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参議院 農林水産委員会

2024年04月02日(火)

0h4m

【公式サイト】

https://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/detail.php?sid=7847

【発言者】

滝波宏文(農林水産委員長)

坂本哲志(農林水産大臣)

1:05

農林水産委員会ただいまから農林水産委員会を開会いたします。委員の異動についてご報告いたします。昨日までに松山雅治君が委員を辞任され、その補欠として藤木真弥君が占任されました。理事の補欠占任についてお諮りいたします。委員の異動に伴い、現在、理事が1名決意となっておりますので、その補欠占任を行いたいと存じます。

1:31

理事の占任につきましては、先例により、委員長の指名にご一人願いたいと存じますが、ご異議ございませんか。ご異議ないと認めます。それでは、理事に山本恵介君を指名いたします。特定農産加工業経営改善臨時措置法の一部を改正する法律案を議題といたします。政府から出説明を聴取いたします。

1:52

坂本農水大臣

1:55

特定農産加工業経営改善臨時措置法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。

2:08

本法は、農産加工品等の輸入に係る事情の著しい変化に対処して、金融及び税制上の支援措置を講ずることにより、特定農産加工業の経営の改善を促進するため、有効期限を限った臨時措置法として平成元年に制定されたものであります。

2:31

これまで本法の活用により、特定農産加工業者の経営の改善に一定の成果を挙げてきたところでありますが、今後も関税引下げが予定されている品目がある中、

2:44

国産農産物の重要な販路である農産加工業の受続的な発展が地域農業の健全な発展にも必要であること等を踏まえると、引き続き、特定農産加工業者の経営の改善に取り組んでいく必要があります。

3:02

また、近年の国際情勢の変化等を受け、農産加工品の輸入原材料である小麦及び大豆の価格水準が高騰していること等を踏まえ、農産加工業者の原材料の調達の安定化を図っていく必要があります。

3:21

このような状況を踏まえ、特定農産加工業者の経営の改善を図るための支援措置を引き続き講ずるとともに、原材料の調達の安定化を図るための支援措置を新たに講ずるため、この法律案を提出した次第であります。次に、この法律案の主要な内容につきまして、御説明申し上げます。

3:45

第1に、本法の有効期限を5年間延長し、令和11年6月30日とすることとしております。

3:55

第2に、小麦、大豆等の世界的規模の受給逼迫による価格高騰などの輸入に係る事情の著しい変化がある農産物を指定し、指定された農産物、またはこれを使用して生産された農産加工品を原材料として使用する農産加工業であって、その輸入に係る事情の著しい変化により、相当数の事業者の事業活動に支障を生じ、

4:23

またはその恐れがある者を原材料の調達の安定化を図るための支援措置の対象に追加することとしております。

4:32

第3に、第2の対象となる特定農産加工業者等は、調達先としての農産物の生産地の変更や、代替原材料の使用、原材料の効率的な使用、新商品または新技術の研究開発、または利用、原材料の補完等の原材料の調達の安定化を図るための措置に関する計画を作成し、

5:00

森水産大臣の承認を受けることができることとし、承認を受けた計画に従って、原材料の調達の安定化を図るための措置を行う場合に、日本政策金融広報による長期かつ定理の有志等の支援措置を受けることができることとしております。

5:20

これらの措置を講ずることに伴い、法律名を「特定農産加工業経営改善等臨時措置法」に改めるとともに、その他の規定について所要の整備を行うこととしております。以上がこの法律案の提案理由及び主要な内容であります。何卒慎重に御審議の上、速やかに御可決いただきますようお願い申し上げます。

5:49

以上で質説名の聴取は終わりました。法案に対する審議は後日に譲ることとし、本日はこれにて散会いたします。ありがとうございます。

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