えて、統合防空ミサイル防衛能力の下、ミサイル防衛システムと反撃能力を組み合わせて、ミサイル攻撃そのものを抑止してまいります。こうした取組により、抑止力、対処力を向上させ、武力攻撃そのものの可能性を低下させていく考えであります。財源確保法案の内容等についてお尋ねがありました。今回の防衛力強化のための財源確保法案は、令和5年度以降における防衛力の抜本的な強化等に要する費用の財源確保のための努力の一環として、特別会計からの繰り入れ等の税外収入の確保や、防衛力強化資金の創設などについて所要の法制上の措置を講ずるものであります。今回の法案には、議員ご指摘のとおり、税制措置について規定は盛り込まれておりません。税制措置については、昨年末に閣議決定した枠組みの下、その実施時期について、業財政改革を含めた財源調達の見通し、景気や賃上げの動向及びこれらに対する政府の対応を踏まえて、今後柔軟に判断していくことになります。財源確保に当たっては、政府として財源年出に最大限の努力を行うべきとのご指摘はそのとおりであり、国民のご負担をできるだけ抑えるべく、歳出改革、決算常用金の活用、税外収入の確保といった業財政改革の努力を最大限行ってまいります。歳出改革の方針についてお尋ねがありました。防衛力強化のための財源としての歳出改革については、社会保障関係費以外の経費を対象とし、骨太の方針に基づき、引き続き令和5年度以降歳出改革を継続し、令和9年度時点において、令和4年度と比べて1兆円強を確保することとしております。こうした方針に基づき、毎年度の予算編成において、政府両党を連携して歳出改革の徹底に努めてまいりますが、同時に現下の政策課題に対応し、国民生活を支えるために必要な予算額はしっかりと措置をしてまいります。日本外交の重要性及び具体的な取組についてお尋ねがありました。我が国の平和と繁栄、平凡の支配に基づく国際秩序の強化のため、まず優先されるべきは積極的な外交の展開です。現下の厳しく複雑な安全保障環境の下、首脳レベルを含め多層的多面的な外交を力強く展開してまいります。具体的には多くの国と信頼関係を築き、我が国の立場への理解と支持を集め、他国との共存共栄のための国際協力を実施してまいります。また、自由で開かれたインド太平洋の実現に向け、同盟国、同志国等との連携を一層強化してまいります。併せて、地球規模課題等での協力などを通じ、グローバルサウスとの関与を強化してまいりたいと考えております。残余の質問については、関係大臣から答弁をさせます。

2:00:22

財務大臣 鈴木俊一君

2:00:35

答弁の前に、趣旨説明に関する発言につきまして、一箇所訂正をさせていただきたいと思います。趣旨説明に関する発言の中で、国立病院機構は、令和5事業年度において、積立金のうち422億円を国庫に返納しなければならないと発言をいたしましたが、正しくは国庫に納付しなければならないということでありますので、訂正をさせていただきます。稲津久史議員から、防衛関係費の使途についてお尋ねがありました。新たに策定された防衛力整備計画の規模は、これまでの中期防衛力整備計画の規模を大きく上回るものでありますが、これは我が国の安全保障環境が一層厳しさを増す中で、1年以上にわたる議論を経て、必要な防衛力の内容を積み上げた結果として導き出されたものであります。その内容は、今後5年間に必要とされる防衛力の整備内容をパッケージとして積み上げたものであり、その増額分の内容のみを取り出してご説明することは困難でありますが、増額された防衛関係費は、装備品の稼働率向上や弾薬の確保、主要な防衛施設の強靱化、スタンドオフ防衛能力の強化、ミサイル防衛システムと反撃能力を組み合わせた統合防空ミサイル防衛能力の強化、宇宙サイバー電磁波等の新たな領域への対応といった内容を積み上げたものとなっております。次に防衛力強化資金の設置期間等についてお尋ねがありました。この防衛力強化資金については、政府としては強化された防衛力を安定的に維持していくために、必要である限りにおいてこれを設置したいと考えており、その設置期間について当分の間としたところです。これによって政府として設置期間の具体的な周期時期を想定しておりません。また、同資金への繰入額についてですが、今後の繰入額について現時点で具体的に見込めるものではありませんが、令和5年度予算において同資金に約4.3兆円を繰入れることとしております。政府としては防衛力の抜本的な強化を安定的に支えられるよう、今後とも引き続き税外収入の確保に努めてまいります。

2:03:38

斉藤アレックス君

2:03:54

国民民主党の斉藤アレックスです。私は会派を代表して、ただいま議題となりました防衛財源確保法2項について質問いたします。戦後最も厳しいと言われる我が国の安全保障環境を鑑みれば、平和を守るための徹底的な外交努力を前提とした上で、抑止力を強化し、そしていざという時に国民の生命財産を守るために、我が国独自の防衛力を強化することは必要です。また予算不足から自衛隊の既存の装備が運用できなかったり、自衛隊の施設が極めて老朽化していたりする問題を解消して、自衛隊の能力を回復するため、そして高度化する新たな脅威に対抗するための必要な装備調達や教育訓練のために防衛費の増額は必要であるとの立場に国民民主党は立っています。ただし増税を前提としてまで組んだ防衛予算の規模や使途が適切なのか、そして拡大した防衛予算を賄うために安定的に財源を確保することができるのかは、丁寧な政府からの説明と国会での慎重な議論がなければなりません。まず、いわゆる防衛増税についてはいつから行うのか、また令和6年度以降も防衛力強化資金への繰入れを続けなければ、相番その資金は枯渇することになりますが、追加の繰入れの財源の算段はあるのか、説明を求めます。財源として震災復興税を防衛費に回すという手法も、今ある調整システムを流用することで国民への説明責任から逃げようとする邪道ではないでしょうか。本来は金融所得の総合課税か、いわゆる所得1億円で逆に所得税率が下がる1億円の壁問題の解消や、多国籍企業への国際課税、デジタル課税の強化といった公平な課税システムへの改革を通じて財源を確保する方策を追求すべきと考えますが、総理の認識を伺います。国民民主党は抑止力の強化に資する反撃能力の獲得には賛成です。ただし、新しい安保三文書と防衛予算の増額による反撃能力の獲得が、日本の安全保障政策をどう変化させるのか、国民への丁寧な説明を行い、理解を得られるよう徹底的に努力することは、私活的に重要との立場であり、今の岸田政権には決定的にその努力が欠けていると言わざるを得ません。2014年の集団的自衛権の行使容念の閣議決定後、翌2015年の安保法制の質疑において、質問集団的自衛権と反撃能力の関係を問われた際、政府は現在我が国は敵基地攻撃能力を保持しておらず、個別的自衛権の行使、集団的自衛権の行使としても敵基地攻撃を想定していないという趣旨の答弁をされており、2017年には改めて当時の総理大臣が、いわゆる敵基地攻撃能力については、日米の役割分担の中で米国に依存しており、今後とも日米間の基本的な役割分担を変更することは考えていないという趣旨の答弁をしています。長射程のスタンドオフミサイルの取得で、実効的な敵基地への反撃能力を自衛隊が保持することになり、安保法制制定時には想定していない、考えていないと説明していた、集団的自衛権の行使による敵基地攻撃が可能となることは、戦後の安全保障政策の大きな転換点であるはずです。総理はそのことが国民に十分に理解されていると思いでしょうか。ご認識を伺います。具体的な例を使って、具体的な例を使って説明を求めたいと思います。例えば、日本が直接攻撃を受けていない段階で、米国に向けて飛翔する弾道ミサイルを発射した他国の基地や発射地点を自衛隊が攻撃する可能性はあるのか。また同様に、日本が直接攻撃を受けていない段階で、紛争地から逃げてきた法人を含む避難民を乗せた米国の艦船を防護するため、その艦船に攻撃を仕掛けてきた他国に自衛隊が反撃を加える可能性があるのか。どのような方法で反撃をするのかの回答は求めません。反撃をする可能性があるのかお答えください。いざ有事となれば、その要体には様々なケースがあるわけですから、政府自衛隊にとっては困難な判断の連続となるはずです。だからこそ、具体的な仮説を立てて自衛隊ができることを整理しておかないと、いざというときに行動に出られず、抑止力が有名無実だったということになりかねません。また国民への説明と国民理解が不十分なまま、重要影響事態や損利つき危機事態における自衛隊の作戦行動の範囲が国民の想定を超えた場合、事態のエスカレーションを招いたとして危険を犯して任務に当たった自衛隊が、言われのない批判を受ける危険性があると思いますが、総理の認識を伺います。このような事態を避けるためにも、本法案をはじめとした今国会での安全保障政策の審議においては、岸田総理と濱田防衛大臣をはじめ、内閣には改めて中身のある答弁を強く求めたいと思いますが、総理の意気込みを伺います。そして以上の議論に真正面から向き合えば、新しい安保三文書と自衛隊の能力の拡大によって、日米同盟の性質が大きく変化することは明らかです。それはすなわち、守るアメリカ、守られる日本という一方的な同盟関係のもとに受任してきた日米地位協定と、思いやり予算の負担のそれぞれについて見直す時期がやってきたことを意味するのではないでしょうか。沖縄をはじめとする中流米軍を抱える地域の負担軽減のためにも、日米地位協定に関して、また国民の税金が使われている思いやり予算に関して、日本の政治家として、それぞれ米国に見直しのための協議を求めるつもりはありませんか。総理、伺います。戦後日本に残された外交安全保障上の大きな課題を永遠の課題としないために、与野党を超えた取組を総理をはじめとする政府関係各位、そして本院議員の皆様にお願いして、私の質問を終わります。ご静聴ありがとうございました。

2:10:20

内閣総理大臣岸田文夫君。

2:10:29

齋藤アレックス議員のご質問にお答えいたします。税制措置の実施時期等についてお尋ねがありました。税制措置については、昨年末に閣議決定した枠組みの下、その実施時期について、行財政改革を含めた財源調達の見通し、景気や賃上げの動向及びこれらに対する政府の対応を踏まえ、今後柔軟に判断していくことになります。また、防衛力強化資金については、令和5年度予算において確保した防衛力強化のための税外収入4.6兆円をしっかり確保し、このうち1.2兆円を令和5年度予算の防衛関係費に充て、残り3.4兆円を資金に繰り入れ、令和9年度までの5年間の防衛力の整備に計画的安定的に充てていく方針としております。令和50年度以降についても、令和5年度予算において、令和9年度までの5年分に充てられる税外収入4.6兆円を確保したことも踏まえ、防衛力強化資金から年平均0.9兆円程度の安定財源が確保されるよう、引き続きさらなる税外収入の確保に努めてまいります。税制措置についてお尋ねがありました。税制について様々なご指摘をいただきましたが、防衛力の抜本的強化に必要な財源確保のうち、税制措置の内容については、与党税制調査会において幅広い税目について議論を行った結果、法人税、所得税、たばこ税という3税目による対応となったものであると承知をしております。復興特別所得税については、現貨の課税の負担増にならないよう、その税率を引き下げるとともに課税期間を延長することとしておりますが、その延長幅については、復興財源の総額を確実に確保するために必要な長さとしているところであり、復興事業に影響を及ぼすことはありません。こうした点について、国民の皆様に御理解いただけるよう、引き続き丁寧に説明を行ってまいります。また、より公平で中立的な課税の実現に向け、これまでも様々な見直しを行ってきており、令和5年度税制改正においては、1億円を超える所得の実態等も踏まえつつ、極めて高い水準の所得に対する負担の適正化措置を導入することとしており、また、国際課税の見直しについては、グローバルミニアム課税の導入を行うこととしております。そして、御指摘の金融所得の総合課税、課税課については、税制の中立性、簡素性、適正執行の確保などの観点から、総合課税ではなく、分離課税が導入されてきたことを踏まえれば、慎重な検討が必要であると考えております。存立危機自体における反撃能力の行使と国民の理解についてお尋ねがありました。存立危機自体は、我が国と密接な関係にある他国に対する武力攻撃が発生したからといって、無条件で認定されるものではなく、これにより我が国の存立が脅かされ、国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険がある場合に認定され、これを排除し、我が国の存立を全うし、国民を守るために他に適当な手段がなく、必要最小限の実力行使にとどまる場合において、自衛の措置として武力を行使することが容認されます。その上で、反撃能力は、我が国に対する武力攻撃の発生、または、我が国と密接な関係にある他国に対する武力攻撃が発生した場合など、武力行使の三要件を満たす場合に行使し得るものです。そして個別の事例について、いくつかご質問がありましたが、事態認定後の反撃能力の運用については、実際に生じた状況に即して弾道ミサイル等による攻撃を防ぐために、他に手段がなく、やむを得ない必要最小限の措置としていかなる措置をとるか、という観点から、これ個別具体的に判断するものであると考えております。いずれにせよ、反撃能力の行使を含む自衛隊の行動は、あくまで国民の命と暮らしを守り抜くためのものです。国民の皆様のご理解とご協力が得られるよう、引き続き政府としての考え方を可能な限り丁寧に説明をしてまいります。日米地位協定と同盟強靱化予算の見直しについてお尋ねがありました。日米地位協定については、これまでも米側と様々なやりとりを行いながら、治安に応じて効果的かつ機敏に対応できる最も適切な取組を通じ、一つ一つ具体的な問題に対応してきております。また、同盟強靱化予算については、日米両政府の合意に基づいて適切に分担されていると考えております。現時点で、現行の特別協定期間終了以降の経費負担のあり方について、予断することは差し控えさせていただきますが、今後とも日本側の適切な負担のあり方について、不断に検討してまいります。

2:16:54

田村貴昭君

2:17:06

日本共産党の田村貴昭です。私は日本共産党を代表し、軍閣財源確保法案について質問します。本法案は、岸田政権が昨年閣議決定した安保三文書に基づき、今後5年間で総額43兆円もの大軍閣を押し進めるための新たな基金、防衛力強化資金を創設するものです。憲法の平和主義と財政民主主義を踏みにじる違憲立法に他なりません。まずは、はじめに大軍閣の規模と根拠についてです。43兆円の流れを作ったのは、昨年11月の総議の指示でした。防衛省が48兆円、財務省が30兆円台半ばを主張するもとで、2027年度に防衛費とそれを補完する取組でGDP2%に達する額とするよう、両大臣に指示したとされています。政府は補完する取組として、研究開発、公共インフラ整備、サイバー安全保障、国際協力の4分野を推進するとしていますが、5年間で何をどこまでやるのか、検討を進めるための仕組みもまだ決まっていません。にもかかわらず、どうして2%と指示できるのですか。総理が否定していた数字ありきの決着そのものではありませんか。2%への引上げは、アメリカが同盟国に繰り返し要求してきたものです。エマニュエル駐日大使は、3文章大歓迎し、その理由を裏付けとなる予算をつけたからだと、公言しています。結局、アメリカの軍閣要求に応えることが、2%の根拠ということではありませんか。米国製兵器の購入額は激増しています。2023年度のFMS、対外優勝軍事演技は1兆4768億円で、前年度の4倍という破格の伸びになっています。5年間のFMSの総額は一体いくらになるのですか。必要な防衛力を積み上げたというのならば、総額と根拠を示すべきではありませんか。米国製の長距離巡航ミサイル、トマホークを400発購入すると言いますが、既に在日米軍は大量のトマホークを保有しています。どれだけ配備すれば十分だというのですか。もともと長距離ミサイルの配備を主張していたのはアメリカです。アメリカの世界戦略と軍事産業の儲けのために、日本の予算でミサイルを買わせる、これがことの真相なのではありませんか。計画断念に追い込まれたイージスアシアは、今や巨大なイージスシステム搭載艦に変貌し、アシア以上の金食い虫になっています。システム全体の改修に相当なコストと期間がかかるとして、配備を断念しながら従来以上にコストが膨らんでいることを国民にどう説明するのですか。FMSは契約価格、利口期限は見積もり、支払いは前払い、いつでも契約解除できるというアメリカ政府に極めて有利な契約方式です。2020年の参議院本会議の決算、警告棘でFMS調達の改善を求めたにもかかわらず、未納入、未生産の問題は今も解消されていないではありませんか。横斑振る舞いはFMSだけではありません。自衛隊施設の強靭化と称して、全国283地区で核攻撃にも耐えられる司令部の地下化などを進めようとしています。総理、核攻撃によって全てが破壊し尽くされた後に、地下で生き残った司令部が一体何を守るというのですか。あの地獄を二度と繰り返さないための外交こそ、総理がやるべきことではありませんか。次に、軍核財源の確保策についてです。今回創設する防衛力強化資金は、国立病院機構の積立金422億円、地域医療機構推進機構J工との積立金324億円等、不要見込みとして国庫に返納させて繰り入れるとしています。しかしJ工は積立金の額に残余があるときは、年金特別会計に納付することが法律に明記されています。年金財源を軍核に流用するなど許されるはずがありません。マクロ経済スライドが発動され、物価高騰の中、年金の給付額がめびりしている中で、これをどう国民に説明するのですか。中小企業向けのゼロゼロ融資の基金の残金2千億円も繰り入れるとしていますが、コロナ融資の返済が始まり、苦境にあえぐ中小企業への支援にこそ当てるべきではありませんか。5年間で3兆円以上の歳出削減を行うとしていますが、具体的に何を削るのですか。中身も示せず、総額だけは規制実家するなど、到底許されません。東日本大震災に対応するための復興特別所得税の軍閣財源への転用には、予算委員会でも批判の声が相次ぎました。被災者国民を愚弄するものであり、撤回すべきです。また、5年間で3兆5千億円の決算常用金を軍閣財源に充てるとしていますが、これまで補正予算の財源としてきたものです。災害支援や学校の修繕費など、緊急に対応が必要となる予算の財源をどうやって確保するのですか。さらに、決算常用金の増額で9千億円の財源を見込んでいますが、これは多額の予備費の計上を前提としたものではありませんか。巨額の予備費を積み上げ、国会の審議権を奪った上、軍閣財源に回すなど、財政民主主義の蹂躙も、はなはなしいと言わなければなりません。そして岸田政権は、戦後初めて軍閣財源のために建設公債4343億円を発行することを決めました。財政法第4条は、公債の発行を原則禁止しています。これは、かつて大量の公債を発行し、歯止めなき軍備増強で侵略戦争を遂行し、国の財政と国民生活を破綻させた数苦の経験に基づくものです。軍閣財源のための公債発行は、歴史の教訓に真っ向から反するものではありませんか。以上、総理の見解を求め、質問とします。

2:23:54

内閣総理大臣岸田文雄君。

2:24:06

田村貴昭議員にお答えいたします。防衛費の規模についてお尋ねがありました。NATOをはじめ各国は、安全保障環境を維持するために、経済力に応じた総合の防衛費を支出する姿勢を示しており、我が国としても国際社会の中で、安全保障環境の変化を踏まえた防衛力の強化を図る上で、GDP費で見ることは指標として一定の意味があると考えております。その上で、防衛力の抜本的強化に当たっては、その内容の積み上げと合わせて、それらを補完する取組として、海上保安能力やPKOに関する経費のほか、研究開発、公共インフラ整備など、総合的な防衛体制を強化するための経費を積み上げました。こうした積み上げの結果として、2027年度において、防衛力の抜本的強化とそれを補完する取組を合わせて、そのための予算水準が、現在のGDPの2%に達するよう、商用の措置を講ずることとしたものであり、GDP費2%ありきという御指摘は当たりません。また、今般の決定は、国民の命や暮らしを守り抜くために、我が国自身の判断として行ったものであり、アメリカの文革容器に応えたという指摘も当たりません。FMSの総額、トマフォークの取得数、及び米国からの装備品の調達について、お尋ねがありました。防衛力の抜本的強化に際しては、国民の命を守り抜けるか、極めて現実的なシミュレーションを行い、必要となる防衛力の内容を積み上げました。どのような機能を持った装備品が必要であるかについては、この過程で当然積み上げを行っていますが、米国から調達するか、国産で調達するか、確定していないものもあります。このため、各年度の予算編成過程で、その規模をお示ししてまいります。また、トマフォークを含むスタンドオフミサイルについても、シミュレーション過程で必要な数量を導き出しており、米軍が保有するミサイルの数量に左右されるといったものではなく、また、米国の世界戦略と軍事産業の儲けのために取得するものでもありません。イージスシステム搭載艦のコストについてお尋ねがありました。まず、イージスアシュアの配備プロセスにおいては、反省すべき点も多かったと認識しております。一方で、ロフテッド機動で打ち上げられた弾道ミサイルや、同時複数の発射などに対応するための高い迎撃能力を持つイージスシステム搭載艦は非常に有用な装備品です。イージスシステム搭載艦の整備に当たっては、契約済みのイージスアシュアのレーダー等を利活用するとともに、可能な限り合理化を徹底して経費を抑制してまいります。FMS調達、自衛隊施設の強靱化及び外交努力についてお尋ねがありました。FMSの未納入未生産については、2019年度以降、利好状況を把握する体制の強化などを行ってきた結果、近年は未納入額が減少するなどの成果も出ていると承知をしております。引き続き改善に向け取り組んでまいります。また、自衛隊施設の強靱化については、司令部の地下化等により、軽戦能力を高めることが重要です。こうした取組により、自衛隊の抑止力対処力を向上させることで、武力攻撃そのものの可能性を低下させることができると考えております。その上で、国民の命や暮らしを守り抜くために、まず優先されるべきは積極的な外交の展開です。首脳レーベルを含め、多層的、多面的な外交を展開してまいります。防衛力強化のための財源についてお尋ねがありました。地域医療機能推進機構の積立金の国庫への納付については、新型コロナ対応を行う中で、一般財源を原資として措置をした病床確保料に係る収益のみを対象とするものであることから、年金特別会計ではなく、一般会計に納付することとしたものであります。また、ゼロゼロ融資については、足元の資金需要等を踏まえて、昨年9月末に申請受付を終了したこと等を受け、当該融資のための基金から扶養見込み分0.2兆円を国庫納付することとしたものですが、他方でコロナ借り替え保証の運用を開始するなど、引き続き中小企業の資金繰りには万全を期しているところであります。そして歳出改革については、令和5年度予算において、これまでの歳出改革の取組を実質的に継続する中で、2,100億円程度の防衛関係費の増額を確保いたしました。社会保障関係費以外の経費には、経費ごとに様々な増減があり、特定の分野の削減が防衛関係費の増額に当たっているというわけではありません。社会保障関係費以外全体について、骨太方針に基づき、歳出改革の取組を継続する中で、防衛関係費の増額を確保したところであります。令和6年度以降も、毎年度の予算編成における歳出改革を継続し、令和9年度時点において、令和4年度と比べて、1兆円強の安定財源を確保することとしております。最後に、復興特別所得税については、減価の課金の負担増とならないように、その税率を引き下げるとともに、課税期間を延長することとしておりますが、その延長幅については、復興財源の総額を確実に確保するために必要な長さとしているところであり、復興事業に影響を及ぼすことはなく、復興特別所得税を防衛目的で転用したとのご指摘は当たらないと考えております。こうした政府の方針については、被災者の方々を含め、国民の皆様にご理解いただけるよう、引き続き丁寧に説明をしてまいります。防衛力強化のための決算常用金の活用等についてお尋ねがありました。決算常用金が補正予算の財源として活用された事例があることは事実ですが、これは制度的に決められているものではなく、今後予算編成後のその時々の事情に応じて、仮に補正予算を編成すべき必要性が生じた場合には、その財源についてもその時々の税収見込みや歳出扶養の見込み等を踏まえて、機動的な対応をとることになります。また予備費については、新型コロナや物価高騰といった直面する危機に対して、臨機応変かつ機動的な対応を行うため、適切に予算計上し、仕様を判断してきたものであり、防衛財源を確保するために意図的に多額の予備費の予算計上を前提としているとの指摘は当たりません。その上で予備費を含めた歳出に扶養が生じることが見込まれる場合には、税収等の動向も見極めながら、特例交済法の規定に基づき、特例交済の発行額の抑制に努めることとしており、歳出扶養と決算常用金の金額が対応するわけではありません。令和5年度予算から防衛関係費の一部を建設交済の発行対象経費として整理したことについては、防衛力の抜本的強化を俯瞰する取組として、防衛省と海上保安庁との連携や公共インフラ等が明確に位置づけられた中で、安全保障に係る経費全体の整合性を図るために実施したものであり、建設交済を防衛関係費の増額のための財源としているものではありません。したがって、軍閣財源のための交済発行との指摘は当たりません。

2:33:45

これにて質疑は終了いたしました。本日はこれにて散会いたします。ご視聴ありがとうございました

0:00

-0:00